2/3
返信
何となく書く気になれたので書きました。
風呂から上がり、リビングにあるソファーに腰を下ろす。体がゆっくりと海の底に沈むような感触が全体を包み込む。
ソファーに置いていたスマートフォンの手に取り、LINEを確認するが返信はきていない。トーク履歴の中から「akemi」の名前を探して開く。
「大丈夫?」
「最近、全然学校こないじゃん」
「どうしたの?何かあったら話聞くから、返信待ってる」
「何もないよ。大丈夫、心配しないで」
トークはそこで終わっていた。
髪を乾かし忘れたのは、きっと熱に浮かされたせいだ。鉛のような体をズルズルと壁に這わせながら、洗面所に向かう。
髪を乾かしているが一向に乾かない、腰上まで伸びていて、乾かすまでに時間が掛かってしまう。億劫だ。
数十分掛けて乾かした髪は、キューティクルの欠片もなく、枝毛だらけだ。
やってられないよ。本当。
リビングに戻り、スマートフォンを手に取る。
嫌だな、休みたくないな。あと何回これを繰り返すんだろう。
通知音が鳴った。
「あけみ。今日も休むね。ごめん」
まだ続きます。