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鍛治師?多分そのはずですよ?  作者: 羽柴飴李
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第十一話

ヒナタちゃんとヒカゲくんが降りたのをみて、私とベルルダちゃんも後に続きます。谷は真っ暗で何も見えません。


「セロムさん、平気ですか?」

「はい、高いところは好きなので。でもこう暗くてはモンスターもよく見えないのではないですか?」

「魔力が完全に回復したら火魔法か光魔法を使いますから」


ポーションを飲みながらベルルダちゃんは答えます。辺りを照らす程度の火魔法なら私も使えるのですけど。MPの消費もそこまでじゃありませんし。


「私も辺りを照らす程度の火魔法ならば使えますけれど」

「セロムさんは火魔法を取っているのですね。ーーならばお任せしても良いですか?」

「はい、勿論」

「でもそれならドラグ達は今暗闇にいるのでしょうか?」

「……かもしれません」


そろそろ地上が見えてきました。魔法を発動しておきましょうか?リューくん達がどこにいるのか分かりませんから。


「火の精霊サラマンダーよ、我が魔力に火の加護を与えよ!大いなる火の力で闇を照らせ!」


火の球を5個程出しましたから少しは見える様になりましたね。あれは……リューくん達ですね。


「ドラグくん!平気ですか?」

「セロムか……!多分ボスだぞ!ヒナタが噛まれた」


ヒナタちゃんを見るとリフくんの後ろでHPポーションを飲んでいます。噛まれたということは狼とかでしょうか?


「グルルゥゥ……」

「来ましたね!」


獣の唸り声が聞こえて背後を振り向くとそこにいたのは狼ではなくライオンの下半身とワシの上半身と羽を持つグリフォンでした。


「避けろ!!」


リューくんの声で咄嗟に上に飛ぶとグリフォンが突進してきていました。グリフォンの背中の上に着地してとりあえず羽を使えなくしてみます。羽ですから燃えますかね?


「火の精霊サラマンダーよ、我が魔力に火の加護を与えよ!大いなる火の力で敵を燃やせ!」


これだけじゃ流石に無理ですよね……、凄く怒っています。


「【熱操作】」


とりあえず火の温度を最大まで上げてみました。もちろん危ないので火属性魔法を使った途端にグリフォンの背中からは降りましたよ?うん、成功ですね!ちゃんと溶けています。


「相変わらず規格外だな!? セラムは!」

「気にしちゃダメですよ、ドラグ」

「飛べないならなんとかなるかもっす!」


とりあえずこのグリフォンをなんとかしましょうか。でもグリフォンは魔法を使えないのでしょうか?


「グルルゥゥ……、グルゥ!!」

「下がってくださいっす!」


グリフォンの口から吐き出される風の咆哮をリフくんが受け止めます。ただ流石フィールドボス、そんなに生易しい攻撃はしてきません。


「っぐ!!」

「リフ!耐えてくださいね?一か八かです!大地の精霊ノームよ、我が魔力に大地の加護を与えよ!大いなる大地の力で我らを守れ」


リフくんの前に土壁を出現させて風を防ぎます。リフくんの盾はかなり耐久値が減っているはずです。そもそもボスの攻撃は一人で防ぐものでは無いようですし。


「もう一度魔法を使われる前にかたすぞ!」

「……分かってる【影縫い】」

「もう魔力があまり無いので……【星砕き】」

「【煉獄】」


ベルルダちゃんの【星砕き】はスキルですから魔力を必要としません。スキル発動中はベルルダちゃんの杖の先に触れたものを破壊します。それに防御力は関係ありません。魔力があれば杖に魔力を流して杖を透明にすることが可能です。


リューくんの【煉獄】は炎を使いますから以前のような森では使えないスキルです。リューくんは魔力自体はそんなに少なくないので

剣に炎を纏わせながら戦う事もできます。












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