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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

偶然の休み…

作者: かわちや

下ネタかなり入ります、お気を付け下さいませ。男の子ですから…少々困ってわたくしもおります。(苦笑)

八角絢一/やすみけんいち




中2の夏、野球部の休みは週1(のほとんどが火曜日。)






で、その休みはほとんど一人バッティングセンターで打ってる。







1日でもプロの道が開けるのならば、小遣いなんて幾らでも爺ちゃんから前借りしに自転車一時間以上掛けて(爺ちゃん家に)行くよ。←お袋には内緒だけど。。。見付かったらバットグローブ取り上げだ。







今日も来るかな…あいつ…。






カキ――――――ンッ…







[よ。八角、今日も暑っちィなァ]







同級生の岡本。

岡本は水泳部。

ちなみに彼女在り。

趣味はベースで、バンド組んでて結構県内では有名の一組、らしい。見に行った事ないけど。。。









全部打ち終えたら中に戻りカウンターの席に座った。



次に俺が入っていたキロコーナーに行ったのは、お孫さんを何人も連れたまだ若い元気なお祖父ちゃん。









[よーし、見てろよー?爺ちゃんがホームラン賞を取ってやるからなぁ!]







[って見てないし。]






[岡本!失礼だろ!]














[ってか…岡本のそのどうにかなってしまった金髪とピアスを見てんだよ。後、刺青!]







[かっけェだろ、健全な中2には見えねぇわな。とっても悪い高校3年生くらいに見えるか?ま、そもそも背からして違うもんなぁー。♪]







にやりと、俺の頭をポンポンと叩いて来た。

ムカついた。






[よっ]と、岡本はカウンター席から飛び降り何故か自然にお孫さんが着いて行ってしまう中、前に沢山置かれてあるゲームの中からユーホーキャッチャーの1つを選びブランドのジーパンの後ろポケットからブランドの財布を取り出しお金を入れた。







[ま、学校始まる前の日には元の岡本君に戻るから安心しなって。]






[安心出来るか]冷たいツッコミを入れてやった。これが結構癖になる。







[良いじゃねぇかぁ、どうせ先公共もまともにパトロールなんかやってられっかって思ってるよ。部活顧問のやつは部活監視で精一杯だしな]







[どうだろうな]またツッコミ。













[ま、登校初日を楽しみにしてなって。自由研究なんかやる価値もねぇし、俺の場合持って行く前に跡形も無くなっちまう]







[あはははは、あり得る]






ガ―――――ン。←ちゃっかり傷付いた岡本だった。


ぽとっと、吊り上げていたぬいぐるみを落としてしまい取れ無かったせいか突然名前も分からない初対面の女の子が泣き出してしまった。







泣き止みそうにもない女の子にびっくりし慌て出した岡本に直球にツボに来た。



孫が知らない怖い怖いお兄さんの裾を掴んでいて泣いているのにも関わらずお祖父ちゃんはまだ、一人世界の中。当分は戻って来ないだろう。






[ば、馬鹿野郎!こんな事くらいで泣くんじゃねぇよ!俺のせいになっちまうだろうが、おい頼むから泣かれるとどうしたら良いのか分からねぇんだよー!]







[そんな酷い言い方するから…たく…]






[男だろ!男なら泣くな!男なら女を護れ!自分の惚れた女くらい護れつってんだ!]













子供苦手なんだ、なんか笑える。

俺は馴れてるけどね。









[だから、女の子だって…。ぬいぐるみさんに怪我させたから悲しいんだよねぇー、大丈夫だよ。ちゃんと取って上げる、そしたら怪我なんてあっという間に吹っ飛ぶから。ね、君が泣いてたらもっとぬいぐるみのくまさん悲しむよ?笑ってあげて?そしたらくまさんも直ぐに君の笑顔で元気になるから、良かったら君の名前も教えてあげてって]










[ななみ]







ホントに怪我しているのかどうか不思議そうに、彼女の為に取ろうとしていたぬいぐるみのくまさんガラスに顔をへばり付けて覗き込む。

大人気ない。







[怪我なんかしてねぇじゃねぇか、嘘付くなよ嘘を。小さい頃から嘘はいかんぞー?]






[お祖父ちゃんか。子供が苦手って思ってるから気持ち分からないんだよー]







[なら、八角はこのがきんちょども好きなのかよ]












[好きとかは実はというとあまり好きじゃない方なんだけど…言葉を綺麗に変えるとまだ苦手かな…、でも親戚のお兄さんの奥さんが毎年盆に祖父ちゃんに赤ちゃん連れて来るから嫌でも子守りの仕方仕込まれてんだ。おかげで馴れたよ]







[へぇー…そか、なら盆には祖父ちゃんに帰ってるんだよな]







ドキン…。







[え?]







[ほら、俺彼女遠距離恋愛だろ?流石にバイトは誤魔化せねぇから、会いに行ってる暇はねぇんだよ…だから暇潰しに八角とこうしてぶらぶら話してんのも結構俺なりに一番楽しいんだよな…。だからな?そのなんてゆーか…]









ドキン…

ドキン…

ドキン…

ドキン…

ドキン…






[どうせ、岡本夏休み中そんな格好だから他のダチには振られて振られては。で、俺のとこに辿り着いたんだろ?なら、これはどうだ]







[は?]






俺は無意識にも突然自分でも訳分からない懸けに出た。







[今、岡本が居るのは山のど真ん中です。突然頂上から山崩れが発生しました]







[山崩れじゃなく土砂崩れな。日本語は正しく使いましょう、だから俺は東京渋谷のような訳分からん他の国の言葉を使ってる女なんて嫌いだ]←岡本にツッコまれた。。。我ながら情けない。







[眼の前にはヘリコプターが居ます、今なら間に合います。貴方ならどうしますか?乗りますか?乗らずにどうしますか?命を絶ちますか?]










[は…]と、苦笑した岡本。


俺は霧消にも岡本の答えを待つ。

どうしたんだろ、俺…なんか泣けてきた。







[俺のなら…]






ドキン…

ドキン…

ドキン…

ドキン…

ドキン…








[彼女と遠距離恋愛なんて嘘。]







え…?







[は…?]







[彼女居るなんて嘘。全部でたらめの嘘、俺は嘘付き野郎って事。ただ、誰かに構って欲しかっただけ。子供の気持ちが分かるなら子供な俺の今の気持ち分かるだろ。]







岡本…?

なんか、変。






[世界一記録だろこれ……………中2から174あるなんてよ…だいたいこの身体がいけねぇんだよ…]







[全然凄いよ!変じゃない!俺なんて144だよっ、絶対プロにはなれねぇし…。けど…岡本なら水泳で有利だし絶対全国行ける、努力して独自にも練習したらの話だけど…あ、ごめん俺なんか舞い上がって…]







[なら、]







グイッ




!!!?!!!







[俺ん家行って、互いに慰め大会でも…やる?それか童貞同士卒業試験…とか…]







キ、













キ、
















キ、



























































キス、

ファースト…キス…。


俺の…ファーストキスは男同士の恋愛に変わって行きました…とさ。

って…ってかえ?


え?









ちょ、待っ…

ちょー、待って!!



こんなに心臓が波打つのは。



俺がこいつの事好きで、(受け)











































こいつに彼女居るって事は丸っきりの演技で架空の世界で、即ち男の俺にキスしたのは(←両方共まだ中2のくせに)







こいつも俺の事、

[何いつまでも狼狽えてんだよ…。好きで普通男が男にキス出来る訳ねぇだろ、しかも健全な赤の他人の孫達の輪になって隠れて…。こいつらもホ〇になっちまったら全部俺等の責任になっちまうだろ、馬ー鹿。だから女は嫌いなんだよ]
















好…










[好きだよ、暇だからさ…俺ん家でsexしようぜ。な、もうバッティング飽きたろ?うん飽きた?よっしゃ、行こうぜ俺のアパートーレッツゴーレッツゴーファイトー!]







軽軽軽軽軽軽ッ!!!!!!!!

おまけにド変態(こいつも完全なる童貞)だったアッ!!







しかも健全なるお孫さん達の前で堂々とッ!!







[じゃな、がきんちょ共。好きなヤツを一番に想え、何よりも一番に護れ。そしたら例えこいつが浮気したって俺は素直に受け止められるぜ、どうしてもその悪い病気が直りそうもない異性には十分に気を付けな]




ドキン…






って、ってか…






[浮気なんかしねぇよッ!!するとしたら岡本だろッ!?自分に問いかけろよ馬鹿ッ]







[うん、問いかけてるよ。]




ドキン…









[な……………なら…良いけど…]







[じゃな、爺ちゃんの見とけ。悲しむぞぉー?]







[ありがとうございましたー]








[ちょ、ま…]






[何で…、八角もオッケーくれたじゃんよ…嘘付き野郎]







[じゃなくて…熱い…って…]







[そんなに熱ィんならその熱くるしぃタンクトップ脱げつってんだろ?誰も居ねぇんだ、誰も見ちゃあいねぇよ。さえずりさん以外はなぁ]







[はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…ちょ…休憩………]







[ああ?!まだ動くぞ!お前も動かせッ俺だってこんなキツイの、疲れてんだよッ馬ー鹿]







[水…飲む…]







[なら、先に俺の飲めよ。おら、垂れてんのに勿体無ぇだろ。]







[う、う、うん…]









ゴクリ…










[ぐは――――――、生き返ったあ――――――。水、最高オ――――――]










バッ







[俺にも飲ませろ馬鹿ッ!!]
























只今僕達は今、仲良く樹海ツアーの真っ最中。




岡本がこんな自然好きなんて知らなかったけど、岡本と居ると自然に自然界が胸に綺麗に溶け込んで来る。







ドキドキが止まらない。もうこの手を二度と離さない。



だって、前に言ってくれた君の言葉がとんでもなく…


































[sexは、愛を貫くものだ!]







嬉しかったからさ。















ただ、君の隣に居るだけで綺麗な心であり得ないくらい素直になる。





























【偶然の休み…】おわり。

ご感想、宜しくお願いします。下ネタ、すみませんでしたm(__)m。

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