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スキル汚部屋しかない俺が異世界で掃除スキルを習得してもしかしたら整理収納アドバイザーになれるかもしれない?!お話【仮】  作者: 三愛 紫月
第一章 真っ白な世界

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死んだ?

「あのー、もしもし」


俺は、その声に目を覚ました。


「何だここ?」


目を開けると真っ白な世界が広がっていた。


「死んだのか?俺」


俺の言葉に目の前にいるちびっこいのが答える。


「えーーと、死んではいませんよ」


何だこいつ!


昔飼っていた白黒のパンダみたいな模様の猫のパン太に似ている。

ただ、違うのは喋るし、手は人間みたいに五本指だし、二足歩行で立ってるし、眼鏡かけてるし、何かわかんないけど服まで着てるし……。


気持ち悪い。


俺は、吐きそうになる口を押さえた。


「あなた、失礼ですね」


そう言って、ちびっこいのは怒っている。


「あのね、私はちびっこいのではありませんよ。パーンです」


「パーン?」


「はい!以後お見知りおきを……」


そう言って、パーンはクルクルと帽子を回転させながら、俺に頭を下げた。


「こちらこそ、よろしく」


俺が手を差し出すと、俺の膝ぐらいの高さしかなかったパーンは……。


「ラヴィール」と小さな声で呟いた。


「わあ!同じ身長なんだけど……」


「この方が握手がしやすいですから……」


そう言って、パーンは俺と同じ身長の173センチになった。ただ、大きくなるとこいつの可愛さは皆無だ。不気味さの方が際立つ。


「あのーー。さっきから、全部聞こえてますよ」


その言葉に、俺はビックリした顔をした。


「魔法があったりするんだよな」


「そうですね。心を読む魔法があります」


そう言って、パーンはニコニコ笑った。


魔法があるって事は、ここは異世界なのか?


「異世界?何ですかそれ?」


パーンは、そう言いながら首を傾げる。


「魔物を倒すとか……」


「魔物?そんなのはおりませんよ」


「えっ?じゃあ、何!この白い空間」


俺の言葉に、パーンはおかしいのか笑いだした。


「何だよ」


「白い空間じゃありませんよ。これは、白王国です」


「白王国?」


俺の言葉にパーンは、ポケットから何かを取り出した。


「あー、あなたの住む場所では街というのですね」


そう言いながら、パーンは頷いている。


「街って事は、この真っ白なものが全部そうだって事だよな?」


「そうですね!全体が街になります」


「色がないんだな……」


俺が、そう言うとパーンは笑った。


「何だよ」


「あー、すみません。色がないわけじゃないんです。ここは、掃除の街なんです」


「へ?」


「だから、掃除の街なんです!!」


「それが、何だよ」


意味がわからない俺は首を傾げていた。


「国王が、色のついたものは病気になると言いだしまして……。なので、この国には色がないんです。魔法で、色を取られてしまったんですよ」


そう言いながら、パーンは頷いていた。




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