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神ノ夢見物語 日木ノ国編  作者: カイトーチ
第2章 ーフタリハパートナー編ー
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視点N 買イ物

 バンリュウマート 駅前店


 いつも通っているスーパーの名前だ。一人暮らしの身にとっては品揃えが豊富なのとその安さにはとても助かっている。


(卵と牛乳と・・・)


 自炊するための食料を頭の中で繰り返しながら買い物かごをぶら下げ店内を回る。


「お、風也じゃん。何買ってるのー?」


 この明るい声は恵里菜だ。彼女の買い物かごは俺と似たような感じだ。1つ違うのは1パック400円でかなりの量が入った肉のパックだ。おそらく家族からおつかいを頼まれたのだろう。


「別になんでもいいだろう。そんなことより、家族を手伝うのはいいが勉強はちゃんとしてるのか?もうすぐ期末テストじゃないのか?今年は受験も控えているだろ。」

「うぐっ・・・。中々痛い所を・・・。そ、そういう風也も勉強しなくていいの?」

「俺の所は通信制だし、赤点さえ回避すれば平気なんだよ。」


 俺は卒業後は二上清掃への就職が決まっている。もちろん普通の業務もするが、本当の理由は戦いに専念できるためだ。あの方もそれがいいと言っていたし。


「あ、そういえばさっきそこで麗花に会ったんだけど、風也もすれ違わなかった?」

「え?天谷さん?」


 天谷麗花。中学の同級生。現在は恵里菜と同じクラスだ。


「いや、どうだったかな・・・」


 考え事をしていたせいでイマイチ思い出せない。


「っていうか今更なんでそんな事を聞くんだ?」

「いや、ちょっと変だったというか・・・」

「変ってどこが?」

「なんかお惣菜ばかり買ってたんだよね。しかも全部半額シール付き!風也みたいに一人暮らしじゃないのに。」


 確かに。天谷さんは両親がいるはずだし、歳の離れた弟もいるはずだ。


「それに麗花ったら最近元気無さそうだし、今日もなんか暗ーい感じて、何かあるんじゃないかなーって。これってもしかして[女の勘]ってヤツ?」


「あーはいはいそうですか。」


 このテンション。相変わらず疲れる。でも何年も前から経験してるから軽く遇らう。慣れってやつだ。


「だからさー、明日行ってみない?」

「行くってどこに?」

「麗花の家。っていうか麗花の両親が経営してるスイーツ店!」


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