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神ノ夢見物語 日木ノ国編  作者: カイトーチ
第2章 ーフタリハパートナー編ー
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視点N 謁見

 二上清掃に出向くとそこには三崎さんと真白がいた。


「あ、風也君、なんか僕も呼ばれちゃって。」


 三崎さんを前にしてやけに腰を低くしている。三崎さんの誘導のもと事務所奥の〈立ち入り禁止〉と貼られたドアの前に来た。


「で、三崎さん。誰に会うんですか?」

「風也、おそらくあの方だよ。」


 三崎さんではなくレッジが答えた。


「あの方?」

「まぁ、私たちのボス。といったところかな?くれぐれも失礼のないように。」

「ボス?」


 知らない。そんな神様知らない。


「じゃああとは2人で行ってきてね。」


 扉を開けた三崎さんは俺たちを中へ押し込んだ。

 扉をくぐるとそこは一面光に包まれた世界だった。でも眩しすぎない。隣に真白があることははっきりわかる。


 暫くすると更に眩い光の球が現れた。その輝きは美しいと思える程だ。レッジに似た見た目だ。でも色は白く申し訳ないがレッジとは比べものにならない程力を感じる。


『・・・ようこそ、来てくださいました。』


 優しい女性の声だ。


『私の存在を知るのは初めてでしょう。なので自己紹介から。私の名はティルマ。神様たちをまとめる神様であり、この世界、天海てんかいの統治者です。』


 統治者、神様の中のトップ。ん?天海?


「あの、すみませんここって地球じゃないんですか?」


『そうですね地球の空高く上、地球から少し離れた場所だと思ってください。まぁ、どのような場所から繋がって来たのかは知りませんが。』


 すっごい錆びれた〈立ち入り禁止〉と書かれた扉から来ました。とは言えなかった。一体どうやって繋げたんだ?


「えっと、それで今日はなんで呼ば・・お呼びになられたのですか?」


 神様への言葉遣いはこんな感じでいいのだろうか。


『今まで私はずっとここ天海から地球の様子を見守ってきました。ツクモの様子はそれまであまり見られませんでしたが、警戒は怠りませんでした。しかし、最近になって棟京にツクモが現れました。おそらく彼らの活動が活発になってきたのでしょう。』


「彼ら?」


『ツクモになる前の、捨てられた物たちに怨念を活発化させる敵集団です。元々は私たちの仲間だったのですが、20年前の争いで彼らは神様の身分を剥奪。処分される予定でしたが天海からの逃走を図り怪物として地球に身を潜めていたのです。』


「今まで現れたツクモも彼らが裏で原因を作っていたんだろう。あ、話に割ってしまい申し訳ありません。」


 レッジが会話に割り込むもすぐに謝る。


『中々伝える機会を逃していたのですが、今回そちらの真白さんが協力することになったということであなたたちに激励したいという形でお呼びしました。』


「・・・凄い。この世界にはたくさんの神様たちが住んでいるんですか?」


『えぇ、そうですよ。ツクモとは戦えることができない弱い神様がほとんどですが、多くの神様がこの天海で暮らしています。』


 真白の唐突な質問にも丁寧に答えている。


『さて、今回は激励というだけでもう用事は終わったのですが、他にも知りたいことはありますか?なんでもお答えしますよ?』


 唐突に質問は?と聞かれても質問できる人ってこの世に何人いるのだろう?無い。といいたかったがこの機会に何も聞かないのはもったいないと思った。何を聞くか迷う。


そして出たのはーーー



「お菓子は好きですか?」


 真白が「え?そんなの?」みたいな反応をする。幼稚な質問をしてしまったか。

しかし意外にもティルマは寂しげな雰囲気を醸し出した。

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