美也子
「クラブ華のママを紹介されました」
「すごい、あそこも銀座で1位2位を争う高級クラブです」
吉井がおどろいて声を上げた、
亮が何者かわからなくなっていた。
「クラブ華の順子ママは銀座でかなり力を
持っている人なんですよ」
美也子が戻ってきた亮に嬉しそうに言った。
「松平君。吉井さんがすごく喜んでいるよ。ありがとう」
今井が小声で話した。
「でも課長、この手で美容院の
営業をしたら潰れますけどね」
「そうだな。吉井さんに頑張って貰わないと、あはは」
「課長、吉井さんの隣にいる、
千佳さんこの店のNo2だそうですよ」
亮が言うと今井が周りを見渡した。
「ほう、ところでナンバーワンは?」
「ああ、それは」
その時美也子が亮の腕をつねった
「さあ、ママに聞いて見ます」
「僕は美也子さんがNo1だと思うよ」
今井は美也子の肩を抱いて言った。
「ありがとうございます」
美也子は今井に礼を言うと美也子は小声で言った。
「松平さんどうする?アフター」
「あまり高くない所でお願いします」
「そうね。じゃあ私の部屋」
亮は露骨な誘いに驚いた。
「マジですか?」
「ええ」
「いいですよ。その代わり夜食は僕が作ります」
新橋で待ち合わせした二人は
タクシーに乗って麻布へ向った。
コンビによって買い物をする
二人の姿はまるで恋人同士で
買い物を終えると二人は腕を
組んで美也子のマンションに入った
「この食材どうするの?」
「まずこの鮭むすびをのりを巻かないで焼きます。
それをどんぶりに入れてダシ汁をかけます。
「なるほど、いい臭い」
「きゅうりとキャベツを塩もみ残りのキャベツはゆでて
温野菜サラダ海老をのせて、サウザンかけて・・・」
「おいしそう」
「後はワイン、赤が良いな」
「お茶漬けとワイン?合わないわよ」
「いや、合います」
テーブルに並べて食事の
準備ができると椅子に座った。
二人はワインで乾杯をすると
美也子がお茶づけを食べた。
「本当、このお茶漬けおいしい、
この出し汁コンソメね」
「はい」
「塩もみにはパルサミコが入っていって、
うん美味しい」
食事を終えて亮は窓ベランダに向いて言った。
「静かで良いところですね。ここ」
「この街は外国人が多いの」
「そうですね」
「私、将来プロモーターやりたかったのだから
外国の雰囲気が常に味わえるように」
「そうなんですか。てっきり
店をやりたいのかと思っていました」
美也子は首を振って亮に抱きついた。
「美也子さん、何処か悪いんですか」
「ちょっと、体がだるいかな。肩も凝っているし。
でもまだ28歳よ。この世界では年だけど」
「美也子さん、自分を押さえていますよね」
「ええ、寂しくて。ストレス溜まっている」
「大丈夫ですか?」
「大きな声で叫びたい、本音を言いたいなあ」
「お付き合いしている人は?」
亮の質問に美也子は返事をしなかった。
「そうか、ちょっとマッサージしましょうか?
これでも理学療法士の資格持っています」
「うれしいでもまって、シャワーを浴びてくる」
白いバスローブを羽織ってメイクを
落とした美也子は、幼く優しい感じがし
美也子の体は手入れが行き届いていて、
スタイル、つや申し分なかった
「うつ伏せになってください」
「はい」
亮は美也子の全身を触れマッサージをした。
「骨盤ずれていますね、首も凝っています」
そう言って亮は美也子の首と肩にを
触った。すると美也子の張りが取れ、
体がリラックスしてきた。
「楽になってきたわ」
亮はポキポキと音を立てて背骨のずれを
直し美也子の下半身のストレッチをして
骨盤の調整をした、
それからやさしく美也子の体をなでた。
「きもちいい。お願い抱いて」
うつろな目で美也子は言った
「どうしようかな」
亮は初めて会ったばかりの
人と関係を持つのをはばかった。
「私の事嫌い?」
「いいえ、そんな事はありません。
ただ絵里子ママのお店の女の人と
関係持つのは・・・」
「じゃあ、シャワーで汗を流して来たらどう」
亮がシャワーから出ると、テーブルの上に
男の物の下着が置いてあった。
「ありがとうございます。時々男の人来るんですか?」
「そう思うでしょう。あなたが初めてよ。
引越し屋さん以外は入った事ないわ」
「どうして、男物の下着が?」
「ふふふ、お客さんへのプレゼントの残り物よ。
下着はまだ要らないわね。うふふ」
裸の亮はたくましく、胸から肩にかけて美しい筋肉を
見ると美也子は立っていられなかった。
「もう駄目」
美也子は亮の腕を引きベッドに横たわり
亮の手を引いた。亮は拒み切れず
美也子に覆いかぶさり長いキスをした。
「あなたすごくキス上手ね、アメリカ仕込みかしら」
目を閉じたまま美也子は言った。
「ねえ。もっとすごい秘穴ってないの?」
「ありますよ」
そう言うと亮は秘部を念入りに刺激し豆返しをした
「あああ、いい・・・」
美也子は弓の様に全身をのけぞり10秒ほど息が
止まると白目をむき出全身が軽い痙攣を起こした。
その後の反応は首を激しく振り、今までのしとやかな
美也子と別人のように大きな声を断続的にあげ、
その状態が何度も何度も続いた、
そして美也子は今までで一番大きな声を上げて
痙攣を起こし気を失った。
目を覚ました美也子は、涙で枕をぬらした。
「どうしたんですか?」
「ううん、恥ずかしくて」
美也子は裸のままでクローゼットへ
行ってスーツを2着持ってきた。
「ホストに買ってあげたスーツが有るの、
アルマーニとBOSSあげる」
「いいんですか?」
「ええ、もうホストは要らない」
美也子は無邪気に笑った。
「これ会社に着ていけるかな。高級すぎる」
「それと時計、これも上げる」
「これは無理ですよ。PIAGETじゃないですか」
「もし、お金にしたいならうちの店で買い取らせます」
「そうか、これ美宝堂で買ったんだ」
「じゃあ、買い戻しますから」
「いいの?」
「ええ、美也子さん、お金は大切にしましょう。
きっちり持ってきますから、あなたの夢を叶えましょう」
「ええ。ちょっとだけ頼っていいかな」
「僕でよければ」
美也子は亮を見て目を離さなかった。
「どうかしましたか?」
「かっこいいなあと思って」
「そうだ、ファッションショーやりませんか。
今度のマテリアのオープニングに」
「えっ、本当?」
「美也子さんがそのモデルのプロモートをやるんですよ。
ヤマトさんには僕から話をしておきます」
「吉井さんに?」
「いいえ、社長のジュディに」
「でも、私モデル事務所なんて知らないわ」
「だいじょうぶですよ。海外の有名モデルはエージェントへ
直接メールを送って、返事を貰えば良いでしょう。
美也子さん、英語の方は」
「銀座のホステスなめないで、英語で接客できるのよ」
「そうですよね。失礼しました」
「モデル料は高いですけど、銀座に有るブランドとタイアップして、
美宝堂から宝石を借りて、
翌日有料ファッションショーを開くんです」




