視点C 操作
「どうだったクーラ?今回の件は。」
「どちらかといえば失敗ですね。でも今後につながる収穫はありました。」
「収穫があればそれでよい。あの男がそれほどだったということだろう。」
「お役に立てて光栄です、ザンガ様。」
私、クーラはパイプ椅子のツクモの報告をしていた。
「しかし、裏で操作していたことを感づかれてしまいました。」
そう、実はツクモが倒されたとき倉庫の外から様子を観察していたのだが見つかってしまった。
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「何しに来た?ライブなら向こうでやってるが。」
煽ってくるのはこの前の憎き相手だ。
「ええ、まあ偶然かしらね。こんなところで会うのは。」
「偶然?それは嘘だな。アイツがもってる数珠。お前も似たようなの腕に付けてるじゃないか。」
なかなか目の付け所がいいわね。
「ばれてたら仕方ないわね。ま、実験のようなものよ。」
「なあ、お前らの目的はなんだ?」
彼は斧を構え、攻撃態勢だ。
「あらあら、今回は戦うつもりはないわ。今度トドメを刺すためにね。それでは。」
戦いたい気持ちはあるのだが今回は素早く撤退した。まだ前のダメージが残ってる。でも少し時間が空けば全回復する。そのときは必ず。
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「しかし、六ノ宮真白。彼は思ったより危険な存在だな。」
「私の力を持っていますので。」
「そこでだ。キャノン。」
「は。」
キャノンと呼ばれたツクモが暗闇から出てきた。かなりゴツイ図体だ。
「お前に六ノ宮真白の抹殺を頼む。」
「かしこまりました。」
六ノ宮真白の抹殺?
「ちょっとお待ちください、ザンガ様!彼の始末は私がすると!ザンガ様もそう仰っていたじゃないですか?どうして急に…。」
まさかこの前惨敗していたから?たった1度のミスで?
「クーラ。これはゆゆしき事態なのだ。キャノン、あとは頼んだぞ。」
「御意。」
まずい。キャノンが真白を倒してしまうと、私たち姉妹の能力を取り戻せないまま消えてしまう。
一体、どうすれば?
第12章 ー完-




