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今日で○○辞める!

今日で神様辞める!


 彼は、自ら生み出した子供たちに神様と呼ばれていました。

 名前を持たない彼にとって、それはとても嬉しいことでした。子供たちと同じ場所に立てた気がしたからです。子供たちからもらった名前は、彼にとって宝でした。


 そうして神、と名乗るようになった彼でしたが、ある日気づいてしまいました。神様、とは名前ではないことに。

 子供たちにとって、彼の存在は尊すぎたのです。

 彼に名前を聞くこともできない。ましてや名前をつけることなどできるはずがない。そこで子供たちが考え付いたのが『神様』という尊称でした。もちろん、決して悪い意味ではありません。

 しかしそれは、彼にとって一線を画されているのと同じ。つまりは子供たちと彼は別物である、と言われているのと同じだったのです。


 彼は、とても悲しみました。彼はあくまでも、子供たちと同じ場所に立ちたいのです。

 彼は、考えました。どうすれば子供たちに近づけるのか、と。

 考えて考えて、一生懸命考えました。


 そしてある日、子供たちを集めた彼は緊張した面持ちでこう言いました。


「チョベリバ」


 ちょ、神様! その言葉は古いです。しかもいきなりそれじゃ意味が分かりません!


 勇者・魔王・冒険者・神様と来ました。さて。他に何か職業あるだろうかと首を捻る。

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― 新着の感想 ―
[一言] どうやって【神】であることを辞めるのかと思えば……。それ古くないですか? ってか、意味伝わりますか?(ある意味死語だ……) 辞めるモノ。辞めるモノ。……!! 作家とか? ファンタジーじゃな…
[一言] 神官、とか精霊、とかでしょうか。 騎士はやらせていただいたし、後は…………盗賊?
2011/12/19 23:05 退会済み
管理
[一言] 古っ!ww 古過ぎますよ!ww でもラスト前までの気持ちには十分共感できました^^ 素敵な時間をありがとうございました^^
2011/12/19 21:53 退会済み
管理
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