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神ノ夢見物語 日木ノ国編  作者: カイトーチ
第4章 ーモウ1人ノ自分編ー
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視点N 変異

 雨が強く降っている。


 ショッピングモールに着いたが結果は予想通りだった。

イシク相手に手も足も出ない。只々高速で殴られるだけ。悔しい。7体もいるのに、一体すら倒せない。他の6体は俺の醜態を見て嘲笑っている。


「そろそろあきらめたらいいんじゃないかしら?」

「もはやこれまて、ってやつ?」

「アイツ、ソンナニツヨクナイ」

「まーまー、それほどのやつだったってことだよー」

「・・・」

「ま、見てるだけのこっちとしてはつまらないんですけどねww」


 コイツらともまともに戦えないままやられるなんて・・・。いや、まだだ、まだなんとか・・・。


「ぐふぅ・・・、ッッ!」


 イシクが倒れた俺の背中を踏みつける。


「ヒッヒッヒッ、もう終わりですかー?」


 抗うが起き上がれない。と思うと、イシクが襟を掴んで俺を無理矢理立たせる。


「ヒッヒッヒッ、手応えないけど、もう、終わりにしちゃおかな!」


 ひょうきんなやつだが、語尾が少し荒くなった。拳が思いっきり後ろに溜められる。あぁ、もう抵抗できない。終わったな。・・・恵里菜・・・。


「うおぉぉぉぉ!!!」


 殴られる直前、イシクは突然襟を離した。力尽きている俺はその場に倒れ込む。


 真白だ。勢いよくイシクに立ち向かう。その姿勢に少し怯んだかイシクは1発だけ斧の斬撃を受けた。真白は相変わらず震えている。しかし、駆けつけてくれただけありがたい。


「チッ、チョウシ乗りやがって!」


 イシクが本気を出してきた。真白は最初は対応してたが、終いにはイシクの高速移動についていけず、サンドバッグ状態になってしまった。真白は俺より弱い。すぐに膝から倒れ込んだ。


「これで、終わりだ。」


 うなだれた真白はただイシクをおぼろげに見つめるだけだ。イシクの右腕が更にゴツみを増している。


「まずい、逃げろ・・・真白・・・」


 真白は逃げない。ただ、左腕を前に少し伸ばしている。


「にげろ!」


 まずい、これでは。


ーーーーーーーーーー


 次の瞬間。イシクがバラバラに崩れ、消滅した。


 ?何が起こった?やつの能力か?しかし、そうではなさそうだ。他6体の人型ツクモも戸惑っている。じゃあ、イシクは、




 死んだのか?誰によって?



 答えはすぐにわかった。理由は一瞬、2つの出来事を見たからだ。1つは真白のユニットが白から黒に変わる様子。


 そしてもう一つは真白がニヤリと笑ったからだ。

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