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鍛治師?多分そのはずですよ?  作者: 羽柴飴李
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第十話

更新が滞ってしまい申し訳ありません!諸事情でいろいろ忙しく、これからも更新していきますのでよろしくお願いします!

リフくんの盾を直し終わるとちょうどリューくん達が帰ってきました。あまりモンスターに出会わなかったようで特殊な薬草と毒草を持って帰ってきてくれました。薬草はリベル草、毒草はガラグ草という名前です。


「ドラグくん、ポーションの追加は必要ですか?」

「その薬草でか?今は良い、終わったら売ってくれ」


さりげなく無償提供という選択肢をなくしていますね?ならば……


「ではドラグくん、モンスターの素材を買い取らせてくれませんか?」

「いや、やるよ」

「いえ、お礼はもう充分にもらっていますから」

「あの程度の素材じゃ足らないだろ」


長引きそうだったので妥協点を見つけることになりました。格安で売るということになりそうです。


「そうだ、セロムも探索に行くか?モンスターもそんなにいなかったから守れるし、俺達じゃ植物のこととかは分からないから」

「ではお言葉に甘えて」


一応、黄泉丸と毒薬は持って行きましょう。あとはストレージに入れておけば良いですかね?


「なんかあるか?」

「そうですね、あれ蜂の巣でしょうか?」

「蜂の巣!? イベントモンスターじゃないだろ!なんでこんなとこに」

「つついてみれば良いではないですか?」


ベルルダちゃんの提案によりヒカゲくんが槍でつつくことになりました。一応リフくんが近くで待機しています。入り口のところをつつくと中から出てきたのは大きな牙を持つ亀でした。イベントモンスターの亀です。普通亀は水辺にいるものではないのですか?誰もこんなところに亀がいるとは思わないでしょう。のそのそとこちらに向かって歩いてきます。なんだか……可愛い。


「とりあえず倒すぞ」

「……おう」


電気蝙蝠よりも遥かに簡単に倒せます。動きも鈍いですし……。亀の甲羅と牙は武器にでも使えるかもしれません。


「うわっ!こいつ牙めっちゃ鋭いっすよ!この岩をみてくださいっす」


リフくんが指をさした岩は無残に砕かれていました。噛まれたら終わりですね。


「ドラグ……甲羅も硬い……」

「亀のお腹の方を攻撃出来ますか?」

「出来ると思いますけど手間がかかりそうですね」

「ならば私がやりましょうか?要は攻撃を止められれば良いのですよね?」


私がそう言って投げたのは麻痺毒の入った瓶です。実は結構前にリューくんがとってきてくれたのを暇な時に作ってみたんです。


「すごいな……もう動いていないぞ」

「この隙にとどめを刺してしまいましょう。私は魔力を温存したいのでお任せしても良いですか?」

「あぁ、任せろ。ヒナタも弓矢を温存したほうがいいだろ?俺とリフとヒカゲでやるからセロムの近くにいてくれ」

「……分かった」


辺りの亀達を倒し終わったので探索を続けることにしました。フィールドボスにも興味がありますから。


「これは……?」

「なんだ?その花」

「分かりません。【鑑定】」


えーと、ルシア草ですね?ジエル草やドルトニスと違って遅効性の毒の様ですね?トラップとかで使えそうです。何枚か採取しておきましょうか。


「毒草でしたよ。結構有用そうです」

「そうか、良かったな」

「は「ドラグ達!こっち見てください!」行きましょう」


ベルルダちゃんが見つけたのは谷でした。向こう側は結構近く魔法で飛べないこともないらしいですが魔力切れは必須だそうです。ポーションはしばらく温存したいらしいです。


「ドラグ!この下なんかいそうじゃないっすか?なんかそんな感じがするっす」


確かになんだかピリピリする感じがしますね。イベント中ということはフィールドボスでしょうか?


「ドラグくん、どうしますか?下に降りてみましょうか?」

「どうするべきか……、全員ポーションと武器は平気か?」

「平気そう……」

「私も」

「俺も大丈夫っす」

「問題ありませんよ」


私も全く戦っていないので大丈夫そうですね……、毒薬もストレージに結構入っていますから。


「私も平気ですよ。ドラグくんは?」

「俺も大丈夫だ」


下へ降りる方法はベルルダちゃんの風魔法で行くらしいです。HPが多いリフくんが初めに行き、その後にリューくん、ヒナタちゃんとヒカゲくんが続き、最後に私とベルルダちゃんが行きます。


「風の精霊シルフよ、我が魔力に風の加護を与えよ!大いなる風の力で包み込め!」


私達を風が包んでいて風のボールの中に入っている感じです。っ……浮きました!案外楽しいですね。


「先に行ってるっす!」

「ああ、すぐに行く!」

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