視点R 覚エテル?
休憩の後、ゴミ拾い再開。人通りの多い道に来た。
・・・
誰かに視られてる気がする。ハッと後ろを振り返る。あの建物に誰かがいた気がするが、、、、
「真白君、どうしたの?さっきから。」
「え?いや、、、、、、なんでもない!ですよ。」
多分、気のせいだ、うん。
ゴミ拾いを続ける。でも、やっぱり気になる。そんな風に周囲への注意を怠ってしまったため、次の瞬間、何かにぶつかってしまった。
「あ、ごめんなさい。」
ふと前を見る。スーツ姿の男だ。スーツケースになんか大きな袋。出張中なのだろうか。にしてもかなり大柄だ。自分も身長は高い方だと思っていたが顔1個分、男の方が高い。筋肉もガッチリしてるように感じる。
「あ、すみませんこちらこそ、、、ってあれ?」
男も謝ると同時に何かに気づいた。
「・・・六ノ宮か?」
「え?」
「ほら、俺だよ。宮口隆太。ほら小学校の時同じクラスだった、まあ転校しちゃったけど。」
宮口?というか知らない。おそらく記憶を失ったときに交流があったとか・・・
「すみません、覚えてないです。ごめんなさい。」
記憶を戻す絶好の機会だが、、、
「おい、宮口!なにしてる。速く行くぞー。」
「あ、先輩すみません。あー。あの、それじゃ失礼します。なんかすみません。」
そういって宮口さんは同じくスーツ姿のガタイのいい先輩についていってしまった。
「真白君、よかったの?記憶の手掛かりになったかもしれないのに。」
「・・・」
複雑だ。
人物紹介
西条美月 (Saijo)
二上清掃の社員。日木ノ国唯一のお仕事手袋職人。もうすぐ40代、らしい。独身。結婚願望は強いらしい。




