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第二章 魔女の思惑、盗賊の夢 ー侵入ー

「敵は部隊を3つに分けてきたか。」


隊長ダブラ率いる40名の部隊はダンジョン侵入後、森エリアを右方向へ迂回して洞窟エリアを目指しているようだ。



鑑定で確認したところ、一人一人はウォータイガーよりもステータスが低いが戦闘慣れのためか動きがスムーズだ。



ダブラの統率のスキルもあってか動きもはやくて厄介だな。


次にに動き出したのは副首領ゴンザ率いる30名の部隊だった。


「俺たちは直進だ!


突き進め、野郎ども‼︎」



中央から侵入した彼らは、森エリアをまっすぐ進む。



少し遅れて出てきたマリカとサミー率いる30名の部隊は森エリアを左方向に迂回して鉱山エリアを目指すようだ。



「さて、ネクロマンサー。


作戦を立案してくれ。」



部隊は3つ。

数はこちらが上回っているが、質は向こうが上だ。


正面から当たればこちらが負ける可能性が高いだろう。



「はっ!


私が愚考致しますに、3部隊に分かれた敵の部隊に正面から当たるは愚策。


惑わす、敵をさらに分断させる、各個撃破を組み合わせるべきかと。



詳しい作戦内容ですが……………」





ネクロマンサーの考えた作戦は現状の最適解ともいうべきものだった。



相手にも軍師らしき女がいるが、戦闘が始まればこちらのように全体に意思を伝えることは難しい。

またカリンとかいう女が知っているのは、コロナ村侵略戦中の古い情報だ。


そこはアドバンテージとなるだろう。



「みなに作戦を伝える!」



ーーーーーーーーーーーーーー



「おかしい…。」



マリカは考えを巡らせる。

ダブラ部隊、ゴンザ部隊と別れてからしばらく経つ。



誘い込まれているのか、敵とは全く出会わず駆け抜けてきた

にも関わらずまだ森の中だ。

ダンジョンの外から見た感じでは、そこまで広い森のようには感じなかった。



10分も駆ければ外から見えた鉱山には辿り着けたはずだ。

もう20分は経つ。


何度も同じ場所を回らされているような感じもする。



咄嗟に考えられるのは以下の3点。


1.侵入後にダンジョン内の地形が組み替えられている

2.ダンジョン外からは視覚が阻害されていて、本当はもっと広大な森だった。



そして、最後に…


3. なんらかの魔物のスキルによって認識を誤らされている。




1か2であれば正直どうしようもないが、1番現実的な可能性から一つずつ可能性を潰していこう。



「サミー、みんな、周りの木を攻撃して!」



となりを走るサミーに指示する。



「……?


そうか、わかった‼︎」



サミーは手に持ったミスリルのナイフをすぐ近くの木に突き刺す。


瞬間、ただの木だったはずの物が叫び声を上げた。



「アアアァアァア‼︎」



間違いない、周囲に木の魔物がいる。

こいつらが認識を阻害させているのだろう。



数を減らせば本当の道が見えてくるはずだ。



「マリカ、囲まれてる‼︎」



サミーの焦ったような叫び声の後、先頭にいた団員の眉間に矢が突き刺さる。



「みんな!


矢がくる!備えて!」


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