一、新陛下即位
自分の足音が天井の高い即位の間に響く。ここに入ったのも2回目となり、父上が退位してからは初めて入った。
重々しい雰囲気とともに今のこの国の現状とは似合わない豪華な飾りが付いた椅子が置かれている。
この豪華な飾りを被害に合った国民への資金にしたいものだが我が国は2600年の間、皇位継承を続け、治めてきたとなれば、昔からの伝統を守らねばとはなる。
2つ段を登り、正面に立った。`即位の礼´専属の四宮家の当主が1,5メートルほどの大剣を包んだ袋をもって、こちらへ歩いてくる。
聞いたところに寄れば、あの包みの中に本当に剣があるかは誰も知らないらしい。
そしてその当主は一礼をし、私に剣を渡してくる。
その剣は両手で然りと持った。
この重みは剣の重さと歴史の重さを感じさせるほどの重たさだった。
あの忌まわしき戦争のせいで国民の3分の1を失った辛さは大きい。ここで私は決断した。また国民の自由と平和の世界を願い、また父上の失敗から学び、あの敵を潰すのではなく、あのような惨事が起こらぬようにしていくことを決意した。
そして、当主は一歩下がり、一礼をし、戻っていった。
私はその剣を横の台座に置いた。
即位の礼及び神剣の継承の儀が終わった。
私は自分の部屋に戻るために即位の間を出た。
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