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C3   作者: 相馬透
1/1

プロローグ

…身体が痛い。動かす事が出来ない。




朦朧とした意識の中、ゆっくりと目を開ける。



薄い意識の中、視界に入ったのは、半狂乱で

地に伏せる敵と、


ーーーーその敵に、銃口を向ける小柄な女性。



一気に状況を把握し、身体の痛みを堪えながら、できる限りの声を彼女にかけた。




「だめっ…だめぇええええ! 和臣さん!!!

やめてぇぇぇえええ!!!」



叫び終わるや否や、その瞬間に祖母に抱きしめられ、顔を塞がれた。



ーーーー刹那、銃声。



どうしてこんな事になったのだろう。

この世界は みんなが幸せに楽しく暮らせる

場所では無かったのか。


なぜ この人が 苦しまなければならないのだろう。


身体は大人になっても、私は子供だから分からない。



「夏ちゃん、大丈夫よ、大丈夫だからね…」



普段の祖母よりも若い女性の手で頭を撫でられる。



祖母の体温で少し気が緩み、大粒の涙を流しながら、そのまま私は何かに吸い込まれるように、意識を失った。




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