陰険な男たち
今朝は受験勉強そっちのけで艦これをやってたらË2海域を突破して、能代ちゃんをお迎えしました。カワ(・∀・)イイ!!
七月九日。
スラバヤ。
海上自衛隊第二機動護衛艦隊の鞍馬上級一は色っぽいため息をついた。
「提督、なにか気になることでも?」
艦長の長月は大きなお腹をなでさすりながら鞍馬に尋ねる。
「こんな状況下でよくもまぁ食べられるわね。敵との交渉がまもなく行われるってのに...」
スラバヤ沖に浮かぶ一隻の客船。
地球の物ではない。
「船籍はブレトンハ共和国。わざわざ持ってきたのかしら」
「軍艦のうえで和平交渉ってのもなんですしね」
きょうはたのしいわへいこうしょうのひだ。
この交渉は人類が提案したものではない。
アンデスに響く歌声作戦終盤に、アメリカが特使から受け取った英語の文章。
それに書かれていた“July 9th at Surabaya”。
本分も綺麗な英語であった。
「罠かもしれないから護衛しろって...ロシア潜とかもいるらしいけど沈底したまま返事寄越さないし、この辺の海軍の船って海保に劣るくらいだし..敵艦隊も来てるし...」
さらにウザったいことにマスコミのヘリやチャーター船が周囲を走り回っている。
「艦長、そこのゴミムシどもに警告はしてるわよね?」
「ええ。“有事の際、艦隊の進路を塞ぐのならば容赦なく沈める”とね。とくに日系のマスコミが酷くて。“自衛隊ならば国民を守るべし”とか言ってきたので、“考えなしの阿呆の護衛は不可能なり。死にたくなければすぐさまここを離れろ。望んで戦場に身を置く以上、相応の覚悟をしろ”とスラング混じりの海兵風味でお伝えしましたよ」
ようは罵詈雑言浴びせまくりの品位に欠ける悪罵だったのだろう。
鞍馬は少し引く。
「まさか。きちんとダイオウグソクムシにも分かるような言葉で教えておきましたとも」
「海幕の山城さんに苦情がいっぱいね」
「最近はマスコミにも粛清の波が来てるようですね。以外とお偉方の胃は持ちこたえるかもしれませんよ」
白亜の客船。
デッキには完全武装の兵士。
幾人かは機関砲を辺りをちょこまかと走り回るマスコミのボートに狙いをつけていた。
テロを警戒しているのだ。
ボートが数隻、マスコミのボートの群れの中から出てくる。
船首には国旗をたてて、正装をした各国代表が乗っている。
後方に追随する小型ボート。
軍の警備艇だ。
海自は護衛艦のランチに臨検隊を乗せて体裁を繕っている。
他国もわざわざ専用に持ち込むことはせずランチだ。
警戒するのはマスコミの群れ。
客船の甲板からタラップが下ろされ、早い順に乗り込んでいく。
警備艇は客船の周囲に足を止め、テロリストの奇襲に備える。
そして代表が乗り込んでから二十分。
客船からの通信があった。
「艦長、最後のマスコミが引き上げていきます」
「よろしい」
長月は腹を撫で下ろす。
(マスコミがうざったいのは万国共通だな)
マスコミを撤収させろとの支持に従ったが、これがなかなか難儀である。
下手に沈めるわけにもいかず、牧羊犬が未の群れを追い立てるようにして追いやった。
会合は昼餐とともに行われた。
人類の代表は日米英仏独露加伊中。
異世界勢はそれぞれボーグ連邦、コパヒー共和国、コア王国、ナッソー国、アルマタ連邦、バーンズ国、ブレトンハ共和国、クロアタン王国と名乗った。
獣人が代表者なのはナッソーとコパヒー、クロアタン。
随行員まで含めるとコアまで含まれる。
食事は肉食中心で生野菜はない。
パンとシチューはあった。
異世界勢の手元には翻訳機。
ティッシュ箱程度の大きさのそれは、彼らの言語を英語に翻訳するらしい。
(二月のカイロのときの翻訳機より小型化してるな...三十パー、といったところか)
(天井の壁紙の厚さが不均一だ...伏兵がいる)
彼らは矢矧と酒匂、今回の日本全権だ。
矢矧は三十五、酒匂は二十八歳と、年は若いが期待の新人。
矢矧はシンガポールでの折衝以前に、二月のカイロでの休戦交渉に随行員として参加し、時の全権の失態を目の当たりにしている。
全権を捕獲すべく三月まで各国を巡ったが、手がかりもなく雲隠れされた。
酒匂は矢矧の随行員である。
十七ヶ国三十四名の代表者が円卓についた。
人類も異世界も、一部を除き双方ともに各陣営の端に座ることをためらったため、日本とイギリス、ナッソーとアルマタが端に座った。
(アクバレキ=ベーラは...いないな)
矢矧の隣にいるナッソーの随行員は狐のような耳をした。
代表者は狼だろうか。
手元に置かれているのはロンギヌスの槍めいた二本刺しのフォークと、地球のものほど安全面に考慮されていないナイフと、普通のスプーンである。
作法は地球のそれと差はない。
矢矧は二本刺しのフォークに戸惑いつつも肉を切っていく。
酒匂はフォークに戸惑った様子はない。
横目で見るとアメリカの代表がイギリスの代表とアイコンタクトをとっている。
異世界側も同様な共通意思の生成を図っている。
矢矧がシチューに手を伸ばしたときだった。
ボーグ連邦の代表がおもむろに立ち上がり、話し合いは始まった。
「お集まりの歴々がた。ご機嫌麗しう」
パチパチと散発的な拍手。
「さっそく本題に入ろうぞ。われらボーグ連邦は全国家の全面無条件降伏を要求する」
(いきなりだなおい)
(頭が暖かそうなやつだ)
地球側は唖然となり、一方異世界側は平然とパンをちぎっていた。
(まぁいい。食おう)
(だな)
「それはいったいどのようなお考えがあっての愚行か、お教え願いたい」
フランス代表がいきり立つ。
今回は急の会談であった故、精鋭の外交官を投入できていないのであろう。
(これってジョークですよね?)
(ええ、そうよ。ボーグ連邦名物、下品なジョーク)
矢矧はナッソーの狐のお姉さんと仲良さげに話している。
(ボーグの連中は傲慢な上にめんどくさいから、相手にしないのが一番よ)
(わかりました)
「はいはい、その辺りにして今度こそ本題に入りましょう。ここにいらっしゃる方で、停戦を希望しないものは挙手を」
ざっと、勢いよく上がる手。
ボーグ、ブレトンハ、フランス、アメリカ、中国。
「では五ヶ国は近所迷惑にならない廃材置き場かどこかで仲良く殺しあってちょうだい。私たちは別室に移動しましょう」
バーンズの代表者だ。
真っ黒なスーツに透き通るような肌。
切れ長の瞳は水色だ。
「こちらです」
「まて、会談は終わっていない!」
「私たちは和平に関連する話し合いをこれより行います。あなたたちは戦争がしたいのでしょう?どうぞ。そのためのフォークとナイフです」
(これって意図的だったのか)
(こっちの外交儀礼。昔からそういう風習なの)
すでにボーグとブレトンハの代表は臨戦態勢。
アメリカもやる気だ。
「そんな話は聞いちゃいない!」
「聞かされていないのだから知らんのは当然だろ、素人はスッこんでな」
ロシアの代表は辛辣にいい放つ。
どこかポイントを外した発言だが、誰も気にしていない。
翻訳機の取りこぼしだと判断したのだろう。
フランス代表は言い返せない。
そうこうする間に平和組は出ていき、残されたのは戦争組だけとなった。
だが、
「...興醒めだ」
「雑魚が。死に腐れ」
「話にもならんな」
フランス代表の背中にこっそりと移動した中国代表と、正規の外交官でないフランス代表を見て三国の代表者は部屋を出る。
互いに威嚇しつつタラップを下り、アメリカ代表はランチにのりこむ。
「我が国は横暴には屈しない」
中指を立ててアメリカ代表は去っていった。
ブレトンハ代表は首を指先で横に一閃。
彼らも自室へ帰っていく。
「彼らにも、呆れたものです」
「まったくだ」
停戦交渉のため別室に移った組だ。
さっそく駆け足で停戦の草案が練られる。
矢矧は尋ねられる。
(これは官僚の仕事では?)
(てっきりそちらの風習だと思ってました)
両世界ともに、全権がこのようなことをすることはあり得ないらしい。
だが今回は一刻も早い停戦を厳命された国が三、四あった。
無意識のうちに皆が急いでいた。
二時間でおおよその骨子が出来上がる。
「あとはこれを基準に官僚が正規のものを作ります。お疲れさまでした」
「伊勢です。はい、停戦交渉は骨子がまとまったようです。ええ、米仏中が停戦を拒絶。異世界もボーグとブレトンハが継戦です。いまだ戦争は終わってはおりません。そこはお忘れなく。それと、フランス、中国の代表は正規の外交官ではありませんでした。この失態を挽回すべくとくにフランスは何かしらの手をうってくるやもしれません。はい、はい。ええ。以上です」
外務大臣、伊勢。
反動分子の掃討で一番割りを食った外務省の長だ。
今回の会談の結果を総理に報告していた。
(矢矧と酒匂。なかなかいい腕をしている)
現地から送られた報告書には、ナッソー国の外交官と良好な関係を築くことに成功したとある。
そして会談終了後、フランス大使館の者がひそかに接触を持ちかけてきたとも。
聞けば今回のフランス代表は地質調査に来ていた大学教授だとか。
なんの因果で彼が国家を代表する立場になったかは知らないが、内務省の報告ではその教授はパリへ送られ、行方知れずとなったそうだ。
(教授と駐シンガポールフランス大使が友好関係にあったとの噂がドイツからきた。中国代表にはイギリスが手を回したとも聞く。全くもって欧州情勢は複雑怪奇なり、だ)
足の引っ張り合いがあったらしい。
七月二十日。
〈由良、時間いいか?〉
「どうされましたか?阿賀野さん」
内務省エージェントの由良は経産相の姉を持つ、三十路を前にした妙齢女性だ。
これでも元はフランス外人部隊にいたことがある。
今は画家を名乗ってアメリカ、マイアミに居を据えている。
〈今回のスラバヤ会談のアメリカの態度が気になる。心当たりがあれば調べてほしい〉
「上からの任務じゃないのね?」
〈極秘任務だ〉
阿武隈や名取など、日本エージェントでアメリカ入りしている者は多い。
そのなかでも由良を選んだ理由とは。
〈アメリカの強硬な姿勢は軍事力が背景にあるはずだ。アメリカ国民も好戦的になっている。だが敵は硬く、厚い。米軍特殊部隊が敵の要衝を急襲するのではないかと上層部は睨んでいる。なにかつかんできてほしい〉
「まったく、曖昧で分かりにくい要請ね。いいわ、やる。路銀は手配してよね。それと、チームは?」
〈阿武隈と新人の球磨だ。球磨が装備一式を追加で運んでいる。五時間後にはニューヨークだ〉
現在アメリカにいるエージェントで、一番実績があるのが由良だ。
特に潜入ミッションに強い。
この分野なら称号:ニンジャの能代などを上回る。
(まずはニューヨークね。そのあとは阿武隈と球磨と打ち合わせ...ゆっくり腰を落ち着けて絵もかけないわ)
彼女の身分は画家ということになっている。
これでも日展で特選を取ったこともあるのだ。
(私は面倒は嫌いなのよ...)
「M、operation : the Avalon、フェーズ3に移行しました」
「そう。このまま続けてちょうだい。障害は発生していないわよね?」
「No problem , Mom. (問題ありません)」
ロンドン、MI6。
007が所属する、スパイの頂点に位置する組織だ。
ヴァレリー=メディロスは自信が関与する世界規模の謀略の経過報告を上司に廊下を歩きながら行った。
「あとは任せるわよ」
ヴァレリーはMと別れて作戦本部としている会議室に入る。
白い無機質な室内。
男女が八人そこで待っていた。
「報告は終了。フェーズ3を始めます」
中央に鎮座する大きなデスク。
表面は高感度タッチパネルで、今は世界地図が写し出されている。
「フェーズ2の成功は難関だった。だがこれを過ぎれば問題はなにもない」
まず白地図の仏中が黒く塗られる。
アメリカは赤だ。
独露伊加日は緑。
一人の男が地図上の北京を指で拡げると、そこがズームアップされる。
「中国は代表の処刑を行いました。家族も纏めて銃殺です。容疑は国外勢力との内通。非民主的ですね」
白地図は衛星写真に切り替わり、とある軍施設で五人分の死体袋を建物からトラックに移し換える一瞬が撮影されていた。
「フランスでも件の学者は逮捕、拘留されました。ロボトミー手術を行う時間はありませんでしたが、彼は期待通りに動いています」
衛星地図の隅をダブルタップした女。
それは白地図に切り替わりつつ世界地図に戻る。
そしてドラッグとタップでフランスのある収容所の衛星写真に切り替わった。
「処理しておきますか?フランスが動くと厄介です」
不要、とヴァレリー。
「ドイツ、ロシア、イタリアは?」
「協約を守っています」
「カナダ」
「右に同じく」
カナダはいい子ね、アメリカなんかには渡さないわよ、と別の女。
「..ジョーカー」
「ニンジャはやはり全員不明です。今は活発にアメリカに探りをいれている模様」
ジョーカー、日本の動きを警戒するヴァレリー。
能代と切り結んだのがトラウマになったのだろうか。
ピコン、とポップが片隅に浮く。
男がタップ。
「...ん。速報です。ヒースローにニンジャ。ヒースローにニンジャ。...こりゃぁお嬢の意中の相手だぜ」
監視カメラの映像とそれの解析付で提出されたデータ。
能代だ。
「実害がない限り監視を着けるだけで。居場所は常にキープ...っていうか、それって本物?」
「これで偽ならヒースローの権威も地に墜ちますよ」
「公権力でストーカーかい?熱いねぇ」
「黙れハゲ」
禿頭の男はヴァレリーのクリティカルヒットを受けて轟沈した。
「それで、ディッシュは?」
「ターキーはグリルに乗ったまま。しかしコクランのやつは鼻がいいですね」
「フェーズ1は終了している」
わーってるよ、と青年。
彼はディスプレイをタップしてアメリカの白地図を出す。
「ジョーカーどもがラングレーに狙いをつけている。ランクAエージェントが少なくとも二人、ニューヨーク経由で投入されたようです。ドイツも同様にラングレーにランクAを一人、Bを三人」
「大使館は?」
ふたたび世界地図に戻される。
「駐露、駐独、駐加大使にいくらか示唆した。イタリアにはロシア、日本はドイツからデータを回されている」
各国の大使館のポイントが赤と黄に光る。
「オーケー。計画はフェーズ3にシフト。王国の長いためいきの時代を終わらせましょう」
「女王陛下に栄光あれ」
唱和の声は、しかし完璧な防音で外に漏れることはなかった。
はずだった。
〈女王陛下に栄光あれ〉
(いいものを聞いた)
イエローキャブの中、イヤホンを押さえながら能代はロンドンアイを目指していた。
〈能代さん。ヒースローに川内が到着しました。以後は行動計画A6に従います〉
「よろしい」
能代は三日前にロンドン入りしている。
応援の川内が今、英国に着いたところだ。
(人狼ゲームの肝は、いかに相手を謀るかにある。ポーカーも同じく、相手の裏をかくものだ。さぁヴァレリー、イカサマありのこのゲーム、どちらが強いか添削しよう)
七月二十二日。
ウィリアム=コーンウォリスは大西洋を渡る人となっていた。
ボーイング777のビジネスシート。
胸元には鬼怒との待ち合わせの印である逆三角のピン。
(しかしなぜ鬼怒はベルリンを指定したのだろうか)
以前サンフランシスコで大捕物を繰り広げられた日本の最新カーボンナノチューブ争奪戦。
合衆国は一応の成功を見せたかに見えた。
しかし現実、それは巧妙に作られたフェイクであった。
三世代遅れのCNT、世界の九割はよだれを垂らして欲しがる代物。(ただし使いこなせるわけではない)
アメリカの技術でも作れる程度のものに、顕微鏡でわかるほど細かい字でMade in JAPAN. と刻印されていた。
レーザーで刻印したのだろう。
その下にはでかでかとDid you have a nice day? と挑発するような刻印。
ウィリアムはその失態の責を負わされてしまった。
そして挽回すべく日本の二重スパイである鬼怒の提案にのったのだ。
(上層部の連中、目にもの見せてやる)
「ああ君。ホットコーヒーを」
キャビンアテンダントにコーヒーを頼みながら、Apple社のラップトップを閉じる。
(CAに見られて情報もれとかいう事態になったら、首だけじゃすまないな)
ふてぶてしいまでのいつもの余裕ぶった態度も、いまはなりを潜めている。
(なんといったかな、あれだ。追い詰められた狐は、ジャッカルより狂暴だ」
「コーヒーどうぞ、狐さん」
「ああ、ありがとう...」
独り言がどうやら漏れていたらしい。
(いよいよ気をつけねばな。ここまで追い詰められたのはいつぶりだろう)
(たいそうな自信家だ。貴様など狐どころかトカゲの尻尾だというのに)
黒いスーツをびしっと着こなした白人の男。
背のほどは高く、年は若い。
(まぁいい、興味もない。沈め)
一人のキャビンアテンダントが去ったあと、彼はとある道具を取り出した。
「君、彼を起こさないでやってくれ。死ぬほど疲れている」
数時間後にまわってきたキャビンアテンダントに、男は胸元の逆三角のピンを輝かせながらそう告げた。
「アメリカ政府は追い詰められているようですな。コクランの後任は迫力がない。そのポストには噴水でも置いておいたほうがインパクトがある」
ロシア、モスクワ。
日本の内務省の鬼怒は、ドイツのエージェントとカフェで話していた。
「先ほどダラス発フランクフルト便で死体が見つかった。カンパニーの男だ」
「殺害したのは同じくカンパニーらしいな。どこかの国がアメリカを引っかけたことのケジメをとらされたらしい」
鬼怒は紅茶の香りを堪能する。
上司が揃いも揃って紅茶党ゆえ、茶葉についての講習は全職員が受けている。
いわく“スパイのたしなみ”だとか。
「君はよく知っているはずだ。その死体について」
「写真は見た。だが別人だった。そもそもあんな目立つピンなんぞだれが付けるものか」
「まったくだ」
光るものは狙撃の的になりやすい。
発信機がついている可能性もある。
まっとうなスパイでなくてもそんなものはつけない。
「偽物か?」
「ああ。ハリは...ウィリアム=コーンウォリスは用心深い男だ。替え玉などいくらでも作れる。問題はその危険な男がどこにいて、何をしようとしているのかだ。野垂れ死んでくれたら御の字なんだが」
「便所男(W.C.)はこちらでもマークしていた。偽名はニール。カンパニー一のエージェントだ。そうそう追い出されるとは思えんが」
ドイツのエージェントはW.コーンウォリスをこき下ろしつつも実力は認める。
「あるとすれば...」
拙作の下書きが完結。
予定通りなら三十二話で完結のはずです。
本話より作者が陰謀のシナリオすべてを掌握しきれず、伏線のはずが行方不明になってしまいがちです。
次作に持ちこされるものや、いつの間にか解決していたりなどありますのでご容赦ください。
作者のキャパ不足と過大な展開が原因です。




