表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鍛治師?多分そのはずですよ?  作者: 羽柴飴李
8/13

第七話

今頃リューくん達はボス戦でしょうか?先程来てくださった時は意気揚々と出ていかれましたけど心配ですね。結局昨日おまけしておいた1万リラは押し付けられてしまいましたし。ボス戦が終わったらシャオルさんを広場に連れてきてくれるそうなのでメールが来たら広場に向かわなくてはなりません。ですが大分かかるそうなのでそのうちに短刀を打ってしまいましょうか?毒はどうやって使いましょうか?出来上がった短刀を毒につけておくべきですか?それとも毒を混ぜながら打つべきでしょうか?……決めました。打つ途中で毒を混ぜ込みながらやりましょう!


まず始めにドルトニスを鉢で砕いてすり潰しましょう。ペースト状になったらそこに毒草を混ぜます。追加で毒草の中でもジエル草という致死性の毒を持つものを入れます。次に水で液状にして毒の準備は完成です。あとはこの液体を試験管何本分か取っておきましょう。これ、モンスターやプレイヤーにかけたら一撃でキルできますよ。


……結構やばめな効果の短刀が出来てしまいました。私が作ったのですから使わないという選択肢はないのですが。


☆5 鋼の短刀(黄泉丸)

斬ったものをポーションが効かない毒状態にする。確率で即死付与。

所持者:セロム

武器スキル:【毒蜘蛛】【即死】

特効:【AGI上昇】【STR上昇】


試しに草原に行ってみましょうか。森の方には攻略組がいますから今回は街の近くの方が良いですよね。ステータスポイントも振ってから行きましょう。


個体名:セロム(Lv.15)

種族:小人族

性別:女性

HP:230

MP:210


STR:10〈+10〉

DEX:70〈+5〉

AGI:70〈+10〉

VIT:10〈+5〉

INT:10

装備

【山吹ノつなぎ】

【黒羽ノ服】

【革製のブーツ】

【夢幻剣】

【黄泉丸】

空きスロット2

スキル:【鑑定Lv.4】【分析Lv.5】【火属性魔法Lv.2】【熱操作Lv.2】【鍛治Lv.10】【夜の蝶Lv.3】【蜃気楼Lv.2】【調合Lv.9】【錬金Lv.6】【木工Lv.5】【細工Lv.6】【裁縫Lv.4】【毒蜘蛛Lv.1】【即死Lv.1】


大分スキルが増えましたね。タンクトップの上になんかポンチョみたいなの着たいです。これから装備を作ることになると思うので裁縫スキルとかは大分上がるはずです。


あら?メールが来ています。リューくんからですね。噴水広場に来て欲しいとのことですか。草原に行く暇がなくなってしまいました。ここから噴水広場まではそこまで距離がないのですぐに行けそうです。ツムギに店番を任せて一応鍵もかけて行きましょう。


噴水広場が見えてくると一際目立った集団がいました。真ん中にいるのはリューくんではないでしょうか?一人だと言っていたはずなのですけど私の記憶違いでしょうか?


結局来ていたのはシャオルさんとクラウンさんとヒグラシさんという方でした。シャオルさんは厳ついというか雄々しい顔立ちなのに女性らしい口調の方でした。本人曰く「心は女性」だそうなので女性として扱うことにしました。クラウンさんは先日聞いていたように【竜の王】のリーダーで真面目な方でした。出来る男っていう感じが前面に溢れています。ヒグラシさんは関西弁の可愛らしい方でした。リューくん曰く似非関西弁女らしいですけど女性はもっと大切に扱わなければなりませんよ?


「セロム、良いか?」

「……はい、構いません」

「本当か!?」

「ですが、私の情報を漏らさないことが条件です。あと私に紹介する時はドラグに先に合わせて下さい」


そこまで喜ばなくても良いと思うのですが。リューくんたちも呆れて棒立ちされていますよ?そういえばボス討伐はどうなったのでしょうか?


「ボスはどうでしたか?」

「ギリギリだけど倒せたっすよ!デスペナ受けなくて済んだのはここにいるやつらだけっすけどね」

「そうなんですか、第2の街には行かれたのですか?」

「まだだ。クラウンのところの奴らが行って情報収集してる」

「第2の街に素材集めがてら行ってみたいですね」

「そうゆうてもセロムさんは生産職やろ?」

「ヒグラシ、気にしちゃ駄目っす」

「えー?そう言われると気になるなぁ」


クラウンさんの武器は片手剣、ヒグラシさんは日本刀、シャオルさんは大斧だそうですよ。次のボス戦までには間に合わせて欲しいそうですが少なくてもリアルでの時間で一週間はあるそうですのでゆっくりやろうと思います。ですのでとりあえず第2の街に行くことが最優先事項ですね。すると、いきなりアナウンスが流れました。


『第2の街に到達人数が基準を満たしたため、今日深夜0時から6時間メンテナンスを行います。』


「あー、イベントがあるからっすね」

「イベントですか?」

「セロムはツイッター見てないから知んないのか……。明後日からイベントがあるんだよな、詳細はまだ知らされてないけど」

「そんなものがあるのですか……。私は戦えないので関係はなさそうですが」


リューくん、その嘘つけっていう顔はやめなさい。ベルルダちゃん達もですよ。でもサバイバル系のイベントでしたら新しい素材とかが見つかるかもしれませんね。トーナメント形式でしたら観戦に徹底するつもりですがね?本当ですよ?


皆さん防具もイベント後で大丈夫だそうです。なのでポーションだけ作っておきましょうか。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ