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グッド・ジョブ媚薬 1部  作者: 渡夢太郎
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作戦会議

「ここ、高いんですね」

葉子が値札を見て智子に言った。

「そうよ。ここは昔からセレブ御用達のブランドなのよ」

「亮、今日はお客さんか」

千沙子が聞いてきた。


「はい、彼女たちにドレスを選んでください」

「わかった、支払いは?」

「僕が払います」

「さすが高級マンションを買った男は違うね」

「茶化さないでください」


「とりあえず卸価格で売掛にしてあげるからね」

千沙子は亮の売掛金など伝票操作で何とでもなるが

生真面目な亮に払わせるつもりだった。


「ところで姉さんシンディの方は決定で良いんですね」

亮はまだ心配だった。

「うん、お父さんOKしているから大丈夫よ、

契約書ももうすぐ出来上がるわ」

「でもどうして急にスタジオDの

宣伝なんかする事になったの?」


亮は今までお得意様だけで売り上げが立っていたのに

お金をかけてまで広告を打つ事が信じられなかった。

「うん、亮も日本に帰って来た事だし

姉弟で会社を盛り立てて行けって」


「そうか、お父さんも中々やりますね」

亮は尊敬する父親の判断に感謝した。

「それで亮、香水はできてるの?」

「まだです。すみません」


「ファッションショーまでに発表できるかしら」

「努力します」

「頑張ってよ」

「はい」


しばらくして、三人が持ってきた洋服を計算し

千沙子が亮に合計金額を見せた。

「あっ、52万円!」

亮は振り返ってみんなの顔を

見ると満足そうな顔をしていた。


「まあ、いいか・・・」

亮はみんなの喜ぶ顔を見て嬉しかった。

「亮、みんな美人でスタイルが

良いからうちの洋服が似合うわ」

千沙子が三人を見て満足そうにニコニコと笑った。


「ええ、素敵です」

「亮、彼女達とどういう関係なの?」

「あはは、彼女たちは秘密諜報部員です」

「馬鹿なこと言って」

千沙子が聞くと亮は千沙子の前で笑うだけだった。


亮たちがスタジオDを出ると亮は

みんなに聞いた。

「何食べましょうか?」

「焼肉がいい。明日の為に」

葉子がぴょんぴょんと飛び跳ねた。


「うちの店は支払いはいらないからね」

千沙子が言った言葉を思い出した。

「あそこか」

亮が嫌な顔をした。


「森さん焼肉屋行きます」

亮が森に連絡をした。

「どうしたの?」

直子が亮に聞くと亮は店の前で立ち止まった。


「うちの店なんです」

「嫌そうな顔をしたけど・・・」

直子が不思議に思って聞くと

「昔、ある女性と行った事があるんです」


「もしかしたら、例の振られた女性?」

「ええ」

「可愛い、亮」

直子は声を出して笑った。


~~~~~

森が合流して五人は銀座の

焼肉屋銀遊亭の個室に入った

「いよいよ明日ですね」

亮は麻薬が出てくると言う

パーティに潜入する事に

興奮を覚えていた。


「うん、俺は外で待機何かあったら

俺が命かけてみんなを守ります」

「カッコイイ、森さん」

ノリのいい葉子が森の腕に抱きついた。


「智子さん直子さん葉子さん明日ヤマト美容室の

予約入れておきますから、セットしてきてください、

みなさんのシャンプーも用意しておきました」


「ああ、裕子さんに会えるわね」

智子が言うと亮は一瞬戸惑った。

「はい」

亮はカバンからカプセルの入った瓶を取り出した。


「忘れないように、みんなにも渡しておきます。

いつもより強力なフェロモンを出しますから

男は直ぐ集まってきます」

「わあすごい」

葉子は感動してカプセルを受け取った。


「僕は今から行くところが有りますから

森さん食べ放題ですから好きなだけ食べて行ってください」

「そうか、じゃあ明日」

 森は食べ放題と聞いて肉を注文した。


~~~~~

亮は銀游亭の前で絵里子と待ち合わせをして

クラブ蝶に向かった。

「美也子さんどうですか?」


「ええ、美也子さん落ち着いて仕事しているわ、

ありがとう。それに、あれ以来お客さんが増えて

美也子さんの指名もすごいのよ」


「良かった」

「これからもよろしくね」


クラブ蝶に入ると従業員が絵里子に挨拶をした。

「おはようございます。ママ」

「團さん、いらっしゃいませ」

美也子は蝶に久々に来る亮を見て喜んでいた。


「こんばんは」

亮が席に座ると絵里子と美也子が脇に座った。

「美也子さん今確認とってきました。

大丈夫ですシンディは来ますよ」

「うん、私の方もエージェントにメール送ったから

明日返事来ると思うわ、転送するね。それともうち来る?」

「転送お願いします」

亮は自分の仕事が忙しいので転送を頼んだ。


「あら、そう言っても。美也子さんも

亮とはビジネスパートナーなんじゃ」

絵里子は二人が関係あるのを知っている

素振りを露わにしていた。

「ええ。でも私亮に助けてもらっているばかりで、

亮にまだ何もして上げられない」

「美也子ちゃん、これからよ」

絵里子は美也子に優しい言葉で言った。


亮は美也子のやっている仕事の進捗情報と明日

みんなでパーティに参加する事を伝えた。

「危険じゃないの?」


「ホテルでのパーティなので大丈夫だと思います」

「そうね、何かあったら連絡して」

絵里子は心配していた。

「わかりました」


翌日、銀座の美容院を出た三人と亮はお台場に向かい

グランドホテル着くと森はロビーをウロウロしていた。

「森さん」

葉子は森を見つけて飛びついた。


「パーティは8時からだったよな」

「はい、それまで食事をしましょう」

亮は森をホテルのレインボーブリッジの

見えるレストランに誘い

シャンペンを注文をした。


「とりあえず乾杯しましょう」

シャンペンを見た森は慌てて亮に聞いた。

「おいおい、ドンペリってホストクラブで

20万円くらいするんだろう」


「あはは、それはホストクラブの値段ですよ。

実際の値段は普通のワインとそんなに

変わりませんよ。森さん」

亮は森の慌てぶりがおかしかった。


「なんだそうなのか、じゃあホストクラブに

客はボラれている訳か」

「まあ、サービス料込ですから何とも言えませんが」

「なるほど・・・」

森は腕を組んでうなずいた。

亮は食事を注文しフランスワインを注文した。


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