第七話GW③
さあ!!
来たぜ!GW二日目!!
楽しみ過ぎてまだ太陽がおはようしてないぜ!
結局昨日は真理が夕方に帰って来て、その後一緒に飯作って、飯食って、リビングのソファーに並んで二人でテレビ見て(頭を肩に乗せてきた時は焦った……けど嬉しかった!)、一緒に風呂……は入れなかったな。ちくしょう!そして寝たな。
なんやかんだで二人きりという時間はやっぱいいね!
湯上り真理inGWver.
もちゃんとスマホ、一眼レフで盗ることが、おっと撮ることが出来たし、1日目もまあ、収穫……ごほん。楽しめることができて良かった。
おっ
やっと太陽がおはようしてきたな。
真理を起こしに行くか。
べ、別に変な事はしないんだからねっ!
というわけで真理の部屋。
一応ノックしたが返事が無いので勝手に、いや起こすために中に入った。
中に入った瞬間、どこからともなくカシャってシャッター音みたいなのが聞こえたけど気のせいだろう。
ふむ。真理はすやすやと寝息を立てて寝ているな。
か、可愛い〜!!
はっ!
いかん。いかん。
俺は真理を起こすために来たんだ。
でもその前に1枚撮ろう。
よし。すぐにバックアップを撮りたいが今は真理を起こすのが優先だ。
何故?真理を起こすのかって?
そりゃいつも俺が起こされる側だからたまにはな。
い、いや、別に寝顔を撮るためとかじゃねーし。
真理を起こすためにとりあえず声をかけてみる。
「真理朝だぞ?起きろ」
「〜〜。おにぃちゃん?おは……よう」
真理は俺の声に返事をしたあと、上半身を起こしん〜と伸びをした。
俺はここぞというばりにスマホで撮りまくる。
うん。右腕をあげ、左腕は折って欠伸をし、なおかつ少し胸が強調されるこの体勢……素晴らしい!
そして意識がはっきりしてきたのか真理は俺を見て、なんか考えて、も一回俺を見た。
「お、お兄ちゃん!?」
「ど、どうした急に?いきなりそれはけっこう傷つくぞ」
俺はおどけた口調で言ってみたが、内心かなりショックだ。今撮った真理の伸び写真で心を癒そうと心に誓う。
「い、いや。お兄ちゃんが起こしにくるなんて珍しいから……」
「たまには、な。」
「寝顔……恥ずかしい……ゴニョゴニョ」
「ん?どうした?」
「別に何でもないよ」
真理が何か呟いていたが、まだ寝惚けているだけだろうと俺は思い、カーテンを開けつつ、真理に話しかけた。
「さて、今日は何でも真理のいうこと聞くぞ!」
心配はするなよ真理。ちゃんとシミュレーションはしてあるからな。どんな命令でも可能な範囲なら実現させよう!!
真理を見ると顔を真っ赤にして固まっていた。
いや主人公は変態じゃないんですよ?
シスコンなだけですからね?笑