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序章1 ダンジョン誕生


目が覚めるとそこは知らない天井だった。

周囲はデコボコした岩の壁で覆われ出口もない。



部屋の中央にはソフトボール大の水晶玉が浮かんでいて他には何もないようだ。


「ここはどこだ?」




俺の疑問に答える存在はいない。場所がわからないどころか記憶もない。出口もなければなにもない。


ぼっちレベル100って感じだな…。




「怪しさしか感じないけど、これはさわれってことだよなぁ…。」


しばらく考えてみたが、このまま呆けていても事態は進展しない。

俺は誘われるように部屋の中央に浮かぶ水晶玉に触れるのだった。



瞬間、

水晶玉から眩い光が溢れ出し視界を真っ白に染める。


「ッッッ、頭痛ァァ‼︎」


今すぐ倒れ込みたくなるような猛烈な頭痛と共に、膨大な知識が流れ込んでくる。



何だこれ、しんどすぎる…

早く終わってくれ‼︎





ーーーーーーーーーーーー




「………終わった、のか?」



永遠に思われる時間が過ぎて、クソッタレな頭痛が治まると共に視界がクリアになった。

目の前には部屋の中央に浮かぶ水晶玉とその横にちょこんと座る美しい銀毛の猫。


「はじめまして、マスター。

僕はサポーターのシャボンにゃ。」







……猫が喋ったよ、おい。






摩訶不思議な喋るシャボンというらしいによるとどうやら俺は異世界召喚?をされたらしい。

前世の記憶は全くないが地球産の知識は丸々残っていた。




向こうの世界で死亡してこちらの世界へ召喚されたのか、生活中に突然こちらの世界へ召喚されたのか。


疑問は尽きないが、覚えているのはどうやら俺が異世界召喚されたらしいということと地球産の知識のみ。



日常生活を送ることができる程度の知識で突然謎の異世界生活なんてどうしろと?




怪しい水晶玉ダンジョンコアというらしいに触れた際に頭にこの世界についての膨大な知識が流れ込んできた。



突然現れた銀毛の喋る猫はサポーターとして召喚されたシャボン。

戦闘能力は皆無だが、この異世界グラシアスやダンジョンマスターについての知識を教えてくれる。

そして可愛い。思わず撫でてしまいたくなるね。

愛玩動物としての役割が主ではないだろうか?




ダンジョンマスターの基本知識は以下の3つ。

1.ダンジョンは魔素と呼ばれるエネルギーによって成り立つ。魔素は外敵を殺す、撃退する、時間経過によって増える。

2.ダンジョンマスターは魔物を召喚する力、合成によって新たな魔物を作り出す力、ダンジョンを改変する力を持つ



そして一番大切な3つめは…


3.ダンジョンマスターは世界共通の敵。全種族から忌み嫌われ、共存・共栄などあり得ない。ダンジョンが見つかり次第襲撃されダンジョンコアを破壊され消滅する。




……一言で言って難易度ベリーハードモードでは?

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