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77曲め.愛を語るより口づけををかわそう

　タイトル、そんなに長くない？

　WANDSの曲です。

　作詞：Show Wesugi（上杉昇）さん、作曲：Tetsuro Oda（織田哲郎）さん。

　当時としては、それなりに長いタイトルだったように思いますが……いまにしてみると、そうでもないかな。

　サビのあたま、一行ぶんのタイトルって、そっちからさきに決めちゃえば、歌詞は描きやすいんですよね。

　シンガーの上杉さんが「アイドル曲のよう」とうんざりしていた路線なのでしょうが、やっぱり好き。

　私はこのあとの、グランジ味のはいったロック路線も好きなんですが、その繋ぎめにあたるこの曲と「Jumpin' Jack Boy」のふたつは、とくにお気に入り。

　そして、そのあとに出たアルバム「PIECE OF MY SOUL」がまた、衝撃的で——ZIGGYで言えばアルバム「CRAWL」にあたるかと。

　キャッチーな方向から、通好みに舵を切る、ぎりぎりのところの曲ならではの、せめぎあいが内にある……のかなぁ？？？

　サビのあたま、半行くらいが多い。