表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/70

第一章 コロネ村防衛戦 〜決戦〜

「グォォォォォ‼︎‼︎」



「うがぁぁぁ‼︎‼︎」



ゴランの拳が割れ、ガブの大剣が吹き飛ぶ。

ガブの空いた拳がゴランの胸を強く打ち、岩の体がボロボロに削られる。



「グォォォ……」



「ガハハ、グフッ、ザマぁみろ……‼︎


おれざまが最強なんだ‼︎



ダンジョンコアは俺のものだぁっ‼︎」




ゴランはもう戦闘不能だろう。

ガブも明らかに満身創痍だが、まだ戦意は消えていない。



「死ねぇ!ダンジョンマスター‼︎」



ガブの拳が俺に迫る。

魔法を打ちたいが、この近距離では俺も巻き込まれる。



仕方ない、死ぬよりマシだ!

ありったけの力で吹っ飛べ!


「ファイアボール‼︎」



ガブの拳が俺を捕らえ、俺のファイアボールがガブを焼き尽くす。


「グハァ‼︎」


「うがぁ‼︎」



同時に吹き飛ぶ俺とガブ。

まだ生きているようだが、全身が痛い。



ガブは倒したのか?

いや、、、、まだ息がある‼︎

しかも少しずつ立ち上がっているようだ



なんてしぶといんだ。

もう俺の体は動かない。



俺はここで死ぬのか?

こんなところで、死んでたまるか。



「やれ!ホビット‼︎」



「クケケケ‼︎」



背後から迫ったホビットのナイフがガブの頭に深々と突き刺さる。



「ガァッ‼︎


俺がざいぎょう、全てを手にィ……。」



血塗れの巨体が倒れ、遂には動かなくなる。



"侵入者を倒しました"


魔素100000を手に入れました。


ダンジョンマスターヤマトの炎魔法がLV1から2に上がりました。

ホビットの盗むがLV1から2に上がりました。

ホビットが短剣術LV1を覚えました。

ゴランの格闘がLV2から3に上がりました。

ゴランの鉄壁がLV2から3に上がりました。

ウルフに進化個体が現れました。

トレントに進化個体が現れました。


「ハァ、ハァ、ハァ、


なんとか生き残れた。

ゴラン、ホビット、それにみんなもよくやってくれたな。」



命からがらとはこのことだ。

一歩間違えば死んでいたのは俺の方だった。


「僕も忘れてもらっては困るニャ‼︎」


美しい銀毛の猫がプリプリと怒りながらコアルームから出てくる。


「悪かったよ、シャボン。

お前にも助けられた。」



小さな村の討伐隊にここまで甚大な被害をくらうとは…

しかも1人敵を逃すとは、、、俺たちはまだまだ弱いな。



失ったものは多いが、幸い得られたものも多い。

戦力をさらに増強して、最強のダンジョンを作らなければ。



俺たちが滅ぼされるのは時間の問題だろう。



敵は待ってはくれないが、準備もなくすぐに襲いかかってくることはないはず…。



サーチバットの監視網で辺りを監視しておくことは必須。

ボロボロになったゴランもなんとかしてやらなきゃいけないし、やることは山積みだな。



ひとまずは生き残った幸運を喜ぶとしよう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ