序章3 戦力把握・合成
ドラクエが好きで、FFが好きで、ロードオブザリングもハリーポッターも好きです。
素晴らしい見本がたくさんありすぎて、キャラクターが定まらないジレンマ…
「無事に魔物を召喚できたようだにゃ。
初めて魔物を召喚したら鑑定を使ってみるにゃ。
戦力の把握は基本中の基本。
鑑定の使い方は、、、ヤマトならもうわかるにゃね?」
3回目ともなれば、流石にわかる。
シャボンの言葉に一度頷いたおれは3体の魔物を見ながら頭の中で唱える。
ー鑑定ー
種族名:ゴブリン
個体名:なし
力:80
耐久:70
敏捷:70
器用さ:50
賢さ:20
魔力:20
耐魔力:20
スキル
なし
種族名:バット
個体名:なし
力:20
耐久:20
敏捷:90
器用さ:20
賢さ:30
魔力:50
耐魔力:50
スキル
超音波LV1
種族名:スライム
個体名:なし
力:10
耐久:50
敏捷:50
器用さ:10
賢さ:10
魔力:50
耐魔力:10
スキル
分解LV1、分裂LV1
"ダンジョンマスターヤマトの鑑定のLVが上がりました。
鑑定LV1→鑑定LV2
スキルの鑑定ができるようになりました。 "
突如頭の中に声が響く。
「個体名はないのか…。
それよりも、、、レベルアップ?
シャボン、鑑定のレベルが上がってスキルの鑑定ができるようになったようだ。」
俺の言葉にシャボンが小さな首で頷く。
「個体名をつけることで、ステータスが上がり成長率に補正がかかるにゃ。
ただし召喚に魔素が10倍必要なのと愛着が湧くから使い所が肝心なのにゃ。
既に召喚している魔物に名付けを行う場合は、召喚時の9倍の魔素が必要になるにゃ。
召喚時と名付け時で合計10倍の魔素が必要になる計算にゃ。
レベルアップについては、3体の魔物に鑑定を使ったことによりレベルが上がったようにゃね。
他のスキルについても経験を積むことでレベルが上がれば、より高度なことができるようになるにゃぁ。
早速魔物のスキルも鑑定で見てみるといいにゃ。」
ー鑑定ー
超音波
人の耳には聞こえない高振動の音を出す。
頭痛を与えて動きを鈍らせることがある。
分解
身体に取り込んだものを分解してエネルギー源とする。
分裂
身体に取り込んだエネルギー源を使い分裂。数を増やす。
「スキルは見えたようにゃね。
魔物の強さは単純なステータスだけじゃにゃい。
弱そうな魔物でもスキルや戦術の組み合わせで敵を倒すこともできるのにゃ。
次は合成を試してみるにゃ。
合成は組み合わせ次第で成功するもの、失敗するものがあるからよく考えてやってみるにゃ。
ヤマトなら魔物同士の組み合わせについてもなんとなくわかるはずにゃ!」
シャボンの言うとおり、合成が可能なモンスターがなんとなく頭に浮かぶ。
ダンジョンマスターの本能というやつだろうか?
ー合成ー
先程召喚したバットに加え、もう一体召喚したバットを合成する。
バット×バット 消費魔素 200
バットを3倍程度に巨大化させたジャイアントバットを合成することに成功した。
ー鑑定ー
種族名:ジャイアントバット
個体名:なし
力:50
耐久:50
敏捷:110
器用さ:30
賢さ:40
魔力:60
耐魔力:70
スキル
超音波LV1、バット統率LV1
バット統率
バット系統の魔物を統率する時に補正がつく。
「なるほど、統率スキルは群れを率いるリーダーに向いているようだ。」
上位個体の合成。
この力もダンジョン防衛の重要な要素になりそうだ。