視点R 大量
「え?これって・・・。」
現場である最寄りの駅前広場に着いたが、目の前の光景に思わず絶句した。
大量のモグラが広場で暴れまわっていた。それに、
「限定されてる?」
モグラが襲っているのは若者ばかりだ。宿題に怨念が宿るとしたらそれらを捨てるのは小、中、高校生。または大学生に、
「何考えてるの!あなたも戦いなさい!」
流瑠さんの大声で我に返った。槍を持ってモグラと既に戦っている。というかいつの間にまたメイド服に!?
「は、はい。」
僕も斧を持って戦いに興じる。
戦いながら周囲の様子をうかがう。モグラの体には色々なものが書かれている。英文や化学式、漢文も確認できた。そしてあのモグラたちは視力が弱い。人々を襲ってはいるのだが、その攻撃は人には当たっていない。むしろ建物とかに当たって崩れたことによる二次災害のほうが心配だ。あのモグラに対面した場合はおそらく動かずに声をあげずにじっとしたほうがいいと思うけどそんな冷静な判断はできないだろう。
そして流瑠さんの方は、
「はぁ!!」
気合のこもった声と共に槍を振る。炎を纏った攻撃は一瞬にして紙製のモグラを燃やす。
「あ、危ない!」
彼女の後ろから別のモグラが飛び掛かってくる。すると、彼女の槍からは炎が消え、赤色ベースだったのが青を基調としたカラーリングに変わる。彼女は後ろに振り向き、槍を横一文字に裂く。槍からは荒ぶる波のような水が流れ出した。水の攻撃を食らったモグラは体中に水分を含みその場に倒れこんだ。彼女はその後落ち着いてとどめを刺した。
あの攻撃。流瑠さんは、
「炎と水の2つの属性が使えるんだ!すごいだろーウチの流瑠は!」
ビガーさんもしかして心読んでる?




