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神ノ夢見物語 日木ノ国編  作者: カイトーチ
第13章 ーチューリップと薔薇編ー
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視点R 異変

 人型のツクモには胸に巨大な大砲。他の部位にもあちこちに大小の砲台が装備されている。


「ふむ、だいたいこのようなものか。おや、噂の片し屋が来たようだな。」


 かなり落ち着いた様子だ。淡々と活動している様はかえって不気味だ。

 逃げ惑う人たち。しかしそれ以外は何の異変もない。


「君が六ノ宮真白か?」


 ツクモが僕を指さした。僕に用なのか?


「はい。それが何か。」

「吾輩はキャノンという。あの方からの命令を受けた。。君を処分する。」


 そういうとキャノンと名乗ったツクモは大量のイガラを呼び出した。しまった、確か近くに喫煙所があったっけ。それよりも


「僕を、処分?」

「慌てるな真白!お前はイガラの方を頼む。コイツの狙いはお前だ。俺が引き受けとく。」

「・・・わかった!」


 風也君は前進してツクモに寄る。余ったイガラを僕は相手をする。


 イガラとの相手はもう手慣れたものだ。裏さんに頼らなくても捌けるようになった。こう見えて地道に特訓をしてきたかいがある。もちろん裏さんの指導で。というか裏さんはなんで10年ほど眠っていたのに戦闘スキルが高いのか未だに不明だ。

 それよりも。イガラの相手をしながら思わず考える。


 僕の命を狙ってる?あの方って?ついつい気になってしまう。しかも見るからに強そうなやつに。

 んー-----。


「真白、危ない!!」

「え?」


 強い声の方を向く。直ぐ目の前には灰色のエネルギー弾が飛んできていた。おそらくキャノンの攻撃だろう。


「---ッ!」


 間一髪。ギリギリで避けた。エネルギー弾は直進し、体育館の柱に激突した。


(仕方ない、お前変われ!今の状態は気に食わねえ!)


 体の主導権が変わった。仕方ない。今相手をしていない敵に気を取られているようではだめだ。


 裏さんの強さはいつ見ても圧倒的だ。次々湧いてくるイガラを瞬く間になぎ倒していく。イガラが増加するペースと裏さんが倒すペース。後者が上だ。そして残り3体。最後の一撃を放つ。


 その時。



 裏さんが膝から崩れ落ちた。

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