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第19話 〜なんだったんだ?〜

エタりましたので一旦、完結とさせていただきます。いや私の中での完結なのでもしかしたらまた再開するかもしれませんが完結とさせていただきます。

すいません!

「何このクソゲー、むちゃくちゃムズいじゃん」


「……」


勇人は目を覚ます。勇人はいつもの如く生きている事を確認するため、腕を上に動かすと、その動きで服と痣が擦れお腹に激痛が走る。


「いった……」


お腹の激痛で思い出す昨日の日のこと。そして、さっきから視野に入っていた”真彩”の姿。

自然のように携帯をいじって座っている真彩に、勇人は気づかないフリをしていた……いいや、気づきたくなかったが、勇人が腕を上げた為、真彩が勇人が起きた事に気づき携帯をいじるのをやめる。


「やっほー、起きた? 虐めに来たよ」


心がこもってない声に心がこもってない言葉、勇人はどうやって入ってきたかは聞かない。別に聞いたところでどうでもいいからだ。

初めて勇人は真彩の顔を見る。腰まである白髪の髪に、赤色の目。

藍とほぼ同じぐらいの美少女だ。


「あ、なんでここに居るか聞かないんだ? まぁ、聞かないんだったら話さないけど」


真彩は携帯を可愛いキャラのストラップがいっぱい付いている鞄に入れる。

その後に「よいしょっと」と声を出し立ち上がる。


真彩は腰に手を当て腰を回しながら、質問する。


「どうする? またお腹蹴って欲しい?」


「…………」


「なーんだ、また何も喋らないんだ。じゃあ、藍ちゃんを虐めちゃおうかな?」


「ッッ! 止めろ……!」


「なんだ、喋れじゃん。まぁ、私はあんたを虐めろって言われてるから、あんた以外は虐めないけどね」


————クソっ


勇人は心の中で暴言を吐く。そんなことが真彩に分かるはずがなく、真彩はケロッとした顔で喋る。


「まぁ、私はただここに来たよっていう口実を作りたかっただけ出し、じゃあね」


部屋を見渡した後に真彩は鞄を手に取り、足早に勇人の部屋を出て行った。


ガタン! と扉が閉まる音がし、部屋に静寂が訪れる。


部屋を見渡す意味も分からず、ここに来た意味も分からない。


「なんだったんだよ……」


意味不明な真彩の行動に、勇人は困惑する。昨日は真彩が学校から家まで連れ添ってくれ、今日は自分の部屋に不法侵入され、意味不明な言葉を残し家を後にした。


「熱は……下がったか」


勇人は額を手で触り、熱が下がったことを確信する。勇人は立ち上がると熱特有の体がダルい症状に見舞われた。

だが、そのだるさはそんなに気にする程ではなく、こんなに良くなったのは多分、藍が飲んでいた高熱剤を飲ませてくれたのだろう。


そのまま洗面所に行き用を足し、水を飲む。


「学校、行くか」


貧弱な勇人が、風邪が治って直ぐに学校に行くのは間違っているだろう。

だけど、何故か学校に行きたいと思っていた。





物凄く久しぶりです。これからは投稿し始めます

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