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神ノ夢見物語 日木ノ国編  作者: カイトーチ
第2章 ーフタリハパートナー編ー
37/179

視点N 違和感

 プリンモンブランチョコショートケーキチーズケーキマカロン・・・


 最近のお菓子って色々あってよくわかんねえなぁ。


(ん?)


 店の奥の厨房?に動く人影がある。誰かはいるみたいだな。


「・・・なんかさ、」


 暫く店内を見てから恵里菜が切り出す。


「数、少なくない?種類はたくさんあるけど。」

「確かにな」


 品揃えはまあまあだが、個数が少ない。ケースもスイーツが並んでいる部分よりも空白の部分の方が目立つ。


「あー、マンゴーのやつはないかぁ。仕方ない、これとこれと・・・」


 恵里菜は買いたいものを決め始めた。せっかく来たんだし俺も1つ買って行くか・・・。


「すみませーーん、誰かいますかーーー?」


 彼女の呼びかけがあり数秒後、水道の音がした後1人の女性が奥から出てきた。


「すみませんお待たせしました。どちらになさいますか?」


おそらく天谷さんの母親だろう。エプロンは粉っぽくなっている。砂糖か小麦粉か、調理をしていたのか。


恵里菜は母親に買いたいものを教える。俺も彼女に続いて買うものを伝える。


「ありがとうございました」


母親の声はどこか疲弊しているように聞こえた。

店から出た俺たちは帰路につく。


2人で並んで帰る。


「麗花結局いなかったなぁ。値引きできなかった・・・」


値引きについては諦めろって・・・。ん?なんかゴソゴソいってる?隣を見ると恵里菜がケーキをまさに口に入れようとしていた。


「おい!行儀悪いぞ!」

周りの迷惑にならないようにヒソヒソ声で言う。

「へふにいいひゃない(別にいいじゃない)」


すると嬉しそうな彼女は徐々に真顔になりついには立ち止まってしまった。


「ん?どうかした?」

「いやー、なんというかー。別にまずいわけではないのだけどー。前食べたときはもっとおいしかった気がする・・・。なんかこう、金賞!!って感じがしない。」


そりゃそのケーキは金賞取ったやつじゃないしな。でもよくない顔をしているからして店のイメージには合わない微妙な美味しさということだろう。


ちなみに俺が買ったのはチーズケーキだ。迷った時はシンプルなのが一番だ。・・・俺も食べてみるか・・・。ケーキの入った袋を除いたその時だった。


「助けてーーーー!!!」


目の前から悲鳴が聞こえ、男が店から飛び出してきた。同時に電話が鳴る。三崎さんからだ。


「風也君、今本町商店街に・・」

「今丁度そこにいる!」

電話を切る。

「恵里菜!周囲の人を頼む!」

そういって彼女にケーキの入った箱を渡す。

「わかった!」


俺は走り出す。そして男が飛び出してきた店、和菓子店へと入っていったーー



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