露出
「いろいろなことがわかった」
まず、と一拍おいて話始める白衣の研究者。
「あちらには獣耳萌えという文化がない。メイド萌えはあった。アニメーションの質は日本が断然上で...」
青葉は無言で靴を投げつける。
申し分ない速度の靴はしかし、白衣の研究者の変態的インメルマンターンによって回避された。
「本題はそこなのか?ああ?脇道にそれたんならてめえの研究予算けずっぞゴラ」
すいませんでした、と研究者が謝罪して話はもとに戻る。
「...異世界側からは扉...所謂オーパーツでこちらの世界と通じたとのこと。おそらく次元断層を越えて路をつけるものだ。そして扶桑重工の研究によって示された未元物質こそが、おそらくこの竜脈なのだ」
六月八日。
「時雨閣下。オーストラリア偵察作戦が開始されました。SASはポートダーウィン基地機能を掌握、内陸部への拠点とした模様」
「そうか...」
会議室には将官が多く集まっていた。
コーヒーを一口。
(半年で逆襲開始か...半年は暴れられると言ったのは山本五十六。我らも奇しくも半年だ)
「周辺海空域に敵はいるのか?」
不明ですが、戦闘は発生していない模様。
誰かが答えた。
「まさかとは思うが、縦深防御か?」
一人の将官が口走り、皆は冷や汗を流す。
「現状で縦深防御を打ち破るとなると...」
「包囲出来ていないのにそんな無理だ...」
「敵の戦車野砲が増強されているとの報告は間違いだったのか!」
「いや、トラックに丸太をくくりつければそれっぽくもなる。あれだ、トリックだよ」
「野郎、ぶっ殺してやる!」
「まて、今は縦深防御をどう打ち破るかだ。...空挺は?」
会議室は騒然となる。
「ダメだ。対空迎撃もきっと万全だろう」
「中部は下水管なんかも未整備だろう...」
「開削機械で強行突破するか?」
縦深防御とは、広い国土に敵が侵攻してきた時の防衛戦術だ。
とにかく逃げに徹する、それだけだ。
焦土戦術と組み合わせ、侵攻してきた敵を飢えさせる。
モッティ戦法ばりに補給路を寸断することもある。
正規軍のゲリラ戦や民間のパルチザンも合わせれば、多量の出血を強いることができる戦術。
「...中距離弾道弾で吹き飛ばそう」
その一言は空自の夕立空将補のものだった。
全く新しい発想のそれは、意外性こそあれ納得できるものであった。
敵の要衝を一撃のもとに吹き飛ばせれば、すばらしいコストパフォーマンスが期待できる。
「ロシアにでも提案しますか」
「.....むしろ星一号でいけないか?」
またもや夕立空将補。
再度会議室は騒然となった。
星一号作戦。
中国の山峡ダムを破壊し、政権維持を不可能にするプラン。
実際はダムは工兵の手持ち爆薬で吹き飛ばせるほどに劣化していることが内務省の潜入で判明している。
ゆえにプランは一時凍結されていた。
「衛星は打ち上がっていたよな?」
「ええ。すでにロストサテライトとして処理されています。三時間で稼働できるはずです。確認させます!」
「急げよ!」
打ち上げ直後に事故で軌道を外れ、それでも地上へ落下することはなくスペースデブリとして公式に処理されている衛星がある。
“壱型戦略衛星‐天津狐”と名付けられた人工の星は、日本の切り札であった。
早くもその五分後に回答が。
「技術開発研究本部から返答。太陽フレアの影響で精密降下は不可能。推奨せず、とのことです」
あのマッド連中が不可能といったのだ。
これは困った。
「私は反対だ。これはそもそも事故に見せかけて街を破壊する計画。正義のために使うべきではない?」
「‥公式発言としてはオフレコにしておけよ」
「初めからバグ取りも万全ですよ」
盗聴機は毎週壁紙を剥がして探している。
もとより剥がしやすい壁紙を使っているためかなり早く終わったりする。
「やはりロシアに撃たせよう。正義の弾道弾を撃った国という名誉つきで北方領土を奪還すべきです」
「ここは政治を可能な限り廃した議論をなすべきだ!気を付けよ」
「しかしロシアも弾道弾を核を使わず消費したというパフォーマンスになるな。恩を売れる。...総理と大臣に提案だ!ロシアを焚き付ける。シンガポールに至急関係者を集めろ!」
「どうも、日本の矢矧です。今回は我が国からの提案があります」
三時間後、シンガポールにいた矢矧は各国の外務、軍事関係者を前にプレゼンをしていた。
「お気づきかもしれませんが、オーストラリア戦は遅滞戦術に巻き込まれていると我が国の防衛省は判断しました」
「一人か。君のところの不知火女史はどうした」
「彼女ならアフリカ戦線で暴れています」
イタリアの武官がフランスの文官に答える。
「私は一応軍事学の研修こそ受けましたが、専門は外交。あくまでメッセンジャーに撤させていただきます」
そこで矢矧は防衛省の提案を告げる。
室内はざわめいた。
「弾道弾で吹き飛ばす...!」
「人類が一致団結すればたしかに可能ですね」
一致団結のところに皮肉げな笑みを浮かべつつカナダの代表は同意した。
「ならば我が国の弾道弾を使っていいか?冷戦の置き土産だが、多すぎて困っている。無論、間に合うのならば核弾頭が無いことを証明する準備がある」
「オーストラリアを除染するのは手間ですし、ここにいない国の警戒を買います。ここはロシアを信じて我らはそれぞれの友好国に連絡を回しましょう。なに、もし実入りでも被爆するのはオーストラリアの亜人どもだ」
「異議なし」
「では通常弾頭弾道弾の用意を急がせます」
「私はオーストラリアの部隊に警戒を伝えましょう」
各国が己の勢力圏の国々に協力を呼び掛けるべく動き出す。
そして二日後。
〈弾頭の最終確認。...チェック。通常弾頭。監査の皆様も宜しいか?...結構。発射シークエンス開始〉
国連の監査官が頷き、オペレーターがキーに手を伸ばす。
「カウントどうぞ」
「3....2....1....」
かちゃ。
同じタイミングでキーを回す。
〈通電確認。発射コード入力〉
〈用意よし。...全ては人類未来のために〉
轟音をあげて立ち上る白煙。
三、四十年前ならば世界の終わりを示したであろう白煙は、しかし今年においては天を掴む希望の柱となった。
燃え尽きた一段目を切り離し、二段目が点火。
太平洋を往くアメリカイージス艦のレーダーでもそれは確認された。
「高速飛翔体確認。ロシアの弾道弾です」
「未来を掴む破壊の矢...人を殺すための兵器が人を救うことになるとは。..面白い」
「キャプテン。かっこつけていないで指示を」
ああ、そうだな。
艦長は嬉しそうな顔で号令を下す。
「アスロック全弾発射。核抑止でしかバランスをとれない歪んだ危うい世界に新たな一石を投じたロシアへの祝砲だ」
アーレイバーグ給料駆逐艦のVLSが開放され、弾道弾とは比べるまでもないがそれでも大きな噴煙をあげる。
彼らは空中を飛翔した後ブースターをパージする。
「アスロック、着水。音響ホーミング開始」
「敵潜から注水音。ようやく気づきましたよあの鯨は!」
「着弾まで三十秒」
二十五、二十、一五、十と続くカウントダウンは異世界の鯨を狩るカウントダウン。
「炸裂音多数、圧壊音!撃沈確実!」
「捕虜がいたら確実に捕縛するぞ」
カラリと晴れたオーストラリア。
空に一筋の真っ赤な流星が現れた。
「これが核だったら大変ですよ...」
「祈れ。それだけしかできん」
イギリス軍が誇る特殊部隊、SAS。
彼らは最前線で着弾観測の任に就いていた。
「肉眼で確かめるのが一番よ」
隠れていても、これが核弾頭ならば彼らは蒸発する。
狙撃される心配は少ないのだから身を乗り出していいだろう。
彼らはオーストラリア中部の敵要塞を地平線から監視していた。
そして轟音。
天と地が背中合わせでブレイクダンスを踊っているようだと隊長は作戦後に述べている。
「ハラショー。こいつは力を感じる」
要塞、おそらく撤退戦のために再編成中だったのであろう。
多数のトラックや戦車が集まっていた要塞に矢は落ちた。
「こちら13小隊。綺麗な花火だ。きっと会場は健全な熱気に包まれただろう」
〈よくやった。アメリカ人めいて異常なフィーバーを起こしてる様子はないか?〉
「カウンター正常値」
〈よくやった。帰ったら平均的なシャワーを浴びていいぞ〉
「六月八日、ロシアが放った弾道弾はオーストラリア中部の敵要塞を粉砕。人類連合地上軍は無人の野を行くロードローラーのごとく土煙をあげて爆心中」
日本、大分県。
アメリカ人夫婦、もとい元アメリカ人の夫婦が小さな小屋でゆっくり休んでいた。
トマス=コクランとその婦人だ。
元アメリカ国務長官。
大統領と反りがあわず、面倒なので国籍まで棄てた男だ。
今は別荘として買った小屋にいる。
後々は日米民間交流で何かしらの働きをしたいと思っているそうだ。
「あなた、お客さんですよ」
おっとりとした婦人が来客を告げる。
その客は不吉なスーツ姿ではなく、登山者のなりをしていた。
mont-bellのザックをおろし、ソファーでふぅと一息ついた男。
「どうも、改めまして内務省の鬼怒です。仕事柄名刺は持ち合わせておりませんので悪しからず」
鬼怒は握手を求めた。
「今は日本国籍を有する一介の老人だ。よろしく」
トマスは警戒心を隠そうともせずそう言った。
鬼怒は構った様子がない。
「上からの要請で、現在のアメリカ政府を探っています。お力添えを願いたい」
「よし、お前らよく聞け。これより向かうはサンパウロだ」
大西洋上の輸送機の中、オーガスタ=ケッペル少佐のシールズチーム8はサンパウロに向かっていた。
これで三回目である。
「敵の戦車と我らがエイブラムスは南米中部で熾烈な戦車戦を繰り広げている。今回の襲撃作戦は現在遂行中の“アンデスに響く歌声”作戦を強力に支援するものだ。中部と太平洋側を戦う仲間のために、ここでサンパウロを混乱させる」
サンパウロには敵の物質集積所があることが二回の偵察で判明している。
「グリーンベレーやフォースリーコンも投入されている。だが土地勘で言えば俺らが一番だ。最短ルートを静かに進み、発破する!いくぞ!」
「うーい」
「いー」
やる気が全く感じられない返事。
「オハイオにて最終チェックを行う」
アンデスに響く歌声作戦。
南米から敵を一掃するための米軍主導の作戦だ。
アフリカ南下、オーストラリア上陸と続き、人類の逆襲の一貫であり、最大兵力が投入されている。
「まったく、出る戦場すべてで厄介なことになってるな」
制圧されたサンパウロにて、ジョン=クック中尉は紫煙を燻らせながら不敵に嘲う。
まるで目の前の敵など眼中にないように。
いや、事実ジョンの目には目の前の戦車師団など見えていなかった。
「総員、正面からの激突は避け、市街戦に持ち込め。石畳に石鹸水を流してキャタピラを空転させろ。キャタピラの隙間に丸太を挟んでやれ。エンジンに爆薬をくくりつけろ!‥腕に自信のあるやつは、俺に続け。敵の旗を取りに行く!(If you are the SOLDIER , Follow me . And let's capture the enemy's flags !)」
〈うをおおおおおお!〉
〈着剣せよ!〉
市街戦で敵の予想外の反撃を受けた米軍だが、少しずつ統制を取り戻しつつあった。
指揮系統が完全に瓦解したものの、蜘蛛の子めいて散らされた部隊も、近くにいた連中と即席の小隊を組んで戦線に参加。
フレンドリーファイアを警戒しつつもスムーズに動き、敵を伐ち倒していく。
少数精鋭の米兵と、数だけは多い南米諸国の兵と敵兵とが入り交じる、混迷の市街戦を離れたところに別の小隊がいた。
オーガスタ=ケッペル少佐以下シールズチーム8が三名と、フォースリーコンのジョン=クック中尉、他はデルタの四名だ。
八人は連係訓練を受けたことがない。
だがそれぞれが互いの動きを観察し、足りないところを有機的に即興で補完していく。
目指すは敵の本丸。
「いたぞ、フラッグだ」
デルタの小尉がオペラグラスで遠くの敵を視認した。
装甲車が五台。
「フォワードより通信が届いたやつ全員。敵のフラッグを発見。これより交戦状態に入る」
通信兵がこれを拾い、全軍に伝わるといいのだが。
このような通信は重複や連絡漏れが発生するため褒められたものではない。
だが今は非常時だ。
どこで何をやっているか。
混乱した本部のせいで、目も耳も塞がれた兵士たちには少ない情報でも希望になる。
「狙い穿つ。先行してくれ」
ジョンが構えるのはM2010狙撃銃。
スコープに目を添えて、心音をさえも極限まで小さくする。
他の七人は低い姿勢ではいよって、装甲車の空いた窓から丸見えな社内を狙う。
(閃光よ、貫け)
音の壁を切り裂いて翔ぶ弾丸は、敵の兵士の頭には当たらず。
しかしそれはその兵士が持っていた通信機を粉砕した。
それを合図に七人が突撃。
一台の装甲車にシールズ隊員が飛び付き、ドライバーを蹴落とす。
速度を緩めたそれに皆がとりつく。
ジョンは置き去りにするしかない。
あとで必ず拾いに来るぞ、と言い残し、その装甲車は敵を追う。
グレネードを未来予想位置に打ち込み、過たずそれは一台を吹き飛ばす。
ものの数分で敵のフラッグ群は落ちた。
「あっけないな」
「主力は全部前進させていたのでしょう。偵察機の知らせた兵力とおおよそ相違ありませんし」
その相違が問題なのだ、とグリーンベレー。
「万が一、これがフラッグではなかったら?」
「そのときは陣を整えて殺すだけよ。合衆国は無敵だ」
そこに市街に置いてきた連中から通信が入る。
「...市街掃討もおおよそ完了。あとは...」
「行方不明のジョン=クック中尉を探しだすだけですね」
六月二十六日、アンデスに響く歌声作戦は成功に終わった。
ブラジルや北部チリは人類の勢力圏に入った。
そしてついに、南米に入った記者によって獣人の存在が公表された。
「おい、フレディ聞いたか!」
「...ああ。だが何時かは来るとわかっていたはずだ」
マルティンとフレディは戦地に初めて入ったジャーナリストとして、軍の意向に従い獣人の公表は避けていた。
他のジャーナリスト、希少な存在だが、彼らもまた、獣人のもたらす混乱を恐れて自発的な検閲を受けていた。
「今回は隠して持ち帰ったらしい。ジャーナリストとしては正しいのかもしれんが...」
「...国によっては暴動かもな」
人にあらざるモノをもつ獣人。
魔女狩りなんかになっては目も当てられない。
一時の暴走のせいで、百年以上先まで続くであろう交流の芽を断ってしまうのはあまりに惜しい。
「さっそく抗議のメールが僕にもきたよ」
「...まとめて軍に会見させよう」
「それがいい」
異世界人の写真は瞬く間にネット上に広がり、ニュース、新聞、ラジオでも広がっていった。
さらに電凸に懲りたジャーナリストが漏らしたため、軍の意図的な情報規制を批判する声が噴出。
宗教関係者は賢くも詳細なコメントを避けた。
ただ皆一様に、他者を攻めることを良しとする神はいない、との声明を発表し、発覚から三日ほどで(しかしながら公式発表ではなく、ネット上のガセの可能性もある)騒ぎは平穏な方向へ軟着陸するように見えはじめた。
東京、官邸。
「総理、今回巷で騒がれております犬のような耳を持つ異世界人について、総理はご存じでしたか?」
「えぇ、その辺りのことは機密事項です。こちらの内情を下手に漏らせば、敵がそれを利用する恐れがあります。メディア関係者にはそのことをよくご理解いただきたい」
「とはいったものの...」
〈マスコミに自制は無駄ですよ。テレビはご覧ですか?“高雄総理は国民を騙し、国民の知る権利を脅かす独裁者だ”と高説を垂れています〉
「そんなもの、見たくもない。時間資源の無駄だ」
高雄は誰もいない執務室でぐでー、と椅子にもたれていた。
内務省の日向はそれを慰めつつ、高雄の胃を壊しにかかる。
〈財務省およびマスコミの粛清。用意はできております〉
外務省の癌は切除した。
次は財務省とマスコミの番だ。
「ことはエレガントに運べ。私は寝る」
〈クックック。よい夢を〉
日向は人間同士の内輪揉めに勝つため働き通しだ。
高雄よりも寝てないかもしれない。
少し壊れてもまぁ、問題はない。
「悪役にしか聞こえんぞ。胃に悪いからもっと耳に馴染む笑い声を頼む」
〈...あーっはっはっはっはっはぁい!どうも、日向淳ドエす。前歯に青海苔付いてても教えてあげナーい〉
「........病院、行こうか」
〈........はい、私も二ヶ月ぶりに六時間以上寝ることにします〉
「あらあらまぁまぁ。内務省も大変ですわね」
法務大臣、五十鈴はコロコロと鈴のように笑った。
〈ええ。まぁうちは気楽にやっていますが〉
そうねぇ、いい子いい子、と防衛大臣の足柄を誉める。
〈(嬉しくないぞオバサン...)〉
「あらあらぁ、なにかおっしゃいました?」
イイエナニモアリマセン、と棒読みで答える足柄。
「まぁいいわ。最高裁は抑えました。三権分立が泣いて呆れるわぁ」
全くだ、と足柄。
「暴れてらっしゃい。後始末はお姉さんがヤったげるから」
〈忍びない〉
「構わんよぉ?」
いまだ野党がヤジを飛ばし、政権叩き覚めやらぬ七月二日。
最大手テレビ局の会長が未成年者へのみだらな行為で現行犯逮捕された。
つづいて二番手の新聞社の大規模な脱税疑惑。
これまではマスコミはそれらを塗りつぶしていただろう。
それだけの力も、権力もあった。
しかしインターネットの台頭が情報海のパワーバランスを一変させた。
匿名掲示板はおおいに荒れ、その会社とスポンサー企業の株価が急降下。
しかもスクープが出る数分前に株をすべて売却し、数分後に最安値となったそれを買い占めた連中までいるとのこと。
ネットはさらに荒れた。
3:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2015/07/02(木)
うっはwwwマスゴミ大爆死wwwwメシウマwww
4:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2015/07/02(木)
くっそおおおおおおおおおおおお
株券紙くずワロエナイ( '・ω・`)
山の手の皆さんごめんなさい
5:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2015/07/02(木)
>>4
ざ ま あ
6:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2015/07/02(木)
>>4
NDK? NDK?
7:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2015/07/02(木)
>>1
でもこれって陰謀臭くね?
内務省あたりが仕掛けたとかあり得るじゃん
8:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2015/07/02(木)
>>7
クソチョン様陰謀論お疲れさまですwww
大草原不可避wwwwww
9:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´ )さん:2015/07/02(木)
_, ._
( ・ω・) んも~
○={=}〇,
|:::::::::\, ', ´
、、、、し 、、、(((.@)南無妙法蓮華居明神新来陣仏滅増葉破
「ネットは楽しそうですな」
〈無責任に偉ぶって垂れ流すだけですから。排他的に独善的。少しは働けと言いたいです〉
財務省の那智と文科省の大淀の通話。
〈そうだ、那珂ちゃんに頼んでハローワークを増やしてもらいましょう。大学でも就職するか自殺するかの選択肢を作ります〉
「おいやめろ」
〈冗談です〉
声音が冗談じゃないんだよ、と那智。
「うちもパージする連中のリストアップは完了した。あとは日向さんに任すのみ。それで本題は?」
ええ、と大淀。
〈ええ。人事を刷新するのでしょう?それと例の件、是非ともよろしくお願いします〉
「さて、なんの話やら。..失礼、部下がよんでおりますので」
〈ええ。期待しております〉
ちん、と電話を下ろす。
正直大淀が言ってきたことの意味がさっぱり彼には分かっていない。
「暇してる連中は集合だ」
部下を集め、緊急の会議を始める。
「まず、大淀大臣はいわゆるクーデレというタイプに近い」
「つまり無駄そうなことはしない人か」
「文科省がうち(財務省)になんの用でしょうか?予算?」
「研究開発もおよそ順調。予算が致命的に不足する事案も、予定もありません」
「弱ったな」
「大淀大臣。あのような言い方では先方も困惑するのではないでしょうか。それに貴女らしくもないですし」
秘書が苦言を述べる。
「そうね...クールビューティーな私の印象が崩れてしまったかもしれないわ。一週間ぶりに休ませてもらうわね」
畏まりました、よい夢を。
秘書に背を向けのっそりと仮眠室に向かう。
その姿は冬眠前の熊みたいだ。
羆のような狂暴性も持ち合わせているかもしれない。
(外務に続き財務も人事刷新の動きが出ている..他のどの省庁も賊を炙り出し、排除する、ないし排除したため仕事の分配がうまくいっていない。管理職がごっそり減った上に日教組との抗争。私が連絡をつけておこう)
秘書はやつれた顔でメールを打つ。
「那智大臣。文科省の大淀大臣の秘書からメールです」
「礼儀がなっておらんな」
「どこもかしこも激務なんだ。あと一ヶ月ほどは我慢しよう」
それで本分は?と那智。
「文科省が財務省に要求するものは、宇宙開発関連での新技術..軌道エレベーターやコロニー建造の実際的な研究のための予算増額と、新時代を造るであろう未元物質の研究のための予算増額であるようです」
「やはり予算か」
「来年度予算審議のための根回しか」
「未元物質とはな...それじゃ第二位にしかなれんぞ」
「なんの話だ?」
「宇宙開発ねぇ。景気のいいプランです。落ち着いたら詳細を聞きましょうぞ」
財務省では問題が解決されたため、のっそりと皆が職場に戻りはじめた。
彼らも内務省の粛清に備え、さまざまな準備をしなければならなかった。
(来年度の採用枠は多そうだな...でも受ける人間すべてを採用する訳にもいかん。中国系のスパイが紛れ込むことは必定だ)
ドイツ、マイセン。
怪しげな男たちが白衣を椅子の背もたれや壁のフックに引っかけて休んでいた。
彼らが見ていたのは獣人。
「アフリカに局員をだして浚ってこようか?」
「拉致監禁とはな。卑賊には誇りもないのか」
「それにアフリカ南部には正規軍の艦艇がうようよいる。潜水艇でも買ってくるのかね?ただでさえ“本社”が目をつけられているというのに」
彼らはネオナチと呼ばれる連中だ。
製薬会社を装ってあんなことやこんなことを昼夜やっている。
「いずれ戦争は終わる。その時まで待てばいい」
さて、休憩は終わりだ、とリーダー格のスキンヘッドが席を立つ。
白衣を肩にかけ、葉巻を片手に部屋を出ていった。
もうすぐ受験です。そしてそれ以上に秋のイベントが。
イベント報酬は19、武蔵、大鳳、矢矧、能代でしょうかね。
Ë2攻略で矢矧能代19は手に入るかな?
いまさらですが、拙作の登場人物は日本人の場合旧海軍の艦艇から名前を持ってきています。山や川、旧国名なので苗字にいいのですよ。艦名を人名に当てるアイデアは艦これを始めるまえからあったんです。
外人の人名はその辺の国の軍人から。
異世界人は例えばÑ国ならH語H国、と言語とともに設定されている国の人の名前をいじっています。
変な入れ込みがあるので、異世界パートは翻訳をかけながらやらないといけないのが面倒。
Googleを使っているので、その手の言語に詳しい人がみれば異世界人の会話におかしなところもあるかもしれません。




