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神ノ夢見物語 日木ノ国編  作者: カイトーチ
第6章 ー新キャラ編ー
92/179

視点R 登場

 夢の世界だ。そこはどこを見ても山が広がる「田舎」だった。空気が美味しい。と言いたいところだが夢の世界なのでその辺は感じれない。

 のどかな場所だ。あの頃を・・・。いや、あのとき住んでた場所よりも田舎感強いな。暫く畦道を進んでいるとポツンと一軒家があった。家の前の庭では数人の子供たちが遊んでいる。親戚の集まりかな?

 すると家から家具や窓が崩れる音が響いた。縁側からあのモグラがでてきた。


 僕は斧を取り出す。先ほどの感触からしてハサミを使うまでではないと判断した。僕はモグラに近づく。しかしモグラは一向にこちらの存在に気づかない。モグラは特性上視力がほとんど無い。その代わり嗅覚や聴覚が発達しているのだが、夢の世界では嗅覚は意味がないし、聴覚もあやふやな状態だ。モグラにとっては絶望的な環境だ。


 というわけで、ちゃっちゃと倒して現実世界に帰ってきた。別に語るほどのバトルでもなかったというわけで。それにしても2体いたとは。あの時の蠍みたいに関連性は・・・。


 小学生二人にはぼんやりと事の内容を伝えてすぐに家に帰るように言った。なんとなくだが2人は妙に清々しい顔をしてるのが少し気になった。


 今度こそ帰るか。けれども、安息の地は今はない。目の前を学ランを着た中学生が自転車で駆け抜けた。


「うわっ、危な!」


 ちゃんと周りを見て運転してほしいなー。ん?中学生の進路の先にあのモグラが現れた。いや、少し違う。体を見ると白い素体に漢字が大量に書き込まれている。どうやら中学生はモグラの存在に気づいていない。速く助けないと、けど間に合わない。風也君に電話する間もない。まずい。


 すると突然、上から何かが降ってきた。全体的に黒いソレはモグラの目の前に着地した。着地した衝撃でさすがに中学生も目の前の惨状に気づいたのか叫びながら転倒した。そのおかげで止まることはできたのだが。


 ソレは左手首から槍を取り出す。手首をよく見るとユニットを付けている。色は・・・半分赤、半分青。2色?取り出した槍にはたちまち炎が纏わりつく。大きく振りかぶった槍は一瞬にしてモグラを焼却した。

 辺り一面に煙が広がる。誤って吸わないように顔を手で覆う。数秒後、煙が収まったところでソレの姿をようやく確認する。


(あれは・・・)


 洒落たカチューシャ、黒のロングスカート、純白のエプロン。そこにいたのは燃える槍を携えた、メイドだった。


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