第23話 再集結
再会は、劇的ではなかった。
誰かが叫ぶことも、
抱き合うこともない。
ただ――
そこに、全員がいた。
◇
「……戻ってきたな」
最初に言ったのは、ガルドだった。
前に立っている。
無意識に。
「一人で行くって言われたから」
コムギが続ける。
「……心配、
してないわけないじゃないですか」
フィーは、
俺の顔をじっと見てから、
ふっと息を吐いた。
「……欠けてない」
それだけで、十分だった。
◇
ミラは、
少し遅れて歩いてきた。
「ノリ的にさ」
軽い口調。
「これ、
最終章入ってるよね?」
クラウスは、
何も言わない。
ただ、
糸を一本、外した。
◇
ぽめは、
全員の真ん中に座る。
自然に。
当然のように。
◇
「……分かってると思うが」
俺は、
腕を組んだ。
「もう、
見逃してはもらえない」
全員、頷く。
誰も、
理由を聞かない。
◇
「一つだけ、
約束してほしい」
俺は続けた。
「――誰も、
“自分が強い”って
思うな」
ガルドは、
首を傾げる。
「……元から、
思ってません」
コムギも、
小さく頷く。
「……普通、
ですよね?」
フィーは、
肩をすくめる。
「壊れたら、
直すだけ」
ミラは、
笑った。
「ノリでやるだけ」
クラウスは、
最後に言う。
「……観るだけです」
◇
それでいい。
誤解は、
完成している。




