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2 試し撃ち

僕はミリオタじゃないので今回以降、あまり銃について詳しく言及はしません。いつか、というかもう既にボロが出てるので。

神からの手紙。といってもたいしたものではなかったのだが、俺にとってはかなり有用な情報だった。

「新しい体を手に入れた気分はどうですか?私からは二点、伝えておきます。

一つ目は、この世界の今の状況についてです。実は、貴方たちの言う"魔始恐慌"は、私たち神の仕業ではないのです。しかし神とは元来奔放な存在。人類が絶滅したわけではありませんし、彼らは思った以上にこの環境に適応しています。それなのに神がわざわざ干渉する理由がありません。手がかりを探して、犯人を突き止めてみるのも目標にしても良いかもしれませんね。

二つ目は、貴方の持つ魔法についてです。貴方は人に多く関わらない性格なので、強すぎない程度に基本的にソロで活動ができることを軸に編成してあります。

1つ目は「創造(クリエイト)」。まぁ小さな3Dプリンターのようなものだと思ってもらえれば大丈夫です。複雑なものを作れるかは本人の想像力に左右されますが、最初でも銃弾くらいならば作れるでしょう。水とかライターも欲しければここで作っちゃってください。

2つ目は「生命維持(ライフセーバー)」。常時回復ですね。軽い傷なら10~30分で治ります。失血は自分でどうにかしてください。

3つ目は「鉤爪移動(ワイヤームーヴ)」。まぁよくあるやつです。なれるまではかなり練習が必要でしょうね。連発も現時点では難しいでしょう。

とまぁ、こんなところです。銃の技術は頑張って覚えてください。身体能力が高いのと、ちょっと撃ちやすくしてるのですぐになれると思いますよ?では、新しい生活、頑張ってくださいね。」

手紙の内容はこんなところだった。正直、魔法について解説してくれたのはありがたいが、一つ目の方は今は無視する方が良いだろう。興味がないとは言わないが、正直余裕ができたらになるだろう。



さぁ、早速魔法関連を試してみるとするか。勿論最初に試すのはスナイパーライフルに決まっている。俺は友人がミリオタだった程度で知識はあまりないが、それでもロマンを感じるのは不思議なことではないだろう。しかし、撃つのには弾が必要だ。創造で作れるとは言っていたが、何ミリ弾とかそういうのの大きさは俺はよく知らない。それでも大丈夫だと信じて、一つ作ってみる。

「【創造(クリエイト)】」

発動した瞬間、手から小さな光が現れ、空中に浮かぶ。それをどこからともなく現れた色とりどりの煌めき(パーティクル)が覆いつくし、やがて弾丸を形作る。煌めきは光を増し、最高潮に達したところで「パリン」という音を立てた。失敗か?そう思ったのも束の間。表面の煌めきが剥がれ、中から無骨な弾丸が姿を見せてくる。そのまま煌めきは霧散し、弾丸は地面へ音を立てて転がった。

「これは...すごいな...」

作られた弾丸を持ってみる。思ったよりも軽い。金属の冷たさが、これは本物だと伝えてくる。昔友人に教えてもらった知識を頼りにマガジンを取り外し、弾を込めて銃に取り付ける。こうしてみると緊張というか、それに近い感覚がする。

これで確かボルトを引いて撃つんだったか?

とりあえず、向こうのビルの窓の一つを標的としてみる。それっぽいうつ伏せの姿勢をとり、スコープを覗く。そして引き金に指をかけ...

「てか安全装置外すの忘れてたわ。」

案外俺って抜けてる部分があるのかもしれない。そんなくだらないことを考えながら、改めて引き金に指を当てる。さっきので正直拍子抜けしたので、狙いを定めてそのまま引き金を引く。



パンッ......と銃が乾いた音を立てるのと同時に強い衝撃が体に押し寄せる。衝撃に驚くのと同時に、標的から10mほど離れた窓に、マジックのようにパッとヒビが入る。どうやら撃てはしたようだが、外したらしい。正直、初狙撃でここまでの精度を出せるのならば十分すぎる成果だろう。まぁ恐らくあの神の言っていた「撃ちやすくした」というのが大きいのだとは思うが。

とはいえ、これから俺の戦いのメインとなる武器だ。練習を積んでおいて悪いということはない。日が暮れるくらいまでは練習をしておこう。



そろそろ空が赤みがかってきた。そう言えば、寝床はどうするのだろうか。あのバッグには寝袋なんて入っていなかった。それにまだ創造(クリエイト)では弾丸しか作ったことがない。練習すればできるのかもしれないが、現段階であれほど大きなものを創造できるかも不安だ。

しかしそうなると、ビルを探索するしかなくなってくる。何かあれば良いのだが。




なんやかんやで最上階に社長室らしき場所を見つけることができた。ここのソファと、近くの部屋にあったカーテンを使えば最低限眠ることはできるだろう。何から何まで新しい経験をしたからだろうか。寝る用意をしたらすぐに眠気が強くなり、そのまま倒れるように寝てしまった。

やっぱりこういうシーンを書くのって難しいですね。


地道にやっていくのは今回か、次回までになりそうです。思ったより話数がかかっていますね。といっても無双するほどでもありませんが。

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