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筆が進まず、かなり時間がかかってしまいました...

「......誰...だ?」

今、何かの音がした。何の音かは分からなかった。さっきまでずっと寝ていたのに、風の音で飛び起きることはないだろう。経年劣化でインテリアの一つだか何かが落っこちたか?いや、違う。足音だ。複数人かもしれない。誰もいるはずのないこのビルで、ずいぶんと乱暴な足音が聞こえてくる。

「となると、魔物とかか?」

そうだとしたらまずい。まだ空は依然として暗いのだ。電気すら通っていないこのビルで、魔物を視認できないまま嬲られることになる。それだけは避けたい。急いで飛び起きて、対策を進める。

「【創造(クリエイト)】」

急いでランタンとマッチを作り、点火する。そばに置いて明かりを確保したうえで、腰にある拳銃に手をかける。昨日は狙撃銃の練習に夢中になって、拳銃の練習は少ししかできなかった。しかし、今になって悔やんでももう遅い。

「部屋の扉には期待できないな...すぐに突き破られるかも。」

魔物の足音はすこしずつ大きくなる。そりゃあ明かりがあれば近づいてくるのは当然だが、奇襲を受けるよりは何倍もましだ。

ドアの方に拳銃を向ける。入っている弾は6発。足りるかは分からない。だが、殺らなければ死ぬのは自分なのだ。否が応でも殺るしかない。心臓の鼓動が大きく、早くなる。拳銃を握っている手には汗がにじんでゆく。


魔物は、すぐそこにいる。









激しい物音と共に、ドアが強引にこじ開けられる。荒々しい足音と荒い息が間近で聞こえる。

「ガァァッッ!」

魔物が、耳に障る鳴き声を上げながら襲い掛かってくる。

「今だっ...」

腕全体に力を込め、鳴き声の主に向けて全力で引き金を引く。

放たれた弾は、魔物に当たったらしい。魔物が動きを止め、うずくまりながら距離を取る。

「...オオカミ系の魔物?」

刹那、被弾したオオカミを庇うように二匹の狼が部屋に入り、こちらへにじり寄る。一匹はもう素早く動くことはできないだろうが、それでも1対3だ。不利なことには変わりない。早く仕留めなくては、どんどん不利になっていくばかりだろう。

「三匹全部を弱らせた方が楽かな...!?」

しかし、一匹ずつこちらに来てくれる道理はない。何もしなければ二匹同時に飛び掛かって、片方の対処ができずに殺されるだろう。ならば、どうにか一匹ずつかかってきてもらうしかないのだ。

どちらか一匹に近づくか?少しくらいの時間差はできるだろうが、近づく時点で危険すぎる。仕留められなかったらそのまま殺されるだろう。

遠ざかったら良いような気もするが、そこまでこの部屋は広いわけではない。その上、唯一の光源であるランタンを倒されたりしたら普通に終わりだ。

「やってらんないな...」

慎重に、とてつもなくゆっくりと。右手を少しずつ、少しずつ。拳銃から離し、腰の方に持っていく。その間にも狼がにじり寄り、冷や汗が体を伝う。これで勝てるかが決まるのだ。失敗すれば、どう足掻いても脚の一本くらいは持っていかれる。失敗はできない。

少しばかり距離のあった後ろの壁がだんだんと迫ってくる。間に合うかは分からない。だが、中途半端に焦っても、襲われて終わるだけなのだ。やるしかない。



右手が腰のナイフに触れた。



弾けるようにそのナイフを掴み、ホルダーから引き抜く。



狼が反応し、襲い掛かるために、脚に力を籠める。



だが、もう遅い。



おもむろに、左の狼に向け、ナイフを振り投げる。



左の狼は、俺の突然の行動に驚き、一瞬のスキが生まれる。



右の狼は、相方には構わず、そのまま襲い掛かってくる。



完璧だ。そう考えながら、右の狼の脳天に拳銃を突き付ける。



目の前の狼がどさりと崩れ落ちる。即死だと思って構わないだろう。しかし、まだタスクが残っている。

間髪入れずに、左の狼が迫ってくる。存外当たり所が良かったのか、耳に浅い切れ込みが入っている。だが、もう今となっては関係ない。

心なしか右の狼よりも焦っているように見える狼は、全く同じように拳銃を向け、全く同じように撃ち殺し、全く同じように崩れ落ちる。魔物というのは、知能があるのかないのか、分からないな。


これで終わりかとも思ったが、実はまだ一匹残っている。



「...結構息が荒いから、普通に気づくんだよな。」

最後の狼を撃ち殺す。最初に撃った狼のことだ。手負いと言えども魔物は魔物。わざわざ背後に回り込んで、俺が油断する機会を待っていたのかもしれない。だが、手負いというハンデは相当に痛い。何もしなくても息が荒くなり、早く動くことも、力を込めることも難しい。そうなってしまえば、油断しかけていた俺でも気づけてしまう。あの狼が万全だったら、俺は死んでいただろう。




「それはそうと.......終わった...のか?」

三つの遺骸が横たわり、血がところどころに染み付いた部屋を見回す。長かったようで、かなり早く終わったように思える戦いの痕は、そのままいるにはきつい匂いを放っている。

「......隣の部屋、行くか。」

隣の部屋でも結局、不安で眠れなかった。

次回も時間がかかるかも...できる限り、努力はします。


やっぱり私が文章を書くと、どうしてもすごい短くなってしまうんですよね...解決法はないものか...

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