救助した結果…
俺は今戦闘中の4人がこのままだと負けるのが時間の問題だと思った。
そのため仕方なく助けるつもりだ…
今『超鑑定』を使用した結果、相手は【プロトバーサークマスターゴーレムG】というかなりの『レア種』で通常『レア種』より更に強い個体でlevelは『150』だが推奨levelがなんと【340】。
普通推奨levelはそのモンスターのlevelより【20~50】くらい上なのだが、コイツはかなり戦闘力がlevelの割に高いらしい。
スキル【カウントアップ】【連続ブースト】【ブチギレ】【全耐性・大】【状態異常耐性・大】【魔法全反射】【自動体力・魔力回復】【ギアレベル】という沢山のスキル持ちだからだろう…
特に【自動体力・魔力回復】と【ギアレベル】の2つのスキルは通常種では持たないため厄介だ。
【ギアレベル】なんてランク『6』のスキルで普通level『300』以上の【ダウンドラゴニスバーサークゴーレム】が持つ筈なのにコイツは『突然変異』だな‼︎
コイツの体力は今現在【36%】まで減少しているが4人が攻撃でダメージをなんとか与えているおかげで【自動体力回復】スキルの回復分より与えるダメージが少しだが上回っているからだ…
もし4人の内2人が攻撃できない状態になってしまえばせっかく減らした体力も『40分』もかからないで全回復されてしまうだろうな。
…俺はとりあえず相手乃動きを少しの間だけ止めるためにスキル【聖龍乃鎖罪】ランク『8』の下位互換スキル【煌魔乃鎖罪】ランク『6』と別のスキル【フルチャージ】と組み合わせて効果を『30秒』→【45秒】に1.5倍化して放った。(ソロの場合のみランク【8】のスキルを使用するが他の人に見られるとまずいのでランク『6』までしか他の人が居るときは使用をしない)
俺は直ぐに状況を説明し助ける事を伝えた。
“…本当かッ?
助けてくれるのはありがたいが君1人だけかい?”
《1人です。
とりあえず皆さん集まって…》
俺は怪我している人達の周りに皆を集めてスキル【天魔乃包容】スキルランク『6』を使用。
皆の怪我はほぼ回復、体力も最大値の【50%】回復させた。
そして更にスキル【精霊乃結界】スキルランク『6』を使用し怪我人達を守る結界を張った。
《…これで大丈夫ですね。
戦える人達は俺が言うタイミングでアイツの左足の付け根に向かい中距離のスキルで攻撃して下さい。
もし中距離のスキルが使えない人が居たら言って下さい。》
…大丈夫そうだな。
俺は先程使用したスキル【煌魔乃鎖罪】フルチャージ使用の効果時間が切れる3秒前になり
《今ですッ‼︎》
皆一斉にスキルを発動させた。
皆全力のスキルで出し惜しみ無しで使用してくれたみたいだ。
(俺以外に1人だけずば抜けて強いlevel【356】の『ガーディアン』の人は手加減していたみたいだが)
因みに他の4人はlevelが大体【205~211】くらい。