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VRMMOの始まりの街にラスボス級がいます  作者: Mr.マシンガン
第1章 世界に祝福されし者達
2/44

始まりは白き世界で

ブクマとポイント評価よろしくお願いいたします。

2話です。どうぞ("`д´)ゞ

初期なのでドンドン出していきます。

なお基本不定期ですのであしからず。

目を開けると一面真っ白な世界にいた。すると目の前に突如画面が浮かび上がって

『アバター作成に入ります…しばらくお待ち下さい』

と書いてあった。すると10秒後に音声で


『お待たせいたしました。ただ今からアバター作成に入ります。以下を選択してください。』

アナウンス後に画面が再び浮かび上がって


①説明あり

②説明無し

とあったので私は①を選択した。すると


『アバターの説明に入らせていただきます。管理AIのNo.27です』

と銀色で長髪の綺麗な女性が出てきた。


「はいっ!よろしくお願いします。瑠璃です」


つい返事してしまうと彼女は少し戸惑いながら

『わざわざありがとうございます。ですが以降は本名での名乗りは、本人特定などの危険性がありますのでご遠慮下さい。これは本契約第3条第4項に記載されている通り、ネ()()は責任を取りませんのでご注意下さい。』


「はい。気を付けます」

『フフフ…そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ。今から名前の登録に入ります』


「そうですね。じゃあ名前はラピスラズリでお願いします」

『少々お待ち下さい…申し訳ありません。そちらの名前は既に使われております』

「じゃあラピ…」

『ちなみにラピスも使われております』

「もしかして…ラズリも?」

『そちらは問題ありませ…申し訳ありませんただ今使用不可となりました』


(遅かったのが、ダメだったんだろうな…)


「えーとどうしましょうか…使われていたなんてケース考えてなかったので…27さん?」

『はい。どうしましたか?』

「何かいい名前ありませんか?」


『…え?私ですか?』

彼女はAIにしては、人間のように戸惑った。


「あまり時間かけたくないし私名前決めるのに時間かかるのでお願いします」

『そうですね…』

彼女は少し考え込むと


『ちなみにネモフィラという花は瑠璃唐草と書くようですので…ネモフィラ…前半分でネモとかはどうでしょうか?』

「ネモ…いいですね!ちなみにネモフィラにしなかった訳は何ですか?」

『被っているからです』


「またですか…」

『またですね…』

2人は同じ表情をしていた。


「27さんありがとうございます。ネモで登録お願いします」


『了解です。次に種族選択に入ります。次の項目から選んで下さい。なおタッチで説明、その後決定ボタンで確定となります。』


①人間

②ハーフエルフ

③ハーフビースト(犬)

④ハーフビースト(猫)

⑤ハーフビースト(ランダム)

⑥ハーフドワーフ

⑦クォーターエンジェル

⑧クォーターデーモン


『以上の8種類となっております』

「結構ありますね。説明も沢山書いてますし…おすすめはありますか?」

『ちなみにどのようなプレースタイルでしょうか?』

「全然考えてません!」

『…』

「…」


静寂の後に

『ごほん…どの種族でもプレーは自由ですがパラメーター成長度の違いがあります。簡単に書いておきますね』



彼女はまるでキーボードを操作するかのように指を動かした。

『これでどうでしょうか?』

すると、先程の画面の横に別の画面が出た。


①全パラメーター平均的

②MP(魔力)、MA(魔法攻撃力)

③④AGI(素早さ)

⑤ランダム

⑥DEX(器用度)、DEF(防御力)

⑦MP(魔力)、MD(魔法防御力)

⑧STR(攻撃力)、DEF(防御力)


『一応従来のゲームのように表示しましたが上記の値が数値化されることはありません。その代わりF~Sのランクで表されます。ただ生命力と魔力に関してステータスオープンと言わなくてもこのようにタップするだけでいつでも見ることが出来ます。』


「そうなんですね…あの⑤ってランダムってことはどうなるか分からないんですよね?」

『こちらは特殊となっております。上記の選択以上に様々な種類があるため複雑となっており多種多様な生物とのハーフとなっております。ちなみに選択すると1回までなら①~⑧全てにおいて変更可能です』


「意外と優しいんですね。」

『ラビット系のハーフビーストやゴリラ系のハーフビースト等様々あるので…』

「あぁ…なるほど…人によってはある意味事故になりそうですね」

ネモは色々と考えて、不味いキャラを想像してしまい、首を横に振った。


『原則キャラの再設定は不可ですのでそのための措置です』

「ちなみにランダムは全部で何種類あるのでしょうか?」

『20種類です…』

(それって多すぎる…)


「明らかにそちらに力を入れましたね…」

『否定はいたしません。それでお決まりになりましたか?』

「じゃあ面白そうなので⑤!」


No.27は少し驚くと作業を始めた。

『…了解いたしました。決定ボタンを押す前に注意事項です。先程も言いましたが変更は1回のみでそれ以降は変更不可ですのでお気をつけ下さい』


「分かりました。27さん随分慎重ですね」

『もうランダム2回した方もいらっしゃるそうなので…詳しくは個人情報ですのでお伝えできませんが中には散々な結果の方もいたそうなので…』

No.27は遠い目をして言った。


「私は大丈夫ですよ。ちょっと試しにやるだけですよ…」

そうして私はワクワクしながら決定ボタンを押した。そして…


『…蛙ですね』

固まった。そして我に返ると


「すみません蛙ってビーストですか?」

『…(多分)ビーストです。あの意味凄いですねこちらはレアですよ』

(でもさすが蛙はに絶対に嫌だなぁ…)


「もう1回お願いします!」

『もしかしてランダムですか?』

「ランダムです!!」


No.27は呆れながら

『ネモさん…試しではなくなったのですね…中々チャレンジャーな…では決定ボタンをどうぞ』

「可愛いのお願いします」


ネモはもう一度力強く、決定ボタンを押した。


すると彼女は驚いたようだった…

『!?おめでとうございます。狐(金)です』

「ヤッター!!可愛いハーフビーストだ!」


『こちらはMP、MA、AGIが高めの代わりにDEF、MDが少し低めとなっております。』

「はい。良かった~!また蛙なら泣きそうでした。」

『…』

(あれ?何で目をそらしたんだろ?)


『次に見た目の設定に入ります。こちらは種族によって変更可能範囲がございますがその範囲内ならばご自由にどうぞ。』

じゃあせっかくですから目の色を瑠璃色にしましょう。あとは、そのままで大丈夫ですね。決定ボタンを押して…

「出来ました!」

『完了ですね。登録作業に入ります…登録完了しました』


『最後にチュートリアルに移行しますか?』

YES or NO

と書いてあったので私はYESを選択した。

『了解いたしました。チュートリアルモードに移行します』


するといきなり周りの景色が草原に変わり目の前にはウサギがいた。

『こちらがターゲットとなります。ではこの3種の武器から1つお選びください』

①片手剣

②ナイフ

③杖

ここは考える間もなく即決だった。


「②でお願いします」

『了解いたしました。ナイフを支給いたします。今からアイテムボックスの説明に入ります。ナイフをアイテムボックスにお送りしましたので、アイテムボックスと唱えてその後、画面をタッチしてナイフを取り出してください。以後拾ったアイテムは、アイテムボックスに保管出来ます。なお容量には限界がありますのでそこはお気をつけ下さい』


「分かりました」

27さんの指示通りに作業して私はナイフを取り出した。

『それではチュートリアルを開始します』

すると目の前のウサギに次のような画面が現れた。


ラビットLv1

その下には緑色のバーが現れHPと隣に書かれていた。

『次にこのウサギを攻撃してみてください。』


No.27の言うとおりにネモがナイフでウサギに切り付けるとバーのゲージが下がっていき黄色になった。


『このようにHPは80%以上は緑色、20%以上80%未満は黄色、20%未満は赤色と変わっていきます。また5%を切るとHPの残りゲージが赤く点滅しますのでお気をつけ下さい。それでは倒してしまいましょう。なお、次からはウサギも動きますのでお気をつけ下さい。』


私はナイフを構えて飛び出した。ウサギは逃げるのではなく体当たりしてきましたが、それに合わせてナイフを振りかぶった。すると


Critical


ウサギは先程よりも多くのゲージが減ってしまい倒れて消えてしまった。


『おめでとうございます。このように相手の攻撃中に攻撃を当てる。急所を攻撃する等の攻撃によりCriticalと表示されることがあります。この場合通常攻撃よりも多くのダメージを与えることが出来ます。それではチュートリアルは終了となります。詳しいことはステータスを開いて、指で上にスライドするとマイページという画面が浮かび上がりますのでそこの1番の下のヘルプという項目からお調べになってください』

「ありがとうございます」


『いえいえそれでは準備はよろしいですか?』

「あの27さん」

『ネモさん何でしょうか?』

「名前呼びにくいので私が付けていいですか?」

『!?えぇ…ネモさんお願いします』

No.27は驚いた顔をして頷いた。


「じゃあフィラさんなんてどうでしょうか?2人合わせてネモフィラ…みたいな…」

『少々お待ち下さい…登録完了しました。固有名No.27改めフィラ…再接続します。ネモさんありがとうございます』

感謝の言葉を言ったフィラさんはとても輝いて見えた。


「喜んで頂いてとても嬉しいです。あの~フィラさんにまた会えますか?」

『近い内に…とは難しそうですが貴方がLIOを続ける限り必ず会えるでしょう。それでは準備はよろしいですか?』

「はい!」

『それではようこそLIOへネモさん楽しんで下さいね』

すると私は再び白い光に包まれた。






『それにしても金狐とは…面白くなりそうですね』

ヘルプ ネオ

VRMMORPG、LIOの運営兼ヘッドギア、ドライブノーツの開発企業である。企業としては設立僅か数年しか経っておらず謎の多い会社である。代表取締役兼技術顧問は古谷充。

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