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超金属の星

ノーダたちから面白いことを聞いた。

この先の星系に絶対破壊できない謎の星があると。

ナーワから出たことのないのに何故そんなことを知っている?


「有名な話だぜ!」


全員から言われたが……地球人の俺が知ってるわけないだろ。

密航も、その星に行ってみたいからという理由もあったんじゃないか?


ダイヤを加工するときにダイヤを使うようにその星の石かなんかで切り出したりできないのか、と思ったが、その球体以外には全く何もない。ホントになんもなし。


「それじゃあ、ほぼ打つ手なし……ってことじゃないか。」


ドラゴン4姉妹がここに来たがったのは魔法の力でこの星を砕けないか?という好奇心からだった。


「メ〇ロ〇アでも撃つのか?」


某マンガの究極魔法だ。複数の魔法を融合させてすべてのものを消滅させるエネルギーを生み出す魔法だが…。

複数の呪文を同時に唱えられるものなどいない。と一蹴された。

ただし物質を分子ごと切り裂く魔法はある…正確に言うとあったらしい。


「氷結魔法と重力魔法の複合って話だけど…。」


ノーダが言う。氷結魔法は分子の動きを止めて温度を下げるもの。止まった分子を重力で切り裂くということらしい。


「でも、そもそも複数の呪文を同時に唱えられるものなどいませんから。」

「いや、それは変だろう? お前ら竜化しながら雷撃とか撃ってるし……。」


ドラゴン娘たちの目が点になって石化した……。


理屈上、ドラゴン娘たちは複数の魔法を同時に使うことができるはず。魔法研究に熱心な彼女たちはさっそく研究と練習に取り組み始めた。


「なんで俺まで?」


脳波が強く、魔法制御が得意そうだから…ということだが。

複数の魔法陣をイメージしながらそれらへ適切な量の魔法力を送る。かなり集中力のいる作業だった。

だが、不可能ではなかった。複数同時詠唱は徐々に精度を高めていった。

だが、残念ながら氷結魔法と重力魔法を同時に使うことができたのは俺だけだった。

何か魔法制御がかなり上手いそうだ。

魔法陣をイメージして魔法を撃つ無詠唱と詠唱を組み合わせて複数の魔法を同時に打つのだ。

なんでできた? これまた脳波が強いからか?都合よすぎないか?


で、同時にある装置の開発をノージとビースに頼んだ。すぐできた。


さて、最近ノージが髪を伸ばし始めた。双子でよく間違えられるのが嫌だったとかで。

まぁ、区別がつきやすくなっていい。で、彼女に新たな決め台詞ができた。


「おねぇちゃんにまかせなさ~~い!」


…どこのパン屋の看板娘さんだよ。

そのうちビースが


「ウェルカムカモ~~ン!」


とか言い出しそうな…。


さて、その星? についた。

サーカから約100光年の位置。直径は月の3分の1程度。大気はない。星というよりは、要塞とかの人工物に見える。イゼ〇ロー〇とか、デ〇ス〇ーとかの。


何をやっても砕けない上、近隣に惑星等もなく滞在が困難なので、もう誰も来なくなったらしい。

だ~~れもいない。


「他にもそれなりに固い惑星はありますから…。利用できる可能性のあるそちらの星を研究したほうが確実ですからね。」


結果を出せないとスポンサーが離れるのは何でも一緒か。

で、我々が魔法という新たな方法でこの星に挑むことになったというわけだ。


とりあえず本当に砕けないか破星砲で撃ってみることにした。テストも兼ねて。


「発射10秒前!総員対ショック対閃光防御!」


いや、光量調節フィルターがあるから必要ないんだが言ってみたかったんだよ。


「5、4、3、2、1…発射!」


これぞ男のロマン!


だが、傷一つつかない。すげえな。


ドラゴン娘たちが魔法で攻撃したがやはりダメだった。火系、水系、風系、土系と全てだめだった。

では予定通り、例の魔法で。


氷結魔法で重力魔法を包むイメージで撃つ。重力を纏った氷の刃が打ち出された…が…効かない。

伝承は正確ではなかったのか?だが、重力魔法が効いていた様子はある。


ということは…。


「分子の動きを止められていないのではないか?」


氷結魔法は空気中の水分子の動きを止めて凍らせて氷の槍を作ったり相手を凍らせたりする。

ただ、空気中の水分を集めても小さな氷の塊しか作れないはず。

だが、巨大な氷塊が撃ち出せる。

呪文と魔方陣を調べてみた。


「やはりね。」


呪文、魔法陣ともに水を召喚する呪式が組み込まれていた。よく読んでいなかったので精霊を呼び出す呪式と思っていた。

ならば、水の召喚を極力省き、分子の動きを止める方に集中させればうまく行くのではないか?


呪式の編集はドラゴン姉妹が手伝ってくれた。重力魔法との連携の呪式も組み込んでくれたのでさらに効率的に魔法が撃てそうだ。


あと、自分は魔法制御はうまいものの、魔法力自体がかなり弱い。それも失敗の原因の一つらしい。

魔法力は4姉妹が補助して強化することにした。


新魔法を放つ。

砕けた!と言うか切れた。科学では砕けなかった星を魔法が砕いたというわけだ。


魔法を使える存在はこの宇宙では確認されていなかった。遠く離れた星系に魔法帝国があるという話だが定かではない。

つまり、現状ではこの星の超金属を加工できるのは宇宙で俺たちだけと言うことになのだ。


そのうちドラゴン娘たちもこの魔法を使うことができるようになるだろう。

他の金属の加工にも使えるだろうし、超金属以上に大きな力を得たことになる。


超金属を加工することに成功した矢上たち。

艦とMSの強化を始めるが、意外な問題が…。

次回『劇的大改造』

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