第62話
『この異世界に救済を』以外にも以下の作品を投稿しています。
『水晶』(「小説家になろう」で投稿中);https://ncode.syosetu.com/n5361ga/
『ウィザーズ コンダクター』(「カクヨム」で投稿中);https://kakuyomu.jp/works/16816452219293614138
興味のある方は、ぜひ読んで見てください。
宣伝以上。
前回までの『この異世界に救済を』のあらすじは、フロンティラベルトを拠点にスペーグラ活動を再開した有輝とイルアーナ。だが、アルーラファル王国が二人のギフトを狙い、フロンティラ領へと攻めてくるのであった。
「落とし穴から人が積み上がって、このままだと落とし穴に落ちている人を伝ってアルーラファル王国軍が攻めてきます!!!」
と、一人の兵士が言うと―…。
「大丈夫です。移動はゆっくりなので、弓や槍からの攻撃に気を付けてください。
ここからが本番です。
皆様!!!」
と、エバグリドが言う。
エバグリドも落とし穴でアルーラファル王国軍を抑えることができるとは思っていない。
アルーラファル王国の王族が自分の目的のためなら、どんな犠牲でも平然と払うのだ。
自らの国の国民の命さえも―…。
それを理解しているからこそ、エバグリドはかなり厳しい戦いになり、奇策でも卑怯と第三者から罵られようとも、多くの味方の兵士を生き残らせた上で、勝利を手に入れないといけないと判断しているのだ。
騎士団以外にも参謀団という組織がフロンティラ領にあるが、その組織からもエバグリドは信頼されている。
そして、参謀団はすでに、落とし穴以後の戦いがかなり不利だと理解しているので、いろいろと準備をしているという感じだ。
(参謀団トップの参謀長は、私の落とし穴作戦を許可してくれましたが、落とし穴にアルーラファル王国軍の兵士の死体が積み上がっていけば、道ができるのは確かだ。
こちらから矢を放つこともできますが、どれだけの数をこの落とし穴で削れるのか―………。)
と、エバグリドは心の中で思う。
その気持ちは、焦っているわけではないが、アルーラファル王国軍に勝てる可能性は低いという不安の気持ちを表していた。
そんななか―…。
「死体を越えて攻めろ―――――――――――――――――――!!!
フロンティラ領の兵士なんぞ、普段から訓練などしていない者達ばかりだ!!!
我々、厳しい訓練を積んだ我がアルーラファル王国軍に敵うはずがない!!!」
と、叫び声を上げる者がいる。
そう、ここに来て、アルーラファル王国軍の兵士の一人が自らの軍の落とし穴に嵌って死んでしまった兵士の上を利用して、落とし穴を越えてきたのだ。
それに続くアルーラファル王国軍の兵士。
「副騎士団長の続け―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!」
と、一人の兵士の声が上がる。
ここで、このアルーラファル王国軍の中には、精鋭の騎士団があり、その騎士団は貴族の子弟によって占められており、英才教育を受けた三男以下の者達が多く、騎士団の中で活躍して、運が良ければ出世しようとしている者達が多い。
そして、精鋭の名に恥じない実力を有しているが―…。
(続け!!!
我らアルーラファル王国軍がこんな一領主の軍に負けるはずがない。
ここで私が手柄を挙げれば、軍閥貴族の当主会の一員になることができる。)
と、アルーラファル王国軍の騎士団の副団長は心の中でこのように思う。
出世のための欲望に気を取られているうちに―…。
「ガァ……!!!」
「先頭で越える勇気は褒めましょうが、その後が宜しくなかった。」
そう、このアルーラファル王国軍の騎士団の副騎士団長……、心の中で思っている間に、エバグリドによって、首から下と頭を真っ二つに斬られてしまったのだ。
油断大敵、すでに、戦争は始まっており、戦功を挙げた未来を考える時間などは与えられないのだから―…。
第63話 に続く。
誤字・脱字に関しては、気づける範囲で修正していくと思います。
最近、文章数が短くてすみません。
いろいろと目を奪われることが多いので―…。
次回で回復できるかは分かりませんが、無理しない程度に頑張ります。
次回の投稿日は、2023年11月25日頃の予定です。
では―…。




