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第一章 石と出会いと 【第3話:お掃除】
「あ?いきがってんじゃねーぞキモオタが」
「何?やっちゃう?やっちゃう?」
「お小遣い、どんくらいくれるのかな?」
チンピラと思わしき3人がバルトに絡んだと同時に最も近くにいた男が飛びかかってきた。
「はっ!!」
一瞬の躊躇もなく飛びかかって来た男を殴り飛ばす。
アゴにクリーンヒットさせ、男を一撃で沈黙させた。
「ゆ、祐二!」
「てめえ、何しやがる!!」
自分達から襲いかかって来ているのにも関わらずにわめくチンピラを尻目にトドメとばかりに倒れこんだ男を蹴りあげる
「何を宣っている?強盗ども。貴様らに容赦など必要なかろう?」
残る2人を睨み付けると鞘ごと剣を構え
「憲兵に突き出してやるから殺しはせんが、痛い目にはあってもらうぞ」
刹那
バルトは2人を叩きのめし、
気を失った3人の両腕を順次へし折る。
「これで、当面悪さはできまい」
そう言い捨てつつ、先程やられていた男性の方を振り返る
「ほら、取られたもの取り返しなよ。お兄さん」
と屈託のない笑顔で話しかけた