視点R 決着
なんとか風也君のもとに帰ってきた。絶賛蠍と交戦中だ。
「やっと戻っ、なんで濡れてんの?」
「ゼェー、ェー、色々あったんです。」
息が結構上がってしまった。
蠍がジャンプして襲ってくる。咄嗟に横に回転しながら避ける。
「任せろ!」
声と同時に風也君が銃を撃つ。風の弾がハサミに直撃し2つあったハサミは両方壊れた。凄いエイム力だ。
蠍は攻撃手段を失った。すかさず風也君は跪いて目を閉じる。なにか集中しているようだ。突然風也君は地面を叩く。すると風が巻き起こり蠍を囲む。蠍はたちまち宙へと飛び上がった。
「真白君!フィニッシュだ!!」
レッジが声を上げる。僕が決めろというのか。よし。
精神統一。風の力を斧に集中する。斧に白いエネルギーが蓄積される。
「ハッ!!!」
掛け声とともに上空に向かって斧を思いっきり振りかぶった。すると斧の刃の形をかたどったエネルギー体が飛んだ。エネルギー体は蠍に直撃し蠍は真っ二つになった。蠍は少し悲しそうな声を上げながら消えていった。
「本当に一件落着だな」
風也はすっきりした声で言った。
「よかった」
ほっと一息をついた。
「しかし今回は{親と遊ぶ夢}かこの内容だと収穫は0だな・・・」
「え?収穫?」
「あ、それについてはまた別の機会に話すよ。」
徐々に世界が白くなってきた。
「そろそろ時間だ」
そういった風也君の声もかすれて聞こえた。
現実世界へ戻るのは自動でやってくれるようだ。




