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序章4 防衛準備

テンポが悪く前置きが長くなってすみません。


小説内の設定も踏まえて読んでいただければ幸いです。

「見事にゃ。



最後にダンジョン改変について説明するにゃ。

ダンジョン改変は魔素を使用してダンジョン内の構造を変更する力。

敵が中にいる間は使えにゃい。



召喚・合成した魔物でこの小部屋はいっぱいだから、ダンジョンを拡張してみるにゃ。」




ダンジョンコアが破壊されればダンジョンは終わり。

であればどんどんダンジョンを拡張して、ダンジョンコアは奥に隠さす必要があるだろう。





ーダンジョン改変ー


ダンジョン拡張

通路5m 消費魔素 5

小部屋作成 消費魔素 100

大部屋作成 消費魔素 200


エリア開放

森エリア開放 消費魔素 5000



エリア開放はかなり魔素を消費するらしい。

しばらくは無理だな。




ダンジョン拡張

通路50m×2、小部屋作成×2


300魔素を消費しダンジョンを拡張する。




「よくできたにゃ!


魔物の召喚、合成、ダンジョンの改変はダンジョンマスターの生命線。

ひとまず、ダンジョンマスターとしての基本はわかったにゃ?



この世界グラシアスの意思により召喚されたダンジョンマスターヤマト。

ダンジョンの開放までの期限は60日。




それまでに外敵を撃退しダンジョンを防衛するための戦力を整えるのにゃ!

魔素は時間経過でも回復するにゃ。

今のダンジョンの状態だと500魔素/1日ってところだにゃ。



シャボンの助けもあってダンジョンマスターとしての基本を知ることはできた。



これからは、今まで得た知識を活用して残された時間で防衛戦力を整えなければならない。




「やってやる。記憶のないままこんなところに召喚されて大人しく死んでたまるか。



俺はなんとしてでも生き延びて幸せな生活を送るんだ‼︎」





ーーーーーーーーーーーーーーーー




60日後


この日がやってきた。

ついにダンジョンが開放される。



この60日間でできる準備は進めてきたが、やはりダンジョンから得られる魔素だけでは強化にも限界がある。



これからは安全を確保しつつ、積極的に侵入者を殺すか撃退して魔素を得る必要があるだろう。





この60日間で得られた成果はいくつかある。


1.召喚した魔物は鍛えて強くすることができる

2.召喚した魔物はスキルを覚えることがある

3.召喚した魔物には食事が必要

4.召喚した魔物を殺しても魔素を得ることはできない




1.は召喚した魔物同士の戦闘訓練で判明した。



殺すことを禁じ、魔物同士を戦わせて経験を積ませることで魔物のステータスが上昇することを確認したのだ。



わずかな数値ではあったが、その差が生死を分けるかもしれない。

侵入者を排除する以外に手隙の者は訓練を積ませることにした。




2.は召喚したゴブリンにダンジョンに落ちていた石を投げさせた時に判明した。

現状装備を作れない以上、ダンジョン内の石は立派な遠距離武器だ。



ゴブリン達に狙った場所に石を投げる訓練を続けさせたところ、何匹かのゴブリンが投石のスキルを覚えることができた。


同様の訓練をしてスキルを覚えなかったゴブリンもいたことから、個体差もあるのだろう。





3.は森エリアを解放し、食糧が得られるようになって判明した。



エリア解放後、魔物達が森に実った果実や小動物を捕まえて食べるようになったのだ。


そういえば召喚してから日数が経つごとに魔物の動きが悪くなっていたような気がする。



早めにエリアを解放していてよかった。

これから魔物を増やしていくことを考えれば畜産や農業も進めていかなければならないだろう。




4.は召喚したスライムを俺の実験のために炎魔法で殺した時に判明した。

物理的攻撃に強いスライムの魔法耐性を見る目的もあったのだが、ファイアボールという下級魔法1発で消滅してしまった。




予測はしていたが魔素は得られなかったので、なるべく自分の魔物は自分で殺さないほうがいいだろう。


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[一言] 犠牲となったスライムくんの恨み、晴らします!
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