恒例行事/節分編(200文字小説)
結婚して20年。
今でも妻を愛している。
そして、子供たちも。
節分の日には家族揃って近所の神社の節分祭に行く。
町会の年男達が豆と一緒にお菓子や小銭をまいてくれる。
子供たちは大きな袋を頭上にかざす。
そんな様子を妻と二人で毎年見ている。
豆まきが終わって子供たちが戻って来た。
「どれどれ?」
僕は袋を覗くふりをして、こっそり千円札の入った包みをしのばせた。
帰り道に子供たちが僕の袖を引っ張る。
「パパ、ありがとう」
結婚して20年。
今でも妻を愛している。
そして、子供たちも。
節分の日には家族揃って近所の神社の節分祭に行く。
町会の年男達が豆と一緒にお菓子や小銭をまいてくれる。
子供たちは大きな袋を頭上にかざす。
そんな様子を妻と二人で毎年見ている。
豆まきが終わって子供たちが戻って来た。
「どれどれ?」
僕は袋を覗くふりをして、こっそり千円札の入った包みをしのばせた。
帰り道に子供たちが僕の袖を引っ張る。
「パパ、ありがとう」
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