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神ノ夢見物語 日木ノ国編  作者: カイトーチ
序章
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視点R モウ1ツノ見覚エ

「大丈夫か」


 知らない男だ。でも助けてくれたことには感謝を。物騒な銃を持っていることには目をつむろう。


「あ、ありが・・」

「礼はいい。速く逃げろ!」


 強く遮られた。


 若干腰が抜けていたがなんとか立ち上がり逃げようとする。その間にこんな声が聞こえた。


「本格的なのは2年ぶりか。大丈夫か風也?緊張ならほぐしてやらなくもないが。」

「気にしすぎ。この日のために訓練してきたから」


 男は誰かと話している。ん?誰か?目に映る光景には男一人しかいない。目を凝らすと男の近くで緑色の球状の何かが浮いている。


(あれがしゃべっているのか?)


 しかし考えるのはここまでだ。とにかく逃げなければ。ようやく立ち上がり走って逃げる。近くの駅の駐輪場に自転車があるがそんなことは頭に浮かばない。とりあえず全速力でアパートまで走った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 30分かけて我が家へ帰ってきた。


(どうなってんの?一体・・・)


 ひとまず冷蔵庫にある買い溜めした水のペットボトルを開けがぶ飲みする。息を整える。数分間何も考えない時間が過ぎる。。。


1つ、気になったことがある。

 あの銃男が腕にしていた時計。色は違うが見覚えがある。確か上京した時にお守りとか言われて今も押し入れに埋もれているはず・・・。まだ息が少し荒いまま押し入れの中から段ボール箱を取り出す。それは意外とすんなり見つかった。値が張りそうな風呂敷を開くとそこにあったのは白い腕時計。確かおばさんがいうには、事故の後、発見されたときに大事に握っていたんだっけ?まぁあのときは死んでもおかしくなかったらしいし、お守り扱いされるのも無理はない。その腕時計を付けてみる。特に理由はない。体が勝手にそうした、といってもいいかもしれない。


 なにかざわつく。こちらに来いと言われている気がする。別に声などしていないのに。居ても立っても居られない。気づいた時には家を出ていた。

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