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第二章 魔女の思惑、盗賊の夢 ーアーリア平原の魔女進撃ー

アーリア平原の魔女の宣戦布告から約束の1週間が経った。



配下達は既に決められた配置に着いている。

宣戦布告までされたのだ。

万全の準備で迎え撃たねばならない。



日の出頃、アーリア平原の魔女アマネはダンジョン森エリア入り口の前に立っていた。

美しい亜麻色の髪を風に靡かせ、服は高価そうな黒のワンピースを着ている。



まるで散歩にでも出るような格好だが、手に持つよく使い込まれた木の杖には先端に大きな宝石がついている。



「あらあら、しっかり準備してくれているみたいねぇ。


私の全力を出すに値するのかしら。」



ー召喚ー


魔女が杖を振ると地面に大きな魔法陣が2つ描かれる。



魔法陣が強い光を放ったあとに現れたのは、赤い鱗に覆われ、鋭い牙と爪を持ったドラゴンと上半身と翼が鷲で下半身がライオンのグリフォンだ。



「使い魔の召喚は知ってたけどこんなに強力な奴らを召喚できるのかよ!」



俺が嘆く気持ちもわかっていただきたい。

魔女だけでも十分に厄介なのに、こんなに強力な魔物を召喚されるのだから。


ー鑑定ー



種族名:レッドドラゴン

個体名:ボルカン


力:1000

耐久:1000

敏捷:300

器用さ:200

賢さ:200

魔力:200

耐魔力:1000


スキル

火龍息吹LV10、自己再生LV3、尾撃LV5、爪撃LV5


種族名:グリフォン

個体名:ソニック


力:500

耐久:500

敏捷:1000

器用さ:400

賢さ:400

魔力:1000

耐魔力:300


スキル

高速飛行LV10、風魔法LV10、疾走LV5



「行きなさい、ボルカン、ソニック。」



「ゴアァアアァ‼︎‼︎」


「クルルルルル‼︎‼︎」



赤いドラゴンのボルカンは炎の息を撒き散らし、ソニックは猛烈なスピードで飛行してこちらを撹乱する。



「すごい威力だな…


戦線が崩壊する前に手を打つ。


ドラゴンにはリンネル隊が向かえ。

予備戦力ゴンザ隊もこちらに。敵の弱点を探して狙うんだ!


グリフォンにはテッド隊とハイエルフ隊で対処しろ。

風魔法をかわしながら敵を撃ち落とせ!

わずかな隙も見逃すなよ!」



とりあえずドラゴンとグリフォンの対応は指示したが、魔女アマネの戦力がこれで終わりとは思えない。

戦力はほとんどつぎ込んでしまったが、数的有利を利用して早く討伐してもらうしかないだろう。



「ゲホッ、ゴホッ‼︎


さて、時間もないし私はコアの破壊に向かおうかしら。」


魔女は吐血するが、何事もなかったように拭い洞窟エリアへと真っ直ぐに向かう。

この間なんとか撃退したベッツから情報をもらっていたのか足取りに迷いはない。



トレントとスライム達に足止めは指示するが、ほとんど意味はないだろうな。



「マリー、死霊軍団で魔女アマネを迎え撃て。


死ぬなよ!」


「御意‼︎」



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