要支援と要介護
介護度には『要支援』と『要介護』があります。
さらに要支援は1と2、要介護は1〜5に分けられます。
要支援と言っても介護を必要とされる方もいますので、不思議な呼び方です。
実は介護度は『麻痺がある』『拘縮がある』と言ったもので決まるのではなく、『その人の介護にどれくらいの時間がいるか』によって区分されていきます。
簡単に言うとチェック項目はいろいろあって、それぞれの項目が介護する時間に換算されていってその合計時間で介護度が区分けされるといった感じです。
だから、麻痺がある人でも『ゆっくりと30分でもかけてやれば出来る』といった具合ならば、その項目の介護時間は0、つまり軽い介護度が出る要因になってきます。
なので、『麻痺があって大変なのにそんな介護度!?』と言ったギャップが発生する要因となります。
(厳密には二次判定で主治医の意見書等も参考にされますが、それでも大幅に変わる事はないと思います)
そんな理不尽だと思われるかもしれませんが、これでも介護認定を受けるまでに約一ヶ月かかますし、一人一人の状態を見て決めるのはなかなかマンパワー的にも難しいと思いますし、基準が曖昧になるリスクもあるかと思います。
ですが、この介護度認定についての問題はこれからも出てくるでしょう。
要支援と要介護によって受けられるサービスも変わりますし、要介護でも1、2と3、4、5では区分けがあるサービスがありますから。
この辺りの事はまた詳しくいずれ書きたいと思います。