表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

死んだはずの男

 あの後本部襲撃はメディアが大々的に取り上げ世間は話題騒然となった。佐野は兄弟分の田村を連れて東神会系列の組に荒瀬の行方を聞いて回ったがこれといった情報はえられなかった。深くため息をついて新宿のビル街を歩いている。


 「うちにもガサが入って面倒でしたよ」

 田村が愚痴をこぼす。警察はあの後系列の組に片っ端からガサに入っていた。


 「糞警官め、にしても誰なんだカチコンだの 会長を殺すとは相当な手練れだな」


 「福田組そんな強い奴いましたかな?」


 「殺し屋を雇った可能性もある 直接本人から訊くしかねぇだろ」


 その時佐野の携帯が鳴った。

 「はいっ… ホンマですか!?」


 電話の相手は東神会系日本狂騒会の組員で本部の監視カメラの映像を入手したという。 2人はすぐに狂騒会の事務所へ向かった。 


 事務所のパソコンで映像を再生する。そこには坊主の大男が組員を滅多斬りにする様子が映っていた。


 「誰ですか?こいつ」

 佐野が訪ねる。

 「山王会の会長だよ 三船義郎」

 「へぇ」

 田村が興味深そうに相槌をうつ。

 「福田組系か?」

 「いや、まったく関係ない所 90年代に組入りしてヤクザカタギ関係なく1000人以上殺した伝説の持ち主」

 「でも三船は10年前の抗争で死んだはずなんだよ」


 「んじゃこいつは幽霊か?」


 「んなアホな」


 組員はパソコンを閉じて片付ける。


 

 その夜日本狂騒会の事務所が襲撃を受けた。組員は全滅。駆けつけた佐野と田村が三船と対峙する。

 「やってくれますな〜三船さんよ」

 佐野が3発撃つと三船はドスですべて弾く。

 「嘘だろ!?」

 佐野と田村が驚愕する。田村が机の後ろに滑り込んで背後から三船を撃つがドスで弾かれ跳弾で佐野の脚をかする。

 「いってぇ!」


 「こりゃかなわん!逃げよう!」


 「逃げる!?ヤクザの辞書に逃げるなんて言葉が……あるなぁ」

 佐野はシャッーと逃げ出して田村はズッコける。

 階段を降りる2人。


 「どうゆう反射神経してんのあいつ!?」


 「相当訓練を受けてるっ」


 「まったくもうやんなっちゃうわよ!」


 事務所を抜けて車に乗り込む。すると三船が事務所の窓を割って前に降りてきた。


 「はよエンジンかけろや!」


 田村がエンジンをかけライトをつける。


 「轢き殺せ!!」


 「はいやあぁぁぁ!!」


 アクセス全開で三船を跳ね飛ばした。バゴンッとデカい音が鳴る。


 「よっしゃー!さすがに死んだやろ」


 「どうかな?」


 後ろを見ると倒れた三船がすくっと起き上がる。まったく無傷だった。


 「ううウッソだぁ」


 すかさず田村が窓を上げ三船の頭を撃った。見事命中。


 「おほほやったぁっ!」

 佐野と田村がガッツポーズ。が…三船は倒れなかった。三船の頭を見ると撃たれた部分から機械の配線が見えていた。


 「おい見ろ田村 ありゃ人間じゃねぇぞ」


 「俺夢でも見てんのかな」


 三船は頭を触って穴が空いてるのを確認すると懐からマシンガンを取り出し撃ってきた。


 「あららららら!」


 車を発進させ逃げ出すが当たってしまい車が炎上。


 「やべっ!」 

 田村が車から飛び降りるが佐野はハンドルを握り三船に突進。


 「くたばりゃ〜!」


 寸前で佐野も飛び降り、車は三船に激突して大爆発。


 「よぉ」


 「倒したな」


 佐野と田村は一息つく。今の爆発で周りに野次馬が集まってきた。


 しかしそれも束の間、炎の中で三船が立ち上がった。周りのカタギが騒ぎ出す。


 「嘘やろ?」


 「えっなんで」


 「ターミネーターじゃ!!」


 佐野と田村もびっくり。


 「おいおい…嘘やろ」


 起き上がった三船は肉が焼け落ちて機械の身体が丸見えだった。目は青く光っており、身体は銀の骨格、内部には配線やら作者にはロボットの知識が無いから分からんがなんかごちゃごちゃしたマシンが入っている。


 野次馬が一斉に逃げ出す。


 三船はゆっくり歩き出し2人に向かってくる。


 2人は驚愕して声にならない声を出す。


 三船は一気に接近して佐野に右ストレート、田村に左脚蹴りを食らわす。


 「どぉっ!」


 「ぐえぇ」


 2人は数メートル吹っ飛ぶ。


 三船は空手の構えで立っている。佐野が起き上がって三船の胸を撃つが避けられてしまい背中に付いたジェット噴射で急接近し、佐野に膝蹴りを食らわす。


 田村が隙を見てさっき爆発した時に車の外に吹き飛んだ長ドスを見つけ、三船に向かって投げた。投げたドスは三船の背中に刺さった。すると三船は近くにいた逃げ遅れていたカタギを持ち上げて身体を真っ二つに引き千切って田村に向かって投げた。



 「おぼふっ!」


ちょうど上半身の内部に田村は顔を突っ込んでしまった。


「くさ〜!!」


 血と内臓の匂いで最悪だった。


 三船は田村に向かってジェット噴射で近づくが急に動きを止める。


 「ん?」


 佐野が起き上がって見ると三船の身体が震えておりドスが刺さった場所が燃え出していた。次第に全身から煙を吹き出し爆散した。


 「はぁ…倒したのか?」


 田村が死体をどかして聞いてきた。



「多分 どうなってんのこれ」


第2章完








 



 

 

 

 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ