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最悪な結果

ザザザザザザザザ


バサッ


…………………………。


「クサイ……」


俺の膝まで、ゴミが埋まってしまった。


どうやら、ゴミを纏めてきたらしい。


ちなみに、ボリュームが大きかったせいかよその部屋のゴミまで纏めてきたらしい。


どうしよう……。


最悪だ。


ホウが、戻ってくるまでに何とかしなきゃ!


俺は、どうにかこの部屋のゴミ箱を取って戻ってきた。


「えっと……」


俺は、ゴミを仕分ける。


「置いとく」


「置いとく」


「置いとくーー」


って、全然減ってないじゃねーかよ。


どうしよう


どうしよう


終わる気がしない。


ガチャ……。


「た、くっさーー」


ホウが、部屋の入り口で叫んでいる。


「待って、今、片付けるから」


「マトメー」


ザザッ…


ザザザ…


ホウの言葉に一瞬で、ゴミがいなくなった。


「スゲー」


ホウは、俺を気にせずに次のスキルを繰り出した。


「ハキー」


ホウがそう言うと部屋が掃かれていく。


「フキー」


ホウがそう言うと部屋が一瞬で拭かれた。


「トントン」


ホウがそう言った瞬間。小さな小人みたいなのが現れた。


《トントン、トントン、お片付け♪トントントントンやりましょう♪》


そう言って、小さな小人は10人で部屋の整理をし始める。


《クサーーイ》


そう言って、小さな小人は俺の手を引っ張っていく。


《トントン、トントンお片付け♪トントン、トントン始めましょう》


そう言って、歌いながら俺のズボンを脱がした。


《クサーーイ、着替えろーー》


小人は、ヘリウムガスを吸ったみたいな声をしてる。


俺は、小人に服を渡された。


仕方ないから、着替える。


その服を袋に入れてる。


《ハーーイ》


ホウにそれを渡した。


「ありがとう。ご苦労様」


ホウが、そう言うと小人はいなくなった。


「ジャブーン」


ホウが、そう言うと服をつめた袋はどこかに行った。


「えっ?どこに行ったの?」


「ああ。寮にある洗濯機に行ったんだよ」


「そうなんだな」


「うん。魔法洗濯機だからね。アーキーがいた世界とは違う」


そう言って、ホウは検索機を持っている。


「待って!スキル7つ以上あるのか?」


俺の言葉に、ホウは頷いた。


「凄いな」


「凄くないよ!産まれた時から持ってただけだよ」


「産まれた時から、7つもあったのか?」


俺の言葉にホウは頷いていた。


「で、今スキル何個あるの?」


「今は、まだ12個だよ」


「じゅ、12個……」


俺は、開いた口を塞げずにいた。


「アーキーは、まだないんだろ?」


「あ、ああ」


「だから、さっきのか……」


「ごめん、ホウ」


「全然いいよ!スキルがないって大変だね」


そう言いながら、ホウはアルコールスプレーであちこちシュッシュッとしながら話している。


俺って、雑菌だよな……




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