『21回目』の『好き』
『好き』です。 『鈍感なところ』。
いつも、私が、アナタに対して向けるこの気持ち。
色んな想いがあるけれど、それがアナタに伝わるのが、
怖い……怖いけど……伝えたくて……。
でも、アナタは、私が、恥ずかしくなって遠回りに伝えても、
ホントのホントのホントの本気で、
思い切って『全力ストレート』で『大暴投』しても、
必ず、それらの言葉を、拾ってくれる、返してくれる……。
その返してくれる言葉は、
『明るくて』、
『とっても優しくて』、
『とても心に響いて』、
でも、いつも『鈍感』で…。
でも……だから……『安心』できる…。
だから…それが『嬉しい』…。
『好き』です。 『ダメなところ』。
いつも、私が、
思わず『ホントの気持ち』を『溢し』ちゃった時、
敢えて『笑い話』にしてくれる…。
その『笑い話』は、
いつも『下品』で、
『ダメダメ』な『話』で、
だから『私』も、
『他の皆』も、
『いつも通り』だなって『安心できる』。
その、私がとても、
とても、とても、とても、
『焦って』、『おどおど』しちゃう時に、
いつも、『敢えて』、『ダメ』で居てくれる…。
その『優しさ』が…とっても『愛おしい』…。
『好き』です。 『空気を読まないところ』。
私や皆が、ちょっとした、すれ違いで、
言い合いの喧嘩になってしまう時、
アナタは『敢えて』、
『明後日の方向』の『バカ』な『下ネタ』を話し出す…。
でも、その、
どうしようもなく『ダメダメ』な『下ネタ』が、
私にも、皆にも、
思わず、『笑顔』をくれて、
喧嘩も、いつの間にか止んでしまう…。
ホントに…。
『優しく』…『空気』を『変えてくれる』…。
それが…いつも『嬉しい』…。
『好き』です。 『卑怯なところ』。
私や、皆が、
どうしようもなく落ち込んで、
泣き出してしまう時、
アナタは、いつもなら、
『バカ』な事ばっかりしか言わないのに、
そんな時だけ、
『真剣』に…。
『心の底からの想い』だって伝わる…。
『純粋』な言葉で…。
私や、皆を、励ましてくれる…。
ホント、『ズルい』…。
『ズルくて』、『ズルくて』、『ズル過ぎて』…。
でも、その『ズルさ』が、
いつも、とっても『心地良くて』…。
『好き』です。 『嫌味なところ』。
私や、皆が、
うっかり、『自慢話』の様に、
自分を誇る様な、
聞く相手を、不快にする様な事を言ってしまった時、
アナタは、敢えて、
『ま、その程度だよな? でもな、オレなんて、さぁ…。』
って、
私や、皆が、
自分を『自慢』してしまった事で、
自分が恥ずかしくならない様に、
もっと大仰な、
もっと、もっと、凄い『嫌味』な『自慢話』をしてくれる…。
その『想い』が…とっても『綺麗』で……。
『好き』です。 『卑しいところ』。
私や、皆が、
自分たち用の『手作り弁当』の『失敗品』を、
せっかく作ったけど、あんまりにも酷いから、
ゴミ箱に捨てようした時、
アナタは、いつも、
『捨てるくらいならクレよ!
まあ、マズいだろうけど、
マズくても、あったら、食費浮かせれるんだぜ?
もう、食費浮くんだったら、
味なんて、二の次、三の次だって!』
という感じで、
どれだけマズい失敗作でも、
ちゃんと食べてくれる…。
そのアナタの『天然』な『卑しさ』に…。
私も…皆も…。
何度…助けれたか…。
『好き』です。 『苦しい言い訳をするところ』。
私や、皆が、
アナタを褒める時、
アナタは、決まって、
『ハッ! ホント、オマエらは、
分かりやすい嘘を吐くな!
オレが、そんな訳ねぇだろ…?
まあ、あれだろ?
煽てて、何か驕らせたいモンでもあんだろ?
ホント、分かりやすいんだからよぉ!』
という風に、
敢えて、明後日の方向に、
『苦しい言い訳をする』…。
でも、そう言ってくれる時の、
その真っ赤な、赤ら顔が、
とても、とても、
とても、とても、とても、『愛おしくて』…。
『好き』です。 『怠け者なところ』。
私や、皆が、
仕事の締め切りに追われて、
必死な時…。
一緒に仕事をしていたアナタは、
やる気が出ないと、自分の仕事を投げ出しサボる…。
でも、
それは、途中で投げ出しても、
アナタなら期限内に出来るのが分かっているからで…。
そして、
『気分転換にオマエの仕事、ちょい手伝わせろよ?』
って、直ぐに、煮詰まってる私たちを助けてくれる…。
その『仲間想い』な『怠け癖』が…。
とても『愛おしい』…。
『好き』です。 『怒りっぽいところ』。
私や、皆と、
街に出てる時とかに、
ちょっとした事で、
周りの誰かが喧嘩などをし始めた時、
アナタは『速攻』で『怒鳴り』出す…。
その『大声』の『怒鳴り声』で、
怒り合ってた人たちは、
逆に冷静になる…。
だから、直ぐに喧嘩を辞めるし、
それを見たら、アナタも、
直ぐに矛を収めて、
違う話を、いきなりし出して、
自分が怒鳴ったのなんて忘れた風…。
その、
怒ってたのに、
直ぐに笑顔に変わる表情が…とても『優しくて』…。
『好き』です。 『気持ち悪いところ』。
私や、皆が、
仕事中に、
ちょっとした事で、
言い合いになって、
思わず相手を悪口で罵ってしまった時、
アナタは、
直ぐに、口汚く罵ってしまった子の言葉に、
『激しく』、『気持ちが悪く』なってしまって…、
直ぐに、
机や、周りの壁を、
凄い勢いで叩き付けて、
怒りを露にする…。
でも、そうしてくれる事で、
みんな冷静になって、
罵ってた方も、罵られてた方も、
直ぐに謝り出して、
そして、アナタも謝り出して、
直ぐに、
私たちの『空気』を『綺麗』にしてくれる…。
『好き』です。 『いい加減なところ』。
私や、皆が、
仕事の合間の息抜きで、
ソーシャルゲームをする時、
アナタは、
とっても、ゲームのプレイの仕方が『いい加減』で、
自分のキャラを、あんまり育てない…。
でも、
そうしてくれるから、
アナタは、私や、他の皆のキャラを『目立たせて』、
とっても、とっても、『頼もしい』って…
いつも、『褒めて』くれる…、
それが、
とっても、とっても、
アナタが、いつも、
『嬉しい言葉』を掛けてくれる事が、
とっても、とっても『嬉しくて』…。
『好き』です。 『下品なところ』。
私や、他の女の子たちが、
自分たちの身長が低い事や、
自分たちの胸が無い事や、
自分たちが、太ってる事を嘆く時、
アナタは、いつも
『皆、そう言うけどさぁ、
オレは、女の子が、あんな事や、そんな事をしてくれるなら、
って考えるだけで、身体の底からハッピーな気持ちになるぜ?
女の子は、女の子で居てくれるだけで、
ホント、全然、魅力的なんだからよぉ!
だからさぁ、オレにもさぁ、そういう事してくんない…?』
という風に、
私たちの悩みを、
その『下品』な『笑い話』で吹き飛ばしてくれる…。
『好き』です。 『弱虫なところ』。
私が、
アナタの誕生日などに、
『プレゼント』などを用意しようとして、
準備をしてる時、
アナタは、いつも、
いつの間にか誰かから、
私が準備をしてるのを聞き出して、
『嬉しいけどよぉ、あんまり気合入ったのは、
オマエの負担になったら悪いしって思って、
怖くなるしよぉ…。
だから、いつも言ってる様に…、
安いのに…、
気負わなくて良い様に、安いのにしてくれよ!』
という風に、
途端に弱虫になって、
私の方こそ、
『プレゼント』を貰った様な気分にしてくれる…。
『好き』です。 『変態なところ』。
私や、他の女の子が、
自分たちの魅力の無さを嘆く時、
『大丈夫だって!
女の子は、女の子なだけで、
全然、魅力的なんだからよぉ!
もう、オマエたちがパンティーとかくれて、
オレが被って良いならさぁ、
もう、オレ、
テンションゲージ、振り切りまくって、
直ぐに昇天しちまうって!
だから、誰か、
パンティー、プレゼントしてくれよぉ!』
とか、
『ホント』に『変態』で『バカ』で、
いつも、落ち込んでた私たちを、
とっても笑顔にしてくれる…。
『好き』です。 『大嫌いなところ』。
私や、皆が、
昼食の時間に見るテレビ、
そこに『殺人』などの『ニュース』が出てくると、
アナタは、
途端に憤り出す…。
『こういう、殺人とかのニュースは、
いつも、殺人しちまった奴が悪いって、ばっかし!
やれ、死刑にしろだ、終身刑にしろだ、
こんな悪い奴は居ないだ、ばっかりだ!
殺人する方だって、
殺人するしか無いくらい追い詰められちまったって!
殺人するしか無いくらい、
被害者の方が加害者に悪い事をしたかも?って、
何で考えてやらねぇんだ⁉
だから、こういう一方的な奴らは大嫌いなんだ!』
と、激怒する。
その加害者にも向ける『想い』が『純粋』で、
私は、いつも、もっと『優しく』なれる…。
『好き』です。 『最低なところ』。
私が、こんなにアナタを想ってる事を、
私が、想い切ってアプローチしようとする度に、
『いや! いや、いや、いや!
ダメだって! もったいねぇって!
オレは…その…アレな奴で…。
そ…そんな奴だしよぉ…。
その…それなのに…オマエは…、
すっげぇ良い奴なんだから…。
それなのに…オレなんかを選ぶなんていうのは…。
その…よぉ…。』
とか、
いつもアナタは、
『自分の評価』が『最低』評価で…、
いつも、私を思わず笑顔にしてくれる…。
『好き』です。 『アナタ』が…。
『色んな』…『アナタ』への『好き』を見つける度に…。
それは…どんどん強くなる…。
本当は、
『アナタ』への『好き』が見つかるのが、
『21回目』くらいになったら、
言うつもりでした…。
『20回目』くらいじゃ…自信が無いって思ってたから…。
ううん、いつもの私だったら、
『21回目』でも、『22回目』でも、『101回目』でも、
勇気が出なかったと思う…。
でも、『アナタ』が勇気を出させてくれた…。
『アナタ』が…、
『アナタ』の方から…、
『好き』って言ってくれたから…、
私は…もっと…『好き』を見つけられる…。
きっと…それは…、
『1000回』でも…『1万回』でも…足りないくらいに…ッ‼