表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

✧ 詩 ✧    きみのせかい

夢の中で笑ってるあなたはあなたじゃない


抱かれたいか抱かれたくないかなんて

一度も考えたことないよ


その本を読みたいか読みたくないかなんて

表紙を開いた瞬間、分かるでしょう?

それと同じだから


好きな人と同じ夢を見たい

その人と同じ夢を見たいかどうか

それがすべてなの


夢は夢でしかない

それは知ってる

わたしの夢の中で笑ってるあなたはあなたじゃないことも

わたしの夢の中であなたに抱かれてるわたしはわたしじゃないことも


夢のことを幻想と呼ぶ人もいるし

もしかしたらただの妄想かもしれないし

あこがれや理想なのかもって思うこともあるし

新しくて素敵な思想だったりするのかもしれないし

なつかしい匂いから生まれる何度目かの空想かもしれない


でも、どれも同じ

夢も幻想も妄想も理想も素敵な思想も空想も全部同じなの

どれも現実とは違うから

現実じゃないものに事実や真実なんて何一つ無いから


でもね

あなたがあなたの夢の中でわたしを抱いている夢をわたしも見てみたいって思うの

おかしいかな?

あなたはあなたの夢の中でどうやってわたしを抱くんだろう

わたしはあなたの夢の中でどんな言葉をささやくんだろう


わたしは

わたしの夢じゃなくて

あなたの夢を見てみたい

あなたが見る夢と同じ夢を


あなたの目に映る現実は

あなたの見ている夢を見れば分かるはず

そうでしょう?








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ