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銀の月  作者: 鎖綾
出会いと別れ
1/10

幸福と不幸

『彼女』は『幸福』という物を知らなかった。


 そして、『不幸』という物も知らなかった。


 『彼女』は『幸福』や『不幸』を知らなくても生きていく事が出来たし、知る必要も無かった。知ったとしても生きていくのが辛く、苦しくなるだけだった。


 『幸福』を知った時、『彼女』は自分がどれだけ『不幸』であるかを思い知り、血の涙を流した。


 『不幸』を知った時、『彼女』は自分がどれだけ『幸福』であったか思い出し、心を切り裂いた。


 もしかしたら、昔『幸福』や『不幸』を知ってしまった時に忘れていただけなのかもしれない。


 『彼女』はこの苦しみを何度も味わっているという感覚があったからだ。


 しかし、『彼女』にはどれだけ血の涙を流しても、どれだけ心が切り裂かれようとも忘れられない『彼』との記憶が、思い出があった。


 それが『彼女』の心を壊す事になろうとも。

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