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グッド・ジョブ媚薬 1部  作者: 渡夢太郎
12/118

作戦

「わかります、智子さんの体なら手放したくないでしょう」

「それで、どうするの?」

「まず、女子大生の娘に接触して・・・」

「だめよ。娘に手を出すのは可愛そうよ、

内村の悪行を会社にばらすのはどうかしら」


「ええ、とにかく自主的に辞めて貰う様にしないと、

ところで奥さん幾つですか?」

「44歳よ。だめよ、だめよ。手を出すのは」

亮の魅力なら内村の妻を落として自由に

出来るだろうと慌てて手を振った。


「分かりました」

「奥さんなかなかの美人よ、1度写真を見たことがあるの」

「智子さん、内村さんはかなり遊んでいるようですけど

金を渡した事ありますか?」


「無いわ。でもあの男羽振りが良かったわ」

「相当収入がいいんですか?」

「そうね、五島商事の人事部長だから年収1500万円以上だし

経費はかなり使えそうじゃない」


「でも人事部長じゃあまり経費が使えないように気がする。

家庭があるのにずいぶん楽しんできますね」

亮は内村和行の素行が異常事に何か

裏があるのではないかと疑っていた。

「言い難いけど性癖は見ての通りよ。

いつもミニスカートにティバックパンティ、

露○出プレイよ」


「僕も好きですよ。ミニスカは。ははは」

智子は亮が喜んでいるのを見て笑った。

「そう、うれしいわ」

「そうなると他の餌食なった女性は別な事に使っている

可能性がありますね。例えば他の男に紹介するとか」

亮は内村の行動を想像すると智子が納得をした。


「そうか・・・」

「きっと智子さんは好みなので他の男に

抱かせたくなかったのでしょうね」

亮は内村が智子に対して本気で

思いを寄せていたと思っていた。


「ええ、離婚するから結婚してくれと言われたことがあったわ。

でも信じていなかったし私は内村を好きじゃなかった」

「大事な青春の時をもったいないですね、

素敵な彼が見つかったかもしれないのに」

亮は智子の戻らない4年間を気の毒に思った。


「そうね、素敵な恋をしたい」

「きっとそうなります。大原さんならきっと

素敵な男性が見つかります」

「ううん、あなたのような男性は無理かも」

すっかり亮に惚れてしまった。智子は亮の手を握った。


「あの、今度僕にも見せてください・・・・ミニ」

重々しい雰囲気になったので亮は話しを切り替えた。

「うふふ。良いわよ、亮の為に会社の中でも

制服のスカート短くしてあげる」

「それは伝説のドラマ ショムニか・・・・」

亮はAVのようなシーンを想像して赤面した。


「今日今から会ってほしい人がいます」

「だれ?」

「力になってくれる女性です」

亮は内村の秘密を暴くために

絵里子の力が必要だと確信した。


「えっ、私を女性に会わせるの?」

「これを解決するのに彼女の力がどうしても

必要なのが分かりました。出かけましょう」

「分かった。急いで支度をするわ」

支度を終えた亮と智子が銀座に向かった。


銀座4丁目の裏通りにある場所にあるケーキ店

ル・フルールの奥の席にセレブ風の女性が座っていた。

ル・フルールは行列のできる店でTV取材を多く受ける

人気の店だった。


「おはようございます。絵里子さん」

亮は絢香と手を繋いだ絵里子に声をかけた。

「はじめまして、黒崎絵里子と絢香です」

体中から色気を発している美女を見て息をのんだ。


「はじめまして、松平君の会社の同僚の大原智子です」

二人が挨拶を終えると亮は智子に絵里子が銀座のクラブ蝶のママ

である話をした。

幼くてかわいい絢香は亮になついて

時々亮の膝の上に乗ってケーキを食べていた。


「亮、その頭素敵よ。若々しくてカッコイイ」

絵里子が頭をなでていた。

「ありがとうございます。昨日

美容専門学校に行ったらカットされました」

「メガネも外しなさいよ。

どうせ度がついていないんだから」


絵里子に言われ亮はメガネを外すと

周りにいた女性が亮を

チラ見し始めた。


「外に行列が出来ているようですが

よく入れましたね」

智子は絵里子が一番奥の特等席に座っていたのが

不思議だった。

「うふふ、そうね」

絵里子は亮の方を見て笑った。


「実は絵里子さんにお願いがあって・・・」

「何でも言って、あなたの頼みは何でも聞くわ」」

亮は智子と内村の話を説明した。


「それは許せないわね。女を馬鹿にしている」

男性にサービスをしてお金を稼いでる絵里子にとって

女の体をタダで弄んでいる内村が許せなかった。


「で、私は何をしたらいいの?」

「内村と言う男は無類の女好きで、

気に入った女が片端から

声をかけるらしいんです」

「そうなの?今どき珍しい肉食系ね」

絵里子は智子の顔を見つめた。


「はい、家でかなりのストレスがあると聞いています」

「だからと言ってはけ口を

他の女にぶつけるのは見当違いね」

「はい、その通りです」

「それで私はどうすればいいの?」

亮は絵里子に聞かれて粗方の説明をし

作戦の説明が一段落すると絵里子が智子に言った。


「昨日の亮はどうでした」

「は、はい」

いきなり昨夜の話をしてくる絵里子に

智子は目いっぱい虚勢をはって笑った。

「私・・・もう松平さんとは・・・」

智子は絵里子の冷静な態度が怖かった。


「智子さん、亮の事が好き?」

「はい・・・」

智子はうつむいたままで返事をした。

「もし亮と別れろと言われたら別れられる?」

絵里子がいきなり智子に辛辣な質問をした。


「えっ!い、嫌です」

「そうよね。私も嫌よ。

たくさんの優秀な男性を見てきた私が

惚れる素敵な男性なんだもの」

「はい、私も」

「素直ね。仲良くしましょう」

絵里子は笑って智子に握手を求めた。


「あのう、絢香ちゃんて・・・」

絢香と楽しそうに遊んでいる亮を見て不思議になった。

「亮の子って思っている?」

「いいえ」

日本に帰って来たばかりの亮に

子供が居るとは思ってもいなかった。


「ううふ」

「私、絵里子さんにもっときつい事

言われると思っていました」

「亮は発展途上の男だから、

誰も亮を独占してはいけないと思うの

私も、あなたも」


「はい・・・」

「亮はきっと大物になるわよ」

「私もそう思います」

智子は亮の実績と昨日のプレゼンを見て

営業マンの資質があるのがわかっていた。


「それじゃあ、松平君はやめましょうね。

みんな彼を『りょう』と呼んでいるわ」

「はい、そうします。私も『さとこ』って呼んでください」

智子はそう言うと急に

亮と親しくなったような気がした。


そこに箱に入ったケーキが置かれた。

「お母さんにお土産に持って

行ってください。おとといのお詫びに」

「ありがとう」

智子は普段でも食べたくても

食べられないル・フルールのケーキを家への

お土産にくれた亮の気遣いに感激した。


~~~~~~

智子が外泊したので先に帰ると絵里子が小声で聞いた。

「おとといのお詫びって何?」

「智子さんが同僚にホテルに連れ込まれそうになってそれを

妨害して代わりに僕が智子さんの家に送り届けた訳です」


「じゃあ、亮のせいじゃないでしょう」

「ええ、彼女全く記憶がなくて・・・」

「亮が悪者に・・・」

「はい」

「全くお人よしなんだから・・・」

「あはは」

亮は笑ってごまかした。


亮と絵里子は智子と別れ夕食の

材料を買って勝どきの部屋に帰った。

「今日は僕が料理を作ります、

絢香の好きなオムライス」


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