表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
グッド・ジョブ媚薬 1部  作者: 渡夢太郎
56/118

理恵

「森さん、リプトンホテル1021号室は

DUN製薬販売の年契ホテルでした」

「よし、やるか。今何処だい」

「六本木で食事をしています」

「久々にグローリーへ行こうか?」

「分かりました」

亮は電話を切ると紀子に向って頭を下げた。


「ごめん9時にお別れです」

「はい、分かりました」

紀子は素直に答えた。

「ありがとういいヒントもらいました」


「よかった役に立って」

「でも,さらさらしていいですね。その髪」

「何を言っているんですか。

亮さんが開発した。シャンプーですよ。

特別にて雨宮さんが使ってくれました」


「そうか、そうだった」

亮は自分の作ったシャンプーが改めていい物だと

気づいた。


「そうそう、亮。雨宮さんと出来ているでしょ」

「あはは」

亮が笑ってごまかすと紀子が真剣な顔で話をした。

「私分かったの、何か繋がっている物がある感じ、

女同士の友情かな?それとも家族?」


「今から何処へ行くの?」

紀子は亮の行き先が気になった。

「クラブです」

「亮っておじさんの方ね。私帰ります。

これから忙しくなるので、

週に一回決まった日に会いましょう」

紀子は急に態度を変えた。


「待ってください」

「赤坂のTV局の収録が木曜日ですから、

その日会いましょうね」

紀子は亮が困っている様子を

気にせず勝手に話を決めた。


「ええっ勝手に決められると困るんだけど」

「いいえ、行きます。お疲れさまでした」

紀子は勝手に決めて手を振って帰った。


「まいったな」

「今の娘は?」

後ろから森が突然声をかけた。

「金子紀子です。めぐみの情報をくれた女性です」

「ほお、また女が増えたわけか。うらやましいなあ」

「・・・・・」

亮は返事のしようが無かった。


森と亮がグローリーへ入ると、

初美と真知子笑顔で迎えた

「いらっしゃい」

初美が言うと亮はそっけない

態度をとって理恵の事を聞いた。


「すみません、理恵ちゃんは?」

亮が聞くと初美は前回冷たい態度を

取られたので怒ったような顔で言った。


「辞めたわ」

「そうか・・・」

「彼とわかれてまじめに勉強するそうよ」

「あなたと連絡取りたがっていたわよ。

1日おきに電話あるのよ」

ママの真知子が言った。


「ママ、電話番号教えていいですよ。

連絡くれればよかったのに」

「本当、わかったわ」

すると店の電話が鳴った。

「来てるわよ」

真知子が答えた。


「亮さん、理恵ちゃん今から来るって

どうしても話があるらしいわ」

「亮、刺されるぞ」

森が笑うと理恵がやって来た。


「亮、会いたかったよ」

「うん、カウンターに行こうか」

「やだ、外へ行こう。話しがある」

「ママ僕は帰ります。森さん済みません」

理恵の真剣な顔に気づき一緒に店を出た。


「ホント、あいつの周りは事件だらけだ」

残されは森は亮の不思議な魅力が徐々に解かってきた。


亮と理恵は駅近くのショットバーに入った。

「久し振りですね。理恵さん」

「あのう、私彼と別れましたから」

「はい」

亮は何も聞くことなく答えた。


「それとこれが医者の診断書、何の病気もないから。

ずっと待っていたんだよ。

毎日毎日、お店のドアが開くの」

「ごめんね、忙しくて」

「彼と別れたら付き合ってくれるって言ったよね。

抱いてくれるって言ったよね。約束だからね」

理恵は泣き出した。


「うん、理恵ちゃんごめんなさい。

あなたを傷つけました」

亮は肩を抱きながら理恵の耳元で囁き

理恵の目の化粧が落ち、次第に少女になっていた。


「じゃあ、抱いて・・・」

「今はちょっと・・・」

「パパがいなくなって、家の中が寂しくて・・・・」

「ええ」

亮は再び罪悪感でいっぱいになった。

「ねえ、パパの事だけど・・・」

亮が話しかけると理恵はそれを止めるように言った。


「それより、パパとママの離婚の原因の

半分はママがホストに狂ったことなの」

「ええっホスト?」

「歌舞伎町のクラブルイの徹、一度行ったことがあるわ」

「不良がそのままホストになった感じ?」

亮は徹と聞いて理恵に聞いた。


「そうよ。知っているの?」

「あはは、まさか」

「写真があるわ」

理恵は写メールを見せた。


その写真を見て亮は驚きを隠せなかった。

その徹という男は数年前亮が付き合っていた女性

秋山良子を抱いた男だった。


「ママ今日もクラブに行っているはず」

「ママのホスト狂いを止めさせるのは簡単だけど・・・」

「ママと関係持つのは、嫌よ絶対いや」

「徹には僕も個人的にあるんです」


亮は確認のために美也子に電話した。

「クラブルイの徹って言うホスト知っていますか?」

「どうして知っているの?徹と付き合っていたのよ」

「あの、3千万円貢いだホストって?」

「そう、徹」


「今は?」

「実は時々お金の件で電話があるの」

「それで?」

「もちろん、断っているわ」

「ひょっとしたら・・・・」

「どうしたの?」


「ちょっと知り合いのお母さんが徹にはまっていて」

「懲らしめてやって」

「了解」

亮はそう言って美也子の電話を切った。

「徹か参ったな」

独り言を言ってスマートフォンを

切った亮は理恵の横になっている

ベッドに乗った。


「お母さん。最近なんか変な行動していない?」

「そう言えば、体にあざを作っていた事があったわ。

聞いたらテニスで転んだって言っていた」


「ええっ、ひょっとしたらDV?薬?」

亮は美也子の事も心配になってきた。

「ホストクラブは何時からですか?」


「8時からだけど徹が出勤するのは11時過ぎよ。

 お客が水商売や風俗だから」

「すると、お母さんは?」

「時間まで新宿のホテルHのラウンジで飲んでいるはずよ」

「OK、じゃあ今からお母さんと会ってみます」

亮は時計を見た。


「私は?」

「帰ってください」

「いや」

「駄目です。お母さんを説得するんですから」

「まさか、エッチはしないでしょ」

「もちろん」

亮は優しい目で理恵を見た。


「じゃあ、帰る。お母さんの事よろしくね」

「了解です」

「今日は嬉しかった。今度いつ会える?」

「来週」

亮はとりあえず言ってしまった。


「うん、うれしい」

亮と理恵は六本木から新宿駅へ向かい

新宿で二人は別れ、亮はHホテルのラウンジへ向った

新宿を歩く亮の異常なフェロモンで擦違う女は振り返り、

外人の女性は声をかけてきた。


ラウンジには、理恵の母杏子ともう一人の

女性が飲んでいるのを見つけ

亮は二人に近づいた。

「こんばんは、内村さんですよね」

「はい?」

杏子は初めて亮を見たので首をかしげた。


「松平亮です。以前テニスで、理恵さんも一緒に」

「ごめんなさい、憶えていないわ」

杏子はそっけなく返事をした。


「そうですか、一緒にお酒でもと思ったんですけど」

「でも」

杏子が躊躇していると杏子のと友達が言った。

「いいじゃないの、理恵ちゃんの知り合いなら

時間もまだだしホストよりいい男じゃない」

友達の栄子が杏子の耳元で囁いた。


亮はフェロモンで二人は感じている事を確信し

ホストのよりも優しく、知的な話をした。

杏子は自分の話を始めた。

「私バツイチなの」

「そうなんですか、寂しいですね」

「そう、そのせいでホスト通い」


「お金かかるでしょう」

「そうね。財産を食いつぶしているわ」

杏子はセクシーな目で亮を見た。

そこに杏子へ理恵から電話が掛かってきた。


「ママ何時に帰るの?」

「朝の8時ごろに帰るわ。ねえ松平さんって覚えている」

「憶えているわ。結構カッコイイ人でしょ。テニスのうまい」

「そうなの?私憶えていないの」

「ママボケた?あはは」

杏子は亮にスマートフォンを渡した。


「こんばんは、お久しぶりです」

亮は理恵と親しげに話しをした。

電話の向うの理恵はきつく言った


「ママに手を出したらただじゃ済まないからね」

「はい」

亮が電話を切ると杏子が頭を下げた。

「ごめんなさい、娘は松平さんを覚えていたわ」

「よかった。ナンパと間違われたら困りますからね」

「うふふ、すみません」

「歌舞伎町に移動して飲み直しませんか?」

亮は杏子と栄子を誘った


「ええ」

歌舞伎町のダイニングに入ると

亮はわざと栄子と多く話をした。

「栄子さんと気が会いそうね」

プライドの高い杏子が亮に嫉妬を含めて言った。


「済みません。素人なものですから

会話のバランスが悪かったですね」

亮は素直に謝ると杏子は機嫌よく返事をした。

「そんな事無いわ」

「内村さんなにか歌舞伎町は凄く

素敵なホストがいるそうですね」


「そうかしら?」

杏子は自分が特定のホスト目当てで歌舞伎町に

遊びに来る姿を見せるのがだんだん恥ずかしくなっていた


時間が経つに連れて亮たちの飲んでいたその店は

ホストクラブの開店待ちの女性であふれてきた。

そこへ、水商売風の女性が亮に近づいてきた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ